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飼料環境係・中小規模畜産農家向け簡易汚泥脱水装置

更新日:2024年10月11日 印刷ページ表示

特許 第3694702号

 畜産農家の汚水を活性汚泥法で浄化処理すると、余剰汚泥の脱水分離が必須ですが、一般的に汚泥脱水機は高額で、浄化処理設備建設コストのほぼ3分の1を占めます。

 そこで、布製ろ過袋による重力脱水方式に焦点を絞り、中小規模畜産農家向けに低コストで簡易(シンプル)な簡易汚泥脱水装置を産学官共同研究により開発しました。

開発コンセプト

  • 汚泥の分離脱水が低コストで行える。
  • 「ろ過袋」は洗浄可能で、繰り返し使用できる。
  • 重力脱水方式のため、従来品より低エネルギーである。
  • 構造がシンプルであるため壊れにくい。
  • 操作が簡単で、一人でも作業ができる。
  • 底部が開くことで、固形分を速やかに取り出せる。

簡易汚泥脱水装置:写真
簡易汚泥脱水装置(市販機)

作業手順

  1. 凝集剤を添加
  2. 汚泥が凝集
  3. 袋の底を閉じる
  4. 上部から注ぐ
  5. ろ過袋で分離
  6. 袋の底を開ける
  7. 固形物を取り除く
  8. ろ過袋を洗浄し、再度利用

ろ過の様子:写真
反応槽よりろ過袋に投入袋の底部を閉じ、ろ過している様子

分離された固形物:写真
分離された固形物

ろ過前後の処理水:写真
ろ過前後の処理水

 この簡易汚泥脱水装置の製造は終了しています。

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