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令和4年度指導監査等の実施結果
県では、所管する社会福祉法人や施設等に対し、適正な運営やサービスの向上を図るため、法令等に基づく指導監査を行っています。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、県の警戒度(現「警戒レベル」のこと)の引き上げ等に伴い、実地による指導監査を中止していた期間がありました。令和4年度の実施結果は以下のとおりです。
1 指導監査等
198事業所等を検査(原則1~3年に1回)し、文書指摘216件を含む様々な改善指導を行いました。コロナ禍では短時間でより効率的な指導等を行うため、基準人員の状況、必要な手続きの不足や書類の不備及び改定後の報酬(加算)処理が適切に行われているか等、例年指導が多い項目を中心に確認を行いました。
また、指導等を中止していた期間中は、提出された資料を確認し、電話等による聞き取りを行うほか改善すべき事項を伝え、書面監査等として実施しました。
区分 |
対象数 |
実施数 |
文書指摘 |
1実施数当たり文書指摘件数 |
---|---|---|---|---|
社会福祉法人 |
84(82) |
13(22) |
19(2) |
1.5(0.1) |
社会福祉施設等 |
57(57) |
7(8) |
2(1) |
0.3(0.1) |
介護保険施設 |
170(171) |
17(19) |
9(10) |
0.5(0.5) |
介護保険居宅サービス事業所等 |
5,346(5,131) |
81(87) |
73(15) |
0.9(0.2) |
障害児(者)福祉施設 |
41(41) |
3(7) |
0(2) |
0.0(0.3) |
障害福祉サービス事業所等 |
878(856) |
27(16) |
42(21) |
1.6(1.3) |
障害児通所支援事業所 |
265(227) |
38(9) |
63(30) |
1.7(3.3) |
医療機関(病院・診療所) |
116(117) |
12(7) |
8(10) |
0.7(1.4) |
合計 |
6,957(6,682) |
198(175) |
216(91) |
1.1(0.5) |
(注1)対象数は令和4年3月末現在の県が所管する法人等。( )内は、昨年度の数。
(注2)書面監査の件数は、社会福祉法人を除く区分では実施数に含まれない。
(注3)文書指摘とは、特に不適切な事例に対して文書で指摘し、その後、県が継続的に行う改善指導の一つ。
2 監査
苦情や通報、上記指導等の結果、特に問題がある13事業所に対して監査を実施しました。その結果、3事業所が指定取消などの行政処分を受けました。主な事由は、不正請求でした。
区分 | 実施事業所数 | 監査終了 | 行政処分 | 勧告 | 文書指摘 | その他 | 翌年度継続数 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
事業所 | 件数 | 事業所 | 件数 | ||||||
社会福祉施設等 |
1 |
1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 |
介護保険居宅サービス事業所等 | 8 | 4 | 3 | 0 | 0 |
0 |
0 |
1 | 4 |
障害福祉サービス事業所等 | 4 | 3 | 0 | 2 | 20 |
1 |
1 | 0 | 1 |
合計 | 13 | 8 | 3 | 2 | 20 | 2 |
5 |
1 | 5 |
(注)その他は行政処分・勧告・文書指摘がなかったものです。
3 集団指導
上記指導を補完するため、制度解説などの研修会を開催しています。
令和4年度は集合研修ではなく、動画配信(音声付資料)等により6回開催しました。
4 令和4年度の指導監査等の実施結果報告書
指導監査の実施結果は、報告書にまとめ、群馬県ホームページに掲載しています。