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ブルーライトについて

更新日:2023年6月26日 印刷ページ表示

1.ブルーライトとは

 ブルーライトとは、波長が380~495nm(ナノメートル)程度の青色光のことです。光は波長が短い光ほど多くのエネルギーをもちます。人間の目に見える可視光の波長範囲は380-800nm程度の範囲であり、その中でもブルーライトはエネルギーの大きな波長となっています。

 近年、LED(発光ダイオード)を使用した照明機器やパソコン、スマートフォンなどLEDディスプレイを使用した機器が普及しています。これらの機器から照射される光はブルーライトを含んでおり、。その健康影響についても注目が集まっています。

2.ブルーライトの光源

 スマートフォン画面、パソコン画面、液晶テレビ画面、LED照明、太陽光など

 太陽光にもブルーライトは含まれます。ただし、太陽光は直視する必要はなく、また紫外線など防ぐために必要に応じてサングラス着用等の対応ができます。一方で特にスマートフォン、パソコンや液晶テレビの画面は、その画面を凝視することが多くなります。特にスマートフォンについては若年者も含めて一日の間に画面を凝視する時間が長く、就寝前ベッド内で画面を見ることもあり、ブルーライトの光源として注目されています。

3.ブルーライトの健康影響

 ブルーライトの健康影響については、はっきりとわかっていないこと、近年わかってきたことがあります。

わかってきたこと:睡眠サイクルへの影響

 ブルーライトは体内時間(サーカディアンリズム)に影響を及ぼすことが知られています。特に夜間までスマートフォンやパソコンのモニタを見ることは、睡眠サイクルに影響を及ぼす可能性があります。睡眠サイクルが乱れると、身体的、精神的に様々な症状を及ぼす可能性があります。

はっきりとはわかっていないこと:目への影響

 ブルーライトはほとんどが目のレンズを通過して目の網膜に到達すると言われています。動物実験において網膜への影響を指摘する報告はありますが、人間に及ぼす影響についてははっきりしていません。

4.ブルーライトを減らすためにできること

  • スマートフォンを見る時間を減らす。就寝前スマートフォンを長時間見ないようにする。
  • スマートフォン、パソコンの画面設定で輝度を減らす。
  • パソコンを長時間使用する際は適度に休憩を取る。
  • LED照明は昼光色ではなく電球色にする(昼光色と電球色を切り替えられるタイプは夜間だけでも電球色に変更する)

参考

 彩木雅彦ら、住宅照明中のブルーライトが体内時計と睡眠覚醒に与える影響―すこやかな概日リズムを保つための住宅環境照明の提案―、住総研 研究論文集No.42、2015

 厚生労働省労働基準局長、情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて(一部改正)、令和3年12月1日

 町田市医師会ホームページ、身近な医療情報 ブルーライトってなに?(https://www.machida.tokyo.med.or.jp/?page_id=3321)

一般財団法人京浜保健衛生協会、京浜保健便り、18.ブルーライト(2017年10月13日)(https://www.keihin.or.jp/48/)