本文
令和6年度 中部教育事務所 指導の基本方針
更新日:2024年5月2日
印刷ページ表示
「“温かい学級”で子供たちが生き生きと学べる学校・園づくり」の実現に向けた指導の基本方針を紹介します。
令和6年度中部教育事務所指導の基本方針 (PDF:788KB)
“温かい学級”で子供たちが生き生きと学べる学校・園づくり
組織力 子供たちを「チームで育てる」学校・園づくり
- 校・園長の学校ビジョンの明確化と全教職員の共通理解による学校組織体制の強化
- 「自分で考えて、自分で決めて、自分で動き出す」子供たちを育成するための教育活動の充実
- 教職員が喜びや悩み、課題を共有し、意欲をもって校務にあたれる風通しのよい職場環境づくり
学級力 学校・園が楽しく、「安心感・充実感」が得られる“温かい学級”づくり
- 子供一人一人にとって安心・安全な居場所づくりの構築
- お互いの個性や多様性を認め合い、発揮し合える学級風土と人権感覚の醸成
- 子供一人一人のよさや違いを大切にした指導の充実と教職員と子供・保護者との信頼関係の構築
授業力 主体的・対話的で深い学びに基づく「子供主役の授業」づくり
- 子供の実態把握と指導事項を明確にした単元構想の作成
- 主体的・対話的で深い学びの実現に向けた「個別最適な学び」(子供一人一人に合った柔軟な支援)と「協働的な学び」(協働してよりよい学びにつなげる支援)の一体的な充実
- 「目指す子供の姿」を明確にした問題解決的な授業づくりと、学ぶ姿の見取りに基づく「指導と評価の一体化」の充実
- 子供の思考を促すための発問(問い返し、揺さぶり)や、考えを引き出す、つなぐなどのコーディネート力の向上
非認知能力の育成
・授業や学校行事等の学校教育において、子供の非認知能力(主体性・粘り強さ・自己調整力等)が育まれるような環境の設定、意識付け、教師の関わりを組織的に行いましょう。
生徒指導教育相談
- 学校・学級が楽しく、安心感・充実感が得られるような居場所となるよう工夫しましょう。
- SC・ SSW・関係機関との連携や SOS の出し方に関する教育の推進を通じて、いじめや不登校の未然防止、ヤングケアラーの早期発見に努めましょう。
健康教育体力向上
- 心身の健康の保持増進に向けて、子供自ら、正しい判断・行動ができるような指導・支援に努めましょう。
- 自校の体力向上計画に照らして、運動することを楽しみながら身体活動量の増加を図りましょう。
道徳教育人権教育
- 指導の意図を明確にし、子供と一緒に考える姿勢を大切にしましょう。
- 教室環境・言語環境等の常時指導を徹底し、子供一人一人を大切にしている学校風土を醸成させましょう。
特別支援教育
- コーディネーターを中心に、通常の学級も含め気になる子供について校内で共有し効果的な指導・支援を行いましょう。
- 「個別の指導計画」「個別の教育支援計画」を確実に引継ぎ、支援の継続性の確保に努めましょう。
特別活動
- 学校行事や異年齢集団活動、学級活動等を通じて子供の自発的、自治的な活動を促し、自己肯定感・自己有用感を高めましょう。
- 集団での話合いを大切にし、「合意形成や個人の意思決定」のよさ・大切さを実感させましょう。
キャリア教育
・子供が将来に不安を感じたり、学習する意義を見いだせなかったりすることがないよう、各教科や領域の特質を生かした指導やキャリア・パスポートの活用を工夫しましょう。
外国人児童生徒教育
・子供の学習や生活の状況を見取り、将来の展望を見据えて組織的・継続的に支援できる体制を整えましょう。その際、「ぐんまの外国につながる子供たちの学び応援サイト ハーモニー」(2次元コード参照)も積極的に活用しましょう。