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教育あがつま HOT NEWS 第33号

更新日:2013年3月21日 印刷ページ表示

吾妻のニューフェイス(3)~採用後一年を経ての声~

採用となっての日々を振り返って

中之条町立中之条中学校 教諭 小林 洋一

 初任者として中之条中学校に赴任して、一年が過ぎようとしています。長年の夢を叶え、新たな気持ちでスタートしたのが、昨日のことのようです。この一年、子どもたちの様子を伝えられる学級通信づくりができました。これからも子どもたちの様子を伝えるとともに、家庭と連携した「あったかな学級作り」を目指していきます。また、数学の授業では、数学的な発想が飛び交う授業作りを目指して、精進 していきます。今後とも皆様のご指導、宜しくお願いします。

写真:10月2日 初任者研修
10月2日 初任者研修

大切なこと

東吾妻町立原町中学校 教諭 奈良 寛嗣

『三十にして立つ』有名な言葉通り、この一年は立ち上がるためにあったと感じています。大げさではなく、毎日が研修でした。今年度で学んだことは、今後の教員人生での大きな影響となると考えます。お世話になったすべての方に感謝いたします。大切なことは、学び続ける気持ちを忘れないことだと再確認できました。立ち上がったその後、どの方向に進むのかも、自ら学び続けることで決めていかねばならないと感じています。

一年間を振り返って

東吾妻町立坂上小学校 教諭 篠原 真理

初任者としての生活がスタートし、もうすぐ一年が経ちます。振り返ると、新しいことばかりで、戸惑うことが多かったですが、周りの先生方の支えのもと、ここまで過ごしてくることができました。そして、大好きな子どもたちと過ごせることが本当に幸せです。まだまだ未熟で、至らない点も多いので、これからも周りの方々に教えていただきながら、大好きな子どもたちと一緒に成長できるよう一生懸命頑張りたいと思います。

写真:10月2日 初任者研修 
10月2日 初任者研修

新規採用養護教員研修を終えて

中之条町立名久田小学校 養護教諭 川畑 明子

 この一年を振り返ると、目の前のことで精一杯で自分の未熟さを感じることが多かったように思います。仕事で悩むこともありましたが、指導の先生や名久田小の先生方、そして何より子どもたちの笑顔に支えられ、毎日笑顔で仕事をすることができました。子どもたちの笑顔と健康を守るために、常に学ぶ姿勢をもっていきたいです。たくさんの人にお世話になっていることを忘れず、養護教諭として一歩一歩成長していきたいと思います。

言語活動の充実~ 吾妻郡内での授業実践と指導のポイント~

 HOT NEWSの前号では、「教科をつなぐ言語活動~思考力・判断力・表現力の育成を目指して~」と題し、「言語活動の充実」について簡単に示させていただきました。本号では、今年度の吾妻郡内における実践事例をそのポイントと共に紹介いたします。

言語活動の質を高めるための4つのポイント

(吾妻教育事務所ホームページ「新学習指導要領の趣旨を生かした授業づくり」より)

ポイント1 子ども自身の考えの根拠を明確にさせましょう。
ポイント2 子ども自身の言葉で表現させましょう。
ポイント3 手だてや場など、交流の仕方を工夫しましょう。
ポイント4 何を考えたり、話し合ったり、表現したりするのか、交流の視点を明確にしましょう。

国語科学習指導案

《育成をめざす言語能力》

  • 目的に応じて、中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え、文章を読むこと。【読むこと(1)イ】
  • 目的や必要に応じて、文章の要点や細かい点に注意しながら読み、文章などを引用したり要約したりすること。【読むこと(1)エ】

授業研究の視点

 「読むこと」における説明的な文章の学習で、段落の順序や関係をグループや全体で話し合う場面に「段落パズル」を使って自分の考えを説明したり相手の考えを聞いたりする活動を取り入れれば、児童は視覚により効果的に新しいことに気付いたり、既習の知識を深めたりして、段落同士の関係や役割を理解することができるであろう。

1 単元名 2説明の仕方について考えよう(読む)
「アップとルーズで伝える」中谷 日出  (国語 四下 はばたき 光村図書)

4 本時の学習(本時は全8時間中の4時間目)
(1)本時の学習のめあて 文章の大まかな構成を知り、段落の関係や役割が分かる。
(2)準備・資料等 段落パズル(個人用22・掲示用1組)・学習プリント・文鎮・ワークシート

学習活動一覧
学習活動 学習活動への支援(留意点等) 時間 評価項目(方法)
1本時の学習のめあてを確認する。
・力を合わせて段落パズルを完成させよう。
  • いつもの学習スタイル、個人→グループ→全体という形態で話し合うことを知せ、見通しをもたせ、安心感を与えるようにする。
  • 前時において一般的な「パズル」の実物を見せ、やりかたのこつを考えておくようにする。

5分

 
2「段落パズル」のやりかたをつかむ。 ・考えてきたことなどをもとに、パズルの上手なやり方を発表させ、子どもの言葉を生かして板書する。
【予想される発言】
アはじをみつける(最初と最後の段落をさがす)
イ似たものを集める(似た言葉や内容を集める)
ウ実際にはめてみる(実際につなげて読んでみる)
(児童の気付き、言葉を生かしてやり方のポイントを示しています。 ポイント2)

5分

 

3 個人で「段落パズル」を並べる。
・「パズル」を並べながらワークシートに段落の順番や説明を書く。

 

  • アイウをポイントに並べるよう確認する。
  • ワークシートに書き方の例を載せておく。

【書き方例】
アA番は…なので最後になる。
イB番は…なので最初の方
ウC番とD番は~という言葉があるので近い。
エE番とF番は続けて読むと…だからつながる。
オ~という言葉は…のことを指すからG番とH番はつながる。

  • 考える時間を十分確保する。
  • ヒントカードで個別支援を十分に行う。
  • 次のグループ活動で積極的に発言できるように、なるべく多くの説明や疑問点を書かせる。
  • 接続語や指示語に着目させたり、キーワードやキーセンテンスに着目させるようにする。
    (一人一人が自分の考えをもち、その根拠を明確にできるようなワークシートを準備すると共に、ヒントカード等で支援をしています。 ポイント1)
    (個で考える時間を十分とった上で、グループ→全体→個に戻すという交流が時間内にスムーズに進むよう、時間設定、発問等の手だてを工夫しています。 ポイント3)

10分

 

読むこと
A 8割以上の段落の関係や役割について理由を明らかにしてわかりやすく説明している。
B 5割程度の段落の関係や役割について、理由を明らかにして説明している。
(ワークシート・発言)
4 グループで「段落パズル」を並べる。
・段落の順番や関係についてグループで話合い、説明を学習プリントに書く。
  • 的を射た、効率のよい話合いになるように、意図的に班の編制や役割を決める。
  • 板書した3つの視点にもとづき、自分のワーク シートを使って根拠を挙げながら話し合うよう確認する。
  • 全体での話合いで説明ができるよう、よい意見や疑問点は話合いをしながら学習プリントに記入するようにさせる。
    (発問や学習プリント等工夫し、何を話し合うのか交流の視点を明確にしています。 ポイント4)

15分

 

~以下まとめは省略~

これら4つのポイントのほか、子どもたちの興味関心意欲に沿って活動を工夫したり、見通しを十分もたせてから個別追究させています。

教育あがつまHOT NEWS 第33号の印刷はこちら。(PDFファイル:1005KB)

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