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平成30年度PTA指導者研修会
1 趣旨
地域におけるPTA活動を振興するため、単位PTAの新役員を主な対象に、PTA活動のあり方や青少年の健全育成を図るための地域活動のあり方等についての研修を実施し、PTA活動の充実と指導者としての資質の向上を図る。
2 期日
平成30年6月16日(土曜日)
3 場所
中之条町ツインプラザ
4 日程
- 13時00分 開会行事
- 13時15分 実践発表
- 13時45分 ぐんまの家庭教育応援条例・ワクわく子育てトーキング説明
- 14時15分 講演・質疑応答
- 16時00分 閉会
5 講師紹介
群馬大学大学院教育学研究科教職リーダー講座
教授 懸川 武史 氏
昭和56年に教職に就く。
平成元年度より4年間群馬県総合教育センター教育相談課研修員・研究員。
平成10年度より7年間同教育相談課指導主事・グループリーダー。
平成13年より群馬大学教育臨床総合センター客員教授を兼務。
平成17年度より館林市立第五小学校校長。
平成20年度より現職。
6 問い合わせ・申込
連絡先
吾妻教育事務所 生涯学習係 まで
7 実施報告
(1)実践発表「長野原町立東中学校PTA」
長野原町立東中学校PTAは平成29年度、群馬県教育委員会より優良PTAとして表彰されました。
生徒数の減少によるPTA会員数の減少が顕著であり、本年度に向けてPTA組織の見直しを図り、役員の選出方法や委員会などの専門部や事業の統合等を計画的に実施してきた様子をお話しいただきました。
同様の悩みを抱えるPTAにとって、とても参考になる実践発表でした。
長野原町立東中学校PTAの発表の様子
(2)行政説明
「ぐんまの家庭教育応援条例・ワクわく子育てトーキング説明」
吾妻教育事務所 社会教育主事 土屋 学
行政説明の様子
(3)講演 「PTAにおける家庭教育支援について」
懸川氏には、ぐんまの家庭教育応援条例・ワクわく子育てトーキングの作成に御協力いただいていますので、条例が生まれた社会的背景や家庭を取り巻く環境、ここから発生する家庭教育にかかわる問題などをご説明いただきました。
現在作成されている「ワクわく子育てトーキング~親の学びプログラム~」を体験すれば問題が解決されるわけではなく、このプログラムを活用し、バーチャルな世界で気付き、演じて、自分のルーチンを身につけることで、現実場面で解決できるようになっていくことを狙っている。課題解決に向け、ロールプレイで疑似体験をしたり、知識を得たりすることが現実場面の事前トレーニングになる。
とのお話でした。「多様性を認め合う集団づくり」「支援のコミュニティーを作ること」が親の学びプログラムの真の目的であることが分かりました。
講演の中では実際にグループを作り、ロールプレイを行いました。
懸川氏講演の様子
ロールプレイの様子
(4)参加者の声
- 子育ての孤立は幼稚園に上がる前から起きている。地域のコミュニティ作りが必要。
- 親も教育について学ぶ場が必要だと思った。
- 家庭教育に決まった答えはない。互いに悩みを話し合うことが大切だと言うことが身をもって分かりました。
- 仲良しグループは価値観が狭くなる心配があるので、多様性を認め合う集団作りが重要である。
- ロールプレイは新たな発見があり大変勉強になった。