本文
平成27年度 地域と学校のパートナーシップ推進フォーラム
1 趣旨
社会の急速な変化や子どもを取り巻く様々な問題に適切に対応していくには、地域の子どもは地域で育てる意識の醸成を図っていくことが強く求められている。そこで、学校教育、社会教育、関係団体、行政等の関係者が、地域の教育力の向上や学校・家庭・地域の連携についての共通理解を図るとともに、実践に向けた協議等を行う目的で、本事業を実施するものである。
（本研修会は「放課後子ども教室教育支援活動関係者等研修会第2日目」、「学校支援センター推進研修会の第2日目」を兼ねて実施します）
2 主催
群馬県教育委員会
3 共催
吾妻郡社会教育委員連絡協議会
吾妻郡社会教育振興会
4 主管
吾妻教育事務所
5 期日
平成27年11月30日（月曜日）
6 会場
東吾妻町コンベンションホール（岩櫃ふれあいの郷 内）
7 内容
（1）講演
「トライアングルで子どもを育てる～家庭・学校・地域が一体となって～」
講師 ： 千葉敬愛短期大学 学長 明石 要一氏
（2）事例発表
「学校との連携について」
- 吾妻地区更生保護女性会
- 中之条人権擁護委員協議会
8 日程
13時00分 受付
13時30分 開会行事
13時40分 講演会
15時30分 事例発表
16時00分 閉会行事
9 問い合わせ・申込
この大会は、群馬県民カレッジ登録講座になります。
入場無料ですので、当日直接会場にお越しください。
受講手帳をお持ちの方は受付までお申し付けください。
地域と学校のパートナーシップ推進フォーラムチラシ
10 実施報告
（1）講演「トライアングルで子どもを育てる～家庭・学校・地域が一体となって～
明石先生の講演では、地域や家庭さらには学校が変わりつつある中で、子育てやその支援のあり方も変化してきていることを数十年前と現代を比較しながらわかりやすくを説明してくれました。そして現在の社会状況の中で子どもたちの生き方や考え方をよりよい方向に導くために、学校・家庭・地域が連携してそれぞれの役割を認識し、しっかりと結びつくことが重要であるとお話しいただきました。
また、講演でのキーワードは「ナナメの関係」＝「親戚や地域との繋がりを子どもに持たせる」であり、吾妻郡内の地域の活性化や健やかな子どもの成長を支援するために、学校・家庭・地域は何をすべきかについて多くのご示唆をいただきました。
最後に吾妻の地で「2つの風と1つの色（家風・校風・地域色）」を内外に示すことが重要であり、家庭と学校と地域がトライアングルとなって様々な連携・協力を進めることで、地域の活性化と健やかな子育てが実現するとお話しいただきました。
明石先生の講演は大変好評でアンケートでは、次のような感想を参加者から頂きました。
- 今の教育に何が求められているのかを様々な視点から具体的に提案していただきとても参考になりました。共感できる内容ばかりの講演でした。
- 地域の力の大切さをしみじみ考えさせられました。
- とても参考になる講演でした。聞いただけで終わるのではなく、実行・実践していくことができるといいと思います。
- 講演会ではとても大切なことを話していただきました。地域の大人として今後、たくさんの子どもたちと係わっていければ良いと考えています。
- 地域の一員として本日の講演を心にとめ、地域での様々な活動に生かしていきたいと思います。
明石先生の講演の様子1
明石先生の講演の様子2
（2）事例発表「吾妻地区更生保護女性会の取組」
吾妻地区更生保護女性会の取組の発表では、会長の谷光子氏から更生保護女性会の成り立ちから、年間の取組の様子を詳しく説明していただきました。
「社会を明るくする運動」の取組では地域の関係団体や学校との連携を進めながら地域への積極的な参加をすることの大切さをお話しくださいました。
（3）事例発表「中之条人権擁護委員協議会の取組」
中之条人権擁護委員協議会の取組の発表では、子ども人権委員の新井ひろみ氏から「子ども人権教室」についての詳しい説明がありました。吾妻郡内の小中学校で人権に係わる出前授業や人権講話を行い、子どもたちの人権感覚の高揚と啓発活動の重要性について実践写真を交えてお話しくださいました。
吾妻地区更生保護女性会の発表の様子
中之条人権擁護委員協議会の発表の様子
事例発表していただいた、吾妻地区更生保護女性会と中之条人権擁護委員協議会の取組ついても、地域で積極的に子どもたちの健全育成や健やかな成長を願う気持ちが行動の源になって活動している様子が伝わるすばらしい発表でした。
