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平成29年度学校支援センター推進研修会
1 趣旨
学校支援センターにおいて、ボランティア活動を調整するコーディネーター等の養成や資質向上及び学校支援ボランティア活動の一層の充実と事業の推進を図るための研修を実施し、学校支援センターの活性化を図る。各校のPTA本部役員、町村教委担当者の参加によって、さらに学校支援における積極的な参画を促す。
2 期日
平成29年5月18日(木曜日)
3 場所
東吾妻町あづま農村環境改善センター 多目的ホール
4 日程
14時00分 開会行事
14時10分 講演『「学校・家庭・地域」の連携と学校支援地域本部事業』
講師 NPO法人スカイ学校支援ネットワークセンター 理事長 森本 芳男 氏
(15時20分 休憩)
15時35分 町村別班別協議<ワークショップ>
テーマ「これからできそうな、学校支援」
16時15分 指導・講評
16時25分 閉会
5 講師紹介
森本 芳男 氏
- NPO法人スカイ学校支援ネットワークセンター 理事長
- 昭和48年より江戸川区立葛西第三中で教職につき、平成8年墨田区立墨田中・本所中・両国中と、12年間校長職を歴任。
- その間、文部科学省中央教育審議会委員、学習指導要領改善協力者委員を歴任。また、経済同友会、日本IBM,GEなど地域や企業等と連携した教育活動を積極的に進める。
- 平成21年墨田区教育委員会から学校支援地域本部の開設を依頼され、6年間事業を推進。
- 平成27年度よりNPOスカイ学校支援ネットワークセンターを設立し、理事長としてその活動を継続、展開中。
6 実施報告
講演
「学校・家庭・地域」の連携と学校支援地域本部事業
講師:NPO法人スカイ学校支援ネットワークセンター 理事長 森本 芳男 氏
はじめに、墨田区における「学校・家庭・地域の連携」のための、学校支援地位本部立ち上げの経緯から、ご紹介いただき実際の支援活動について紹介いただきました。
(当日の講義資料より抜粋)
<特色あるシステムで学校を支援する>
- 支援内容を教育活動に特化
- 組織的・計画的・継続的な展開
- 主たる支援内容は、学習指導要領に対応した出前授業
- 活動の効率性・有効性
- 外部人材にとって…公的な後ろ盾のもと、生き生きと支援活動ができる
- 各学校にとって…事務手続きが少なく、教育委員会が動いてくれる
- 特色ある学校経営につながる
<学校の実情に合った方法と内容で、手配から実施までが簡便に行える>
- 学校支援の出前授業メニューは350種類以上
- メニューは、教科、分野ごとにまとめられ、一覧表となっている
- 派遣する講師に対して、事前研修を行い、立ち居振る舞い方や、授業の組み立て方などを指導している
学校へ、支援を押しつけることなく、学校の学習活動に寄り添う姿勢が、学校や家庭からの講評を得ていることが分かりました。
また、地域や企業等の架け橋としての役割を担うまでに成長し、今後より一層発展していく予感を感じさせるものでした。
全ては子どもたちの「生きる力」を培うために、森本先生のご活躍は続いていきます。
郡内の各学校支援センターでは、これまで取り組んできた取組の一層の充実や、改善へ向けてのヒントとなる内容でした。
森本先生 講演の様子
(1)班別協議(ワークショップ)
『これからできそうな、学校支援』
指導・助言 NPO法人スカイ学校支援ネットワークセンター理事長 森本芳男 氏
後半の班別協議では、町村別に分かれて、教育委員会・学校関係者、小学校、中学校のメンバーでグループをつくり、それぞれの地域における学校支援センターの現状や課題についてワークショップ形式で協議を進めました。さらに、前半の講演を受けて、これからできそうな学校支援活動について意見を出し合い、取り組みを探りました。
ワークショップ1
ワークショップ2
(2)参加者の声
- 事業所の方だけでなく、地域が気軽に活動に入れるようにでるといい。参考になった。
- おもしろかった。講師の先生が楽しんで仕事をしている様子で、活力をもらった。また、活動の動機がすばらしい。たくさんの企業が賛同しているのがよい。
- 学習指導要領にプラスする、体験的な活動がよい。
- ネットワークの役割がよい。企業、学校間にあるのはとても素晴らしい。
- 学校の教育課程で取り入れ、長期間の支援は難しいと思うが、単元により書道家や美術家などに来てもらうことは可能だと思う。
- 学校の先生だけでは負担が大きすぎる。そこへ地域が一体となるのはよい。本校では、収穫体験と地域住民が一体となったものがあってよかった。さらに、企業の活動も加わればよりよいと思う。