本文
子どもの救急ってどんなとき?~救急車を呼ぶ時
更新日:2011年3月1日
印刷ページ表示
こんな時に救急車を利用して下さい
- けいれんが止まらない
- 呼吸が極めて困難になっている
- 激痛(腹痛・頭痛)がある
- 意識がない
- 出血が止まらない
救急車の呼び方
「119番」に電話すると…
- 「火事ですか?救急ですか?」と聞かれます。
→ 「救急です」とはっきりと答えて下さい。 - 続いて消防署から聞かれることに簡潔に答えて下さい。
- 「どうしましたか?」
→ 「子どもが頭を打って意識がありません」 - 「住所、名前は?」
→ 「前橋市○○町○○丁目、赤城花子です」 - 「来て欲しい場所は?」
→ 「○○○公園の鉄棒です」 - 「目印になるものはありますか?」
→ 「近くに○○書店があります」
- 「どうしましたか?」
応急処置などを指示されたらそれに従います。(人工呼吸、心臓マッサージ等)
「人工呼吸・心臓マッサージ」は、下を参照して下さい。
携帯電話で救急車を呼ぶときは、所在地を確認すること、目標となる建物などを伝えること、高速道路の場合は上りか下りかの車線を伝えることを心がけましょう。
人工呼吸・心臓マッサージ(胸骨圧迫)
意識がない。肩をたたく、足の裏をたたくなどしても反応がない。呼吸を(ほとんど)していないとき。
- 救助者が二人いれば手分けをし、1人は直ちに心肺蘇生法を行う。
- 助けを呼び、「119番通報」と「AEDの手配(近くにあれば)」を手分けして行うよう依頼する。
救助者が1人の場合は、「119番通報」を最優先に。 - 続けて心肺蘇生法を行う。
心肺蘇生法(CPR)
(心臓マッサージ30回と人工呼吸2回の繰り返し)
乳児(1歳未満)
- 乳首を結んだ線の中央から足側に向けて人差し指~薬指を並べる。人差し指、中指で圧迫。
1分間に100回以上のテンポ、深さは約4cmで、30回の心臓マッサージを行う。 - 口と鼻の両方を大人の口でおおい、1秒かけて2回の人工呼吸。
吹き込む量は、胸が軽く膨らむ程度。
この組み合わせを、くり返し続ける。
小児(1歳~)
- 乳首を結んだ線の中央か、やや下を、両手の手のひらの付け根で圧迫する。
1分間に100回以上のテンポ、深さは約5cmで、30回の心臓マッサージを行う。 - 子どもの鼻をつまんで、口を大人の口でおおい、1秒かけて2回の人工呼吸。
吹き込む量は、胸が軽く膨らむ程度。
この組み合わせを、くり返し続ける。
人工呼吸・心臓マッサージの方法については、最寄りの消防署、保健福祉事務所、市町村保健センター、日本赤十字社群馬県支部<外部リンク>にお問い合わせください。
ポイント
- 119番司令室の指示に従って、落ち着いて対処。
- 人工呼吸ができない場合は、心臓マッサージを続ける。
- 心臓マッサージは、押す場所、テンポ、深さが大切。
- 途中でやめない!救急隊が着くまで、または呼吸や仕草が回復するまで続ける。
- 二人いれば、交代しながら続ける。