平成30年度教育委員会運営方針

基本方針

　人口減少と人口構成の変化に加え、急速な技術革新やグローバル化の進展が地域社会に様々な課題をもたらし、教育をめぐる状況も変化しています。
　こうした中、教育委員会では群馬の未来を担う人づくりを着実に推進するため、第2期群馬県教育振興基本計画の基本目標「たくましく生きる力をはぐくむ～自ら学び、自ら考える力を～」の下、新学習指導要領等の趣旨を踏まえ、次の7つの基本施策に沿った取組を展開します。また、自殺の防止や子どもの貧困対策といった全庁的な課題にも取り組みます。

7つの基本施策

1．時代を切り拓く力の育成

　子どもたちがそれぞれの人生設計を描けるように、社会的・職業的自立に必要な能力を育成します。
　郷土に関心を持ち、群馬で生まれ育ったことに誇りと愛着を持つ子どもを育てます。
　自国の文化を深く理解した上で、他国の文化や社会情勢等に興味・関心を持ち、理解しようとする姿勢や、豊かな語学力の育成により、グローバル化に対応した教育を推進します。

2．確かな学力の育成

　基礎的・基本的な学習内容の定着を図るとともに学習意欲を高めます。
　探究的・発展的な学習により社会へ参画する力を育成し、自らの力で課題解決できる子どもを育てます。
　外国語教育・理数教育の充実、言語能力の確実な育成などを含んだ、新学習指導要領に対応し、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善を推進します。

3．豊かな人間性の育成

　道徳の特別の教科化等を踏まえ、自他を大切にする心や自己肯定感を育むとともに、規範意識を高めます。
　生命の大切さを理解し、夢の実現に向けて前向きに生きる力を育成します。
　いじめ防止に努め、良好な人間関係を築く力を育成します。
　本物の文化芸術や自然に触れることにより豊かな感性を育成します。

4．健やかな体の育成

　心身の健康を保持増進し、群馬の未来を担う明るく元気な児童生徒を育むため、体力向上
に向けた取組や、食育を推進します。

5．信頼される学校づくり

　各学校の特性を活かした質の高い教育を推進し、地域社会との信頼関係を深めます。
　子どもたちとしっかり向き合うため、教職員の多忙化解消や、互いに高め合う職場づくり、資質の向上を推進します。
　特別支援学校の小学部から高等部までの教育環境を整備し、一人ひとりの障害の状態や発達段階等に応じた教育と就労支援を推進します。
　高校教育の一層の質的充実を図るとともに、学校・学科等の適正な配置等について検討を進めます。

6．安全・安心な学びの場づくりと防災・危機対応能力の育成

　学校の施設整備や、防災・防犯、交通安全対策、就（修）学支援等、安全・安心な教育環境を確保します。
　災害や交通事故等から自分自身や周りの人を守る力を育成します。

7．地域の教育力の向上と生涯学習社会の構築

　家庭・地域と連携した幼児教育を推進します。
　市町村や民間団体と連携して家庭教育を支援します。
　学校・家庭・地域・ＮＰＯなどの連携・協力体制を構築し、社会教育や生涯にわたる多様な学びを推進します。

平成30年度教育委員会運営方針（PDFファイル：93KB）

施策体系及び主要事業（PDFファイル：291KB）