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平成30年度第1回図書館協議会の開催結果について
更新日:2018年9月25日
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1 日時
平成30年7月25日(水曜日)13時30分~15時00分
2 開催場所
県立図書館3階研修室
3 出席者
委員10名、事務局10名
4 傍聴人
なし
5 議事
- 群馬県立図書館の運営状況について
- 平成30年度群馬県立図書館事業計画について
- 群馬県立図書館サービスの評価について
主な意見等
(委員)
- 職員構成の中で、司書資格を持った職員は増えているのか、減っているのか。あるいは、司書資格をもった職員をどのような基準で採用しているのか。
(事務局)
- 今現在、司書資格を持つ職員数は17人で、この内3人がここ数年の間に資格を取得している状況である。現在の図書館職員は、県庁の行政職として採用された者、それと学校事務職として採用した者の二種類で構成されている。学校事務職で入った職員が学校事務をやりながら司書の資格を取得して、希望して図書館に異動してくる場合もあれば、また、学校事務職の職員が県立図書館に来てから司書資格を取得する場合もある。そして、図書館には正規職員以外に嘱託職員や臨時職員も勤務しているが、これらの職員も司書資格の有無に関係なく幅広く採用しており、昨年も司書資格のない嘱託職員・臨時職員が自主的に資格を取得している。
- 図書館で仕事をする上で司書資格があることは大変重要なことであるが、司書資格さえ有ればいいということではないと思う。幅広い本の好きな人が図書館に勤務して、司書の資格の重要性を認識して取得するというのが一番望ましいと考えており、採用した職員の中から自主的に司書資格を取得するというような形が増えていくことを期待している。
(委員)
- 予算が限られた中で市町村への支援は、具体的にはどういった形で進めていくのか。
(事務局)
- 前橋市や高崎市のような規模の大きな図書館では、利用者ニーズの高い小説などの文学作品をかなり購入している。県立図書館が市立図書館と同じような文学作品を購入してしまうと、税金の無駄遣いと言われかねないため、県立図書館では、市立図書館では購入しないような、専門的な図書や高価な図書を購入するなど、役割分担を明確にして取り組んできた。しかし、県立図書館は前橋や高崎のような都市部の人たちのためだけではなく、人口数千人の小さな町村の人たちも対象として考えていかなければならない役割がある。小さな図書館では都市部の大きな図書館で買える文学作品も実は買えないため、そこの地域の人たちは、遠くにある大きな図書館に行かないと借りられない。したがって、前橋市民から見たら二重になるような文学作品や実用書などの図書でも、小さな町村の図書館が持ってないのであれば、今まで以上に県立図書館で手厚く買うようにして、相互貸借を利用して小さな町村の図書館でも使えるようにしたいと考えている。県立図書館は前橋市にあるが、前橋市民のためだけの図書館ではなく、全ての県民のための図書館であるということで対応している。
(委員)
- 個人が所有する資料や書籍にも貴重なものがたくさんあるが、それらを公共図書館で受け入れてくれるサービスはあるのか。
(事務局)
- 個人等が所有する図書を公共図書館で受け入れる場合、その作業に要する人員体制を整備しなければならず、現状ではなかなか難しい状況にある。民間ではいろいろな形で本のリサイクル活動が行われているので、そういった機会を幅広く利用していただければと思う。
(委員)
- 県立図書館では様々な事業に取り組んでいるようだが、県民のニーズを集めるために、どのような取り組みをしているか。
(事務局)
- 県立図書館では、いろいろなイベントを企画して実施しており、メディアの記者の方から取材を受けるが、ただ単に取材を受けるのではなく、記者の方と意見交換をするなどして、様々なヒントや情報をいただいている。また、図書館をよく利用する方から、様々な機会を通して、ご意見を伺うようにしている。
(委員)
- 視聴覚資料のフロアが何年か前に三階から一階に移ったが、この経緯をお聞きしたい。
(事務局)
- 以前は1階に一般図書のカウンター、雑誌のカウンター、児童図書のカウンターがあり、2階に郷土資料研究のカウンター、そして3階に視聴覚資料のカウンターがあった。人員体制の関係でこれらの5つのカウンターを運営することが難しくなり、3階の視聴覚資料のカウンターを1階に移し、一般図書のカウンターで対応することになった。
(委員)
- たくさんある図書の中から、どれを捨て、どれを保管するか、将来的にどれくらいの期間書庫に保管しておけばよいか、これが一番司書の力が必要とされる部分であるが、公共図書館ではこの辺のレベルが落ちているのではないかと思う。司書の年代層によっても本に対する考え方が違っているようだが、県立図書館には図書の廃棄に関してもリーダーシップを発揮していただきたい。
(事務局)
- 県立図書館では、昨年度初めて外部書庫を一カ所設置し、今年もまた一カ所確保した。館内に保管していたレコードを外部書庫に移し、空いたスペースを図書の保管に充てている。郷土資料は廃棄せずに必ず保管する方針であり、市販の本や継続購入している雑誌もできるだけ保存するように努力している。今後も書庫のスペース確保のため、外部書庫の設置を検討していきたいと考えている。
(委員)
- 県立図書館は社会教育施設の一つとして様々な連携を深めていくということだが、例えば去年と比べて今年度はどのように連携を進めていくのか。
(事務局)
- 前橋市内の各公民館には市立図書館の分館があるが、その公民館側からビブリオバトルを地域住民参加型でやりたいという話がきている。地域で活動する団体とも積極的に連携協力することにより、図書館の活性化に努めている。例えば、3年前からガン患者の会の展示や相談を県立図書館で定期的に実施している。こうした活動を通して、県立図書館にある本の価値が見直されたり、本の利用が促進され、図書館の社会教育施設としての利用価値が福祉に携わる人たちにも認識されてきたと感じている。
- 現在、高崎の近代美術館でウィリアムモリスというイギリスのデザイナーの壁紙、木版などの展覧会が行われているが、当館ではその展覧会に合わせて、1階の入口ホールでウィリアムモリスに関連する図書を展示しているが、大変好評を得ている。美術館や天文台など他の社会教育施設と連携し、相互の施設が活かされるよう、四季折々の企画展示を実施していきたいと考えている。
(委員)
- 図書館等職員研修は学校の図書館指導員にも勉強になる研修内容であると思うので、新しい内容を取り入れながら、もう少し学校にPRすれば、参加者の実績は伸びると思う。
- 図書館は社会教育施設でもあるが、例えば本と音楽を一緒にした取り組みなどは実施しているか。
(事務局)
- CDコンサートや大人のための読み聞かせなどのイベントを実施している。また、図書館は中高年者が昼間多く利用するので、中高年者を対象にしたCD落語コンサートを計画している。これは、落語を聞くとともに、その話にまつわる江戸文化を学ぶ講座になる。これからは、本と関連させていろいろな企画を実施していきたいと考えている。
(委員)
- 学校支援図書の29年度の貸出実績の内訳を教えて欲しい。
(事務局)
- 学校支援図書の29年度の貸出実績は、小学校が3696冊、中学校が799冊、高校が884冊、特別支援学校が20冊、その他群馬大学やボランティア関係に506冊である。
(委員)
- 県立図書館の近くには、みずき中、城東小や自治会があるが、県立図書館と連携交流して草の根で何かできれば、地域の活性化にもなるかと思う。
(事務局)
- みずき中学には立派な図書館がある。一般の図書館と比べても、本がよく整備され、探しやすく、もしこれだけレベルの高い図書館が各学校に備われば子ども達の図書環境も大きく変わると思う。
(委員)
- 評価基準がちょっと厳しいと思う。評価基準のラインはもう少し下げた方がよいのではないか。県立図書館は様々な事業に柔軟に取り組んでいるのだから、それに対応して柔軟に評価される評価基準を適切に考えて欲しい。
(事務局)
- 特に自主規制しているわけではないが、今後検討していきたい。
(委員)
- 県立図書館では様々な図書館職員研修を企画しているが、学校の非常勤の図書職員にとっては、参加したくても参加できない状況がある。市町村によって温度差もあるが、非常勤職員は旅費が出ないため、正規職員の出張に同乗する形でないと参加できないことが多く、もう少し工夫する必要があると思う。こういう形であれば出張できるという具体的な形を示していただけるとかなり参加が増えるのではないか。
(事務局)
- 一つの学校で教諭と一緒であれば正規職員でない図書職員が参加できるのであれば、今後のやり方の中で検討していきたい。
(委員)
- 人を動かす、図書館に人が集う起爆剤を持っていることは素晴らしいと思う。落語のCDと江戸文化もぜひ進めていただきたい。今日、前橋市内のある絵本センターで、私の長男が落語の絵本三冊に絡めて話を聞かせる催しをやっている。ぜひ、県立図書館でもご検討をいただければと思う。
(事務局)
- 今この場でそういう人の繋がりができることを改めて認識した。CD落語コンサートは初めての試みであるので、少し様子を見ながら取り組んでいきたいが、ライブに勝るCDはないと思うので、そういう形に持っていけるよう努力していきたい。
(委員)
- 地方創世の時代といわれ、例えば、起業したいと考えている人がいる場合、市のレベル、県のレベルでいろいろな支援サービスがあるかと思うが、県立図書館でも企業支援に絡めた図書を整備したり、講演会などを実施したりするのもよいのではないか。
- 先ほど連携の話があったが、学校、博物館、美術館などいろいろな施設との連携があるかと思うが、公民館は地域の中心的な公共施設なので、図書館と公民館が地域づくりの観点から連携できないか検討していただきたいと思う。
(事務局)
- いわゆる課題解決型の書架という言葉が数年前流行った。例えば開業、創業を応援するとかいった場合、図書館司書が知識で応援するなど、図書館をできるだけ活用するということは重要なことだと思う。だた実際の話、県内の産業支援機構の資格のある担当者が一生懸命、開業、創業を応援してもなかなか難しい。むしろ金融機関の人たちとのネットワークの応援の方が大事で、融資をする人達とどうやって繋がるかが問題になってくる。図書館がそこに割って入って旗を振るのは、今の職員体制では無理だと思う。
- 図書館と公民館の連携については、中部教育事務所が中心になって取り組んでくれており、県立図書館もそれを一生懸命応援している。本当に今、いい動きが出て来ていると思う。
(委員)
- 評価の方法についていくつか違和感を感じたところがある。一つ目は、自己評価の項目が何を指して自己評価と言っているのかよく分からない。29年度のABCの数を自己評価とすると、目標値、実績、達成状況から自動的に出てくるデータになる。むしろ自己評価とすべきなのは分析結果の方になるのではないかと感じる。
- 二つ目は、目標値は変動的数字なのか、評価サービスを設けた時に客観性を持って設定した固定した目標値がたっているのか。それとも、前年度実績を見た上でたてているのか。もし前年度実績を見てたてているなら、かなり操作性、恣意性が入ってくるのではないかと感じた。
- 三つ目は、数値の結果だけで評価が定められている。自己点検、自己評価しているが、アンケートを採っていたり、或いは利用者の直接の声を聞いているとすれば、数値ではない質的な評価もどこかに加えてもいいのではないかと思う。おそらく、数値目標というのは当然データとして重要だが、生の声をどこかに反映するような項目を設けてもいいのではないか。むしろ、そちらの方が或いは重要ではないかと感じた。
(事務局)
- どうして目標値に達成できなかったのかよく議論すべき点だと思う。今のご意見を中心にもう少しよく考えていきたいと思う。数字は客観性があるようで一つの指標でしかないというのも、その通りである。質という側面についても今後もよく議論して来年度に向けて努力したいと思う。今日の意見を参考に今後の目標プランについて取り組み、進むべきところを目標としていきたいと思う。
(事務局)
- アンケートについては、色々な研修会ごとにそれぞれアンケートを実施しており、満足度という項目を見る限りでは、概ね満足の回答が全体の約75から80パーセントになっている。研修の際にはこの様にアンケートを実施して、参加者のストレートな意見を聞き、研修内容の充実、改善に努めていきたい。
(委員)
- 今大学では授業評価といって、学生が授業ごとに教授を評価してそのデータが提出され、レーダーチャートのようなものが作成される。それ以外に個別の意見というのも出ており、むしろそちらの方でハッとしたり、次はああしようとか、いろいろ気づかされることがある。そういう意味からもやはり数字だけではなくて、生の声でなんらかの形で質的な評価というのも反映させると、外部評価もよりやりやすくなっていくかと思う。
(事務局)
- 全体的には分析結果のところを充実するように見直したのだが、もう少し工夫していきたいと思う。
(委員)
- 図書館利用状況の推移を見ると、入館者数、個人貸出冊数とも平成27年度が下がっているが、その時には何が起きたのか。
- 分からないことがあって調べたいと思い図書館に駆け込んだら、親切に教えてくれる司書がいつもいてくれる図書館が理想である。熱心な司書がいる図書館はいいなと思う。
(事務局)
- 平成27年度は耐震補強工事で休館しており、その後入館者数、個人貸出冊数は伸びてきて、横ばい状態になっている状況である。具体的には、CDはかなり落ち込みが激しいが、本は若干伸びて来ており、今年度に入ってからは、確実に増えている。資料購入予算が増えたことにより、新しい本が増えた効果は大きく、利用者の増加にプラスになっている。
(委員)
- 評価については、ちょっと厳し過ぎると思う。年度、年度で、各項目がそれぞれA、B、Cで評価されているが、評価は一年間で出るものではないと思う。何年間かの努力によって向上してこれだけの数字になったのだと思う。実際に年度ごとに目標値を掲げて取り組んでいく中で、上がる部分があったり、下がる部分があったりして、改善しながら取り組んでいるのかと思う。館長さんの目標値の考えを職員が共有して、その実現に向けて職員みんなが一生懸命努力していけば、来年度はもうちょっと良い数字になると思う。
- 図書館というのは本を媒体にして、人と人を繋ぐ場所だと思う。人と人との繋がりということを考えると色々な案が出てくる。県立図書館は色々な情報が入って来たり、情報を発信したりしている。そこで例えば、養護施設などで本が足りないので寄付して欲しいとか、個人で本をたくさん所有されている方が本を寄贈したいといった情報を発信すれば、そこから良い案が生まれてくると思う。
(事務局)
- 県立図書館というのはある意味県内に一つしかないわけですから、我々いつもそのことを意識しなければならないと思っている。今お話いただいた様に、本の県立図書館という立場を考えて情報の発信や本の収集にいろいろな工夫をしながら進めていきたい。
(委員)
- 評価について、調査相談(レファレンス)の項目に関しては、評価数値が伸びているが、やはり調査相談は県立図書館の主軸だと思う。市立図書館では、市民からのレファレンスに対して応えられない場合、県立に頼ることが多い。県立図書館のレファレンス件数が増えているということは、逆に言えば、市立図書館で答えられない件数が増えているという考え方もできる。市立図書館ではレファレンスで答えられる人が少なくなっている部分もあり、県立図書館ではぜひレファレンスに力を入れていただきたいと思う。
- デジタルライブラリーは知らない方が多いと思う。国会図書館でも見られるし、県立図書館でもやっているので、デジタルライブラリーのPRも必要だと思う。
- アンケートを取って県民の声を聞くことも大切だと思う。図書館を利用する方は図書館を思って、いろいろな意見を出してくれるので参考になると思う。
- 前橋市周辺以外の県民は県立図書館を知らない人が多いので、そういう人たちに県立図書館を知っていただく方策も考えてほしい。市町村立の図書館に行っても、県立図書館の情報はなかなか得ることができない。県立と市町村立の図書館の連携を密にして、市町村立図書館でも県立図書館の情報が得られるようPRしていって欲しい。
(事務局)
- 確かにどうしても前橋、高崎が中心になってしまうので、県内の隅々まで幅広く県立図書館の情報が届くように今後とも努めていきたいと思う。アンケートにより利用者の声を聞くというのも大変よいアイデアだと思うので、今後検討したいと思う。
(委員)
- 自己評価の目標値について、どうやって算出するかというところで少し気になった。また、分析結果のところは、数字で表せるものがあれば数字を入れていただくと大変参考になると思う。
- 今年度の目標・計画の評価指標について、レファレンス資料の受け入れ冊数が6百冊で、郷土資料の受け入れ冊数が2千4百冊とあるが、毎年3千冊ずつ受け入れてどこに保管するのかすごく気になった。外部書庫を設置したとのことだが、当大学でも蔵書が増えてきていて、デジタルで入手できるもので紙と重複している場合は、紙の方を廃棄している。これからはネットで公開するというような方向性で何かできるのではないかなと思うので検討して欲しい。
- 大学図書館も地域に開かれた大学の窓口なので、地域貢献も必要であり、色々な人が集い交流が生まれるよう外部講師によるトークイベントなども行っている。こうした催し物は自治会の回覧板で町内住民の方にもお知らせしており、徐々に足を運んでいただいている状況である。こうした交流の中で、町内の方からイベントの企画を提案していただくこともあり、実際に大学図書館で実施した例もある。色んな人が関わると色んな刺激になり、それがまたどんどん広がっていくというのが図書館のあるべき姿なのかなと思う。
(事務局)
- 群馬大学の図書館も地域に開かれた図書館ということで、素晴らしい企画をされている。職員が新しいことにチャレンジする気風があってできあがってきたものと感心してる。8月に群馬大学が高崎のヤマダ電機で「群馬ちびっ子大学」を開催するが、県立図書館も協力して子どもの大型絵本のコーナーを作ることになっている。そういう意味でも、今後とも大学と連携を深めていければと思う。
- デジタル化についてはおっしゃるとおりだと思う。「群馬県史」といって、群馬県の歴史について書いた本が十何巻もあり、これはかなり利用頻度が高い郷土史の本であるが、これをデジタル化すると1億5千万円位かかる。予算のかかることなので、今すぐという訳にはいかないが、デジタル化の時代を迎え、居ながらにして郷土の基本的な事を簡単に検索できるというシステムは必要だと思うので、今後の課題としたい。
(委員)
- 評価指標にあるビブリオバトルについて、参加者が若干目標を上回ったようだが、今後の見通し、あるいは前回の全国大会で本県から優勝者が出たという所で、この点についてお話をいただければと思う。
(事務局)
- ビブリオバトルは、実はかなり以前から実施していたが、群馬県では高校生の県大会がなかったため、県の代表者を出せなかった。そのため、群馬県の高校生は関東地区大会に出場して、そこで勝たないと全国大会に行けない状況であった。県大会を実施すれば必ず一人は県代表を出せるということで、一昨年度、第1回の県大会ビブリオバトルを行い、群馬県から一人の生徒を全国大会に行かせることができた。去年はその第2回目だったが、その県代表の生徒が全国大会にいって優勝するという快挙があった。全国大会に向けて準備をしてきた関係者としては大変有り難いことである。
- これを契機に、今後はビブリオバトルの裾野を広げていくことが大事だと考えている。高校の地区の図書館部会には大変なご尽力をいただいているが、県大会の前の地区大会や学校予選が活発に行われるような流れができてくれることを期待している。また、県内の中学校でもビブリオバトルに取り組んでいるところがあり、今後は中学生にも普及していくことが期待されるし、さらには大学生にも普及し、将来的には県内の大学対抗ビブリオバトルができないかと考えている。もちろん大人の人にも普及するといいのですが、県立図書館としてできることを時間をかけて取り組んでいきたいと思う。
以上