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平成30年度群馬県社会教育委員会議臨時会 開催結果について

更新日:2019年4月10日 印刷ページ表示

1 日時

 平成31年3月14日(木曜日)14時00分~15時30分

2 場所

 県庁舎 295会議室(29階)

3 出席者

 社会教育委員 10名
 県教育委員会 教育長、生涯学習課長、ほか7名
 傍聴人 なし

4 議事及び意見

(1)第3期群馬県教育振興基本計画について

 [事務局による説明]第3期群馬県教育振興基本計画の概要、特徴、施策体系について

【A委員】
 幼児教育や家庭教育支援に力を入れていくことは大事なことである。家庭のあり方が多様化している中で、支援を必要とする家庭に対して、どのように取り組んでいけばよいのかが課題である。

(2)平成31年度生涯学習課の予算と施策について

 [事務局による説明]平成31年度の予算の概要及び運営方針、事業について

【B委員】
 図書館は子どもからお年寄りまで利用する場所であるので、図書館振興や運営に力を入れることは、非常によいことである。県立図書館だけでなく、学校や規模の小さな図書館への支援もぜひお願いしたい。

【C委員】
 生涯学習の予算の資料について、来年度の重点項目や目標、前年度との比較がわかるとよい。

(3)社会教育関係団体への補助金について

 [事務局による説明]支援団体の補助の概要について

【B委員】
 例えば、今後、高校総体の全国大会が群馬県で開催される場合には、PTA団体への補助額が増えることはあるのか。

【事務局】
 当課からの社会教育団体補助金の増額は予定していない。

【D委員】
 補助金について、資料のとおりで承認してよろしいか。
 他に特に問題ないようなので、承認としたい。

(4)地域学校協働活動について

[事務局による説明]地域学校協働活動の活動例、実施状況調査等について

【E委員】
 公民館を対象に、地域資源について調査を実施した。小学校が隣接する公民館の方に聞いたところ、小学校との連携について話し合う機会が非常に少ないとのことであった。学校を地域の中心として連携するというのであれば、公民館等、地域団体と定期的に話し合いの場を設けるしくみづくりが重要。現時点では、そのためのコーディネーターがいない状況とのことであった。
 「学校が公民館にお願いしたい事」と「公民館が学校に協力できること」を繋ぐ場を設けることが重要である。

【事務局】
 地域と学校の連携、協働した活動の推進については、来年度も社会教育委員会議において協議を深めていただきたいテーマである。調査等により現況を更に把握してもらった上で、議論を進めていきたいと考えている。

【F委員】
 学校、地域によりニーズに差があるとは思うが、学校支援センターが機能していれば、学校と公民館との連携は可能である。

【G委員】
 地元の小学校に、教育事務所を通して視察をした。学校に協力したくても、地域住民側から言いだすことは敷居が高く難しい。地域にいる人材に、教育委員会から声をかけて行くのがよいと考える。

【H委員】
 大人の引きこもりなどマイノリティの人たちへの視点が少し弱く感じる。また、学校から離れた方への社会教育をどのようにするのか考えていかなければならない。家庭教育支援を進めるにあたって、家庭教育支援チームが最近はでてきたが地域差がある。どこがイニシアチブをとって連携を図るのかというと、一つには学校があるが、例えば不登校の保護者は学校とつながりを持てずに孤立している現状がある。公的機関への相談は利用者にとって敷居が高い面がある。家庭教育支援チームをはじめ、日常の中で支援している人たちが大勢いるので、学校がそういった地域団体を把握して連携していくことが重要である。また、地域団体から学校へアプローチしていくためにも、地域団体自身が力をつけていかなければならない。

【B委員】
 いじめについて、早期発見することや学校の先生が全て認知して指導することは難しいかと思う。スクールカウンセラーなどの専門家につなぐことが重要に感じる。SNSでのいじめの問題にも取り組んでいただきたい。学校の先生は多忙なので、その他の機関との連携を進めていただきたい。

【I委員】
 社会教育は、扱う領域が非常に広い。例えば公民館活動を中心に考えると、子育てサロンや高齢者のためのいきいきサロンなど様々な活動が行われている。そうした中で、前橋市の公民館では、子どもを対象とした講座、放課後子ども教室、土曜学校、地域未来塾、子ども会行事等、多くの地域学校協働活動が行われている。
また、小学校と中学校を比べると、小学校のほうが地域団体と連携した活動の種類も頻度も多い。中学校は生徒も忙しく、地域と連携した活動は少ないが、その分、公民館から文化祭、スポーツ活動運動会、講座の連携の申し出があれば、生徒の成長の貴重な機会と捉えて積極的に関わり、地域から学ぶ機会をいただいている。中学校ではカリキュラムが緻密に組まれている中で、地域や公民館との取組をうまく組み込むことで、地域学校協働活動が成り立っている。

【A委員】
 私の勤めている学校の学校支援センターは実際には教頭先生が担当しており、地域の支援者の一覧が整理されている。老人会に協力してもらっている昔あそびなど充実した活動をしているが、行事がインフルエンザ流行や大雪などと重なる事もあり、児童と協力者の双方に細心の気を使いながら実施している。また、学校の全ての授業にはねらいがあり、開かれた学校にしたいという思いがある一方で、学校の教育目標もある。連携のための連携ではなくて、子どもたちへの教育のねらいがある中で、有意義な活動を選んで行っている。
 コーディネーターが外部にいるとありがたい反面、個人情報の扱いなどの配慮も必要である。

【J委員】
 いじめや虐待の問題がニュース等で大きく取り上げられているが、市町村の社会教育委員がどのように感じているのか、次回の市町村の会議で取り上げたいと考えている。保護司を長く務めていたが、保護対象となった子どもの保護者は、子どもが保護を受けることとなった過程がわかっていない場合が多い。保護者が保護司まかせにしてしまい保護者自身は変わろうとしない。根本的な解決に向けて社会教育として何ができるか考えていきたい。