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地中熱利用の導入推進

更新日:2026年3月19日 印刷ページ表示

地中熱とは

 地中の温度は、地下10メートル~15メートルの深さになると、年間を通して温度の変化が見られなくなります。そのため、夏は冷熱源、冬は温熱源として、冷暖房に利用することができます。

地中熱利用のメリット

  • 一般の空気熱を利用するエアコンに比べて効率が高い
  • 一般のエアコンを利用できない冬の寒冷地(外気温-15度以下)でも利用できる
  • 熱を屋外に放出しないため、夏の都市部のヒートアイランド現象の緩和に貢献できる

地中熱利用の説明

県内事業者の取組

冬木工業株式会社

掘削の画像

導入概要

導入概要の一覧
場所 群馬県高崎市
施設種別 工場併設事務所
稼働開始(予定) 2026年5月
用途 冬木工業株式会社新工場事務所の冷暖房の熱源に地中熱を利用
導入設備 ・地中熱利用ヒートポンプ(冷房50キロワット/暖房56キロワット)
・熱源方式:クローズドループ方式(ボアホール方式)100メートル×10本
システムの特徴 ・年間を通じて温度が安定した地中熱を空調熱源として利用
・外気温の影響を受けにくく、安定した空調運転が可能
・再生可能エネルギーの活用による環境負荷低減

導入効果

  • 省エネ・省CO2効果:同規模の従来式システムと比べエネルギー消費量、CO2排出量共に年間約30%削減
  • CO2排出量の削減による脱炭素化への貢献
  • 冬季暖房時の除霜運転が不要となり、事務所内の熱環境の安定化・快適性向上

SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の取組から生まれた地中熱の導入

 新工場では、脱炭素化への取組として太陽光パネルの設置に加え、年間を通じて温度変動の少ない地中の熱エネルギーに着目し、事務所棟の空調に地中熱を活用します。地中熱利用システムは、安定した地中熱を空調の熱源として利用することで、外気条件に左右されにくい高効率な運転を可能とするものです。これにより、従来方式と比較してエネルギー使用量を約30%削減(推定値)し、CO2排出量の低減にも貢献しています。再生可能エネルギーを複合的に活用した本工場は、工場分野における脱炭素化の先進的なモデルケースとなることが期待されます。

地下水の汲み上げによる地盤沈下の防止

 汲み上げた地下水の熱を取り出す方式(オープンループ)を採用する場合、地域によっては、地盤沈下を防止するため、「群馬県の生活環境を保全する条例」に基づく届出や報告が義務付けられていますので、ご注意ください。
 条例に関するお問い合わせは、環境保全課(電話027-226-2832)まで。また、実際の届出や報告は、管轄の環境事務所・環境森林事務所へご提出ください。