群馬県マンション管理適正化推進計画を策定しました

　2020年（令和2年）6月に「マンションの管理の適正化に関する法律」（平成12年法律第149号）が改正され、地方公共団体によるマンション管理適正化の推進について規定されました。これにより令和4年4月から「マンションの管理の適正化の推進を図るための基本的な方針」（以下「基本方針」という。）に基づく、マンション管理適正化推進計画を定めることができるようになりました。
　基本方針において、地方公共団体は、区域内のマンションの管理状況等を踏まえ、計画的にマンションの管理の適正化の推進に関する施策を講じていくよう努める必要があるとされています。こうした役割を踏まえ、マンション管理の適正化に関する施策の方向性を明確にし、計画的に施策を実施していく指針として「群馬県マンション管理適正化推進計画」を策定しました。

群馬県マンション管理適正化推進計画（ＰＤＦ版）

・群馬県マンション管理適正化推進計画（PDFファイル：1.32MB）

群馬県マンション管理適正化推進計画　概要

計画の目的と背景

計画策定の背景

　「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」が改正され、地方公共団体によるマンション管理適正化を推進することが可能になりました。
　群馬県におけるマンションは一定のストックとして存在しており、中山間部においては、いわゆるリゾートマンションを多く有している地域もあります。建設後相当の期間が経過することによる管理不全マンションの増大が懸念されます。

計画の目的と位置付け

　マンション管理の適正化に関する施策の方向性を明確にし、計画的に施策を実施していく指針として計画を策定します。本計画は、法に基づくマンション管理適正化推進計画とします。

計画の期間

　令和4年度から令和12年度までの9か年計画（必要に応じて見直しを実施）

群馬県におけるマンションの状況

県内のマンションストックの状況

群馬県が所管するマンションの管理状況について

　実態把握調査から群馬県が所管する町村部のマンションでは以下のような課題が見られました。

• 管理者等が定められていないマンション
• 集会の出席割合の低下や管理に非協力的な区分所有者
• 低額な修繕積立金や滞納費の高騰による修繕費の不足
• 居住者の高齢化・管理組合員のなり手不足など管理運営の課題
• 管理適正化に向けた管理業者との連携等

マンションの管理の適正化に関する目標

　マンションの管理を行う主体である管理組合の活動が停滞していることは、マンションの適正管理の深刻な課題であると捉え、活動が停滞している管理組合を適正化することを目標とします。

マンションの管理の適正化に関する目標

　活動が停滞している管理組合の適正化

マンションの管理の適正化に向けた取組

施策の方針

　マンションの管理組合の状況によって、必要となる支援は異なるため、管理組合が抱える課題に応じて、対応する施策の方向性を以下に示します。

マンションの管理の適正化の推進を図るための施策

• マンションの管理の適正化に関する啓発及び知識の普及に関する事項
• 区域内マンションへの適切な指導・助言
• 管理計画認定制度等による管理状況が評価される環境整備
• 群馬県住宅供給公社によるマンションの修繕その他の管理に関する業務の実施
• 群馬県安心リフォーム事業者登録制度
• マンション管理に関する専門家の派遣制度等の働きかけ型支援制度の検討

群馬県マンション管理適正化指針に関する事項

　本指針の内容としては、国のマンション管理適正化指針と同様の内容を盛り込むとともに、マンションの管理組合の管理者等は、群馬県がマンションの管理の状況を把握するために講ずる措置として実施する調査等について、遅滞なく回答を行うことを追加します。

その他マンションの管理の適正化の推進に関し必要な事項

　マンション管理適正化に向けた市町村及び関係者との連携

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