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太陽光発電設備の設置にあたっての配慮事項

更新日:2017年9月28日 印刷ページ表示

 太陽光発電設備の設置にあたっては、以下に掲げる項目について配慮し、適切な発電事業を行うよう努めてください。
 ※このページは、資源エネルギー庁「事業計画策定ガイドライン(太陽光発電)」<外部リンク>を基に作成したものです。

土地の選定・開発計画の策定

 土地や地域の状況に応じて、防災、環境保全、景観保全の観点から、適切な土地の選定、開発計画の策定を行うよう努めてください。

 例えば、以下に掲げる場所への発電設備の設置は、通常の場所よりも周囲を危険にさらしたり周辺環境へ悪影響を与えたりするおそれがあるため、十分に考慮して土地の選定、開発計画の策定を行うことが求められます。

  • 土砂災害防止法上の警戒区域
  • 廃棄物処分場跡地
  • 山林や丘陵地の急勾配地域
  • 希少野生動植物の生息・生育地
  • 自然性の高い地域 など

地域との関係構築

 事業計画作成の初期段階から、自治体や地域住民の意見を聴き適切なコミュニケーションを図るとともに、地域住民に十分配慮して事業を実施するように努めてください。

設計・施工

 関係法令及び条例が適用されない場所であっても、土地や地域の状況に応じて、防災、環境、景観に配慮した設計・施工を行うよう努めてください。

防災

  • 盛土、切土面の保護が必要な場合は、擁壁、石張り、吹付、法枠、法面排水などの対策を講じる(地下水によりがけ崩れ、土砂の流出のおそれがあるときは、開発区域内の地下水を排出する排水施設を設置する)
  • がけ地の付近に設置する場合は、がけ肩からの離隔、がけ肩沿い排水などによるがけ地の崩落対策を講じる
  • 湧き水がある場合は、地下排水管の設置など適切な措置を講じる
  • 地盤が軟弱の場合は、地盤改良、擁壁、区域外での隆起、沈下が生じないよう土の置換、水抜き等の措置を講じる
  • 降雨等により土砂の流出や山腹崩壊等の山地災害が懸念される地域には、擁壁など適切な措置を講じる
  • 集中豪雨等の降雨量等から想定される雨水が有効に排水できる対策を講じる(排水路改修、調整池等の設置)
  • 架台下への適切な敷材を使用する

環境保全

  • 発電設備の稼働音等が地域住民に影響を与えないよう適切な措置を講じる(住宅等から離れた場所への設置、設備の防音性の向上など)
  • 太陽光モジュールからの反射光が周辺環境を害することのないよう適切な措置を講じる(周辺の住宅等に配慮した傾斜での設置、低反射タイプの使用など)
  • 盛土・切土を行う場合は、土砂の流出による地域の水源の水の濁りを防止する
  • 動植物について重要種の生育・生息が確認される場合は、その生育群における開発の回避や必要に応じた移植などを行う

景観保全

以下のような景観について配慮した設計を行う

  • 山並み、丘陵
  • 河川、湖沼等自然景観
  • 史跡、名勝等歴史、文化的景観
  • 主要な眺望点や道路からの眺望景観
  • 市街地、住宅地等街並み景観
  • 棚田、果樹園、森林等、農山村の田園風景
  • 保養地、別荘地

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