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【8月】令和5年度水稲現地研修会の開催
太田市宝泉地区、強戸地区、休泊地区において水稲現地研修会を実施し計65名が参加しました。水稲の高温障害対策や後半の栽培管理、環境負荷低減にむけた取組およびスマート農業について情報提供しました。
1 ねらいと背景
近年は米価が低迷しているため、水稲の高品質安定生産は重要な課題です。本年は夏期の高温が予想されているため、品質への影響が懸念されます。そこで高温対策や適切な水管理、施肥による水稲の高品質化を目的とした現地研修会を開催しました。
また、最近は環境負荷低減や省力化への関心が高まっているため、温室効果ガス削減に向けた中干し延長や秋耕、スマート農業について周知していく必要があります。
2 取り組み内容
7月21日にJA太田市管内の宝泉地区、強戸地区、休泊地区において、水稲栽培の現地研修会を開催したところ、生産者65名が出席しました。研修会では高温障害発生の要因とその対策について説明し、イネの幼穂観察や雑草の実物展示などは農家の関心を集めました。4月に実施したスマート農業機械に関するアンケート結果を集計したところ、ドローン、直進キープ田植機、自動水管理装置などに関心が高いことが明らかとなったため、その結果をフィードバックしました。さらに、メタン発生量低減のための中干し延長についての注目が高まっているため、その社会情勢についても周知しました。
3 今後の方向
水稲の高品質生産にむけて、生産農家や関係機関と連携して取り組みます。スマート農業についての情報収集に努め、引き続き周知していきます。
現地研修会の様子