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ドローンでの赤かび病防除実演会の実施
更新日:2023年5月15日
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4月12日に法人、麦生産者を対象に「ドローンでの赤かび病防除実演会」を開催しました。
1 ねらいと背景
赤かび病防除は麦類かび毒汚染防止のための重要な作業です。当地域では、ほ場が不正形・狭小なためブームスプレイヤー等の大型機械の導入が進んでおらず、手作業の防除では労働負担が大きく問題になっています。多くのほ場を抱える集落営農法人が適期防除を行うには、防除の省力化が必要です。そこで、ドローンを利用することで、散布作業の省力化・防除面積拡大をめざし実演会を行いました。
2 取り組み成果
集落営農法人や生産者をはじめ、JAや市町村、関係機関など計36名が参加しました。メーカー担当者がドローン防除を行ったところ、約1ヘクタールのほ場散布時間は約30分で現状の約3分の1に削減できました。また、指導センターからは、麦の品質向上に向けて防除作業のポイントや補助事業について紹介しました。
参加者からは、「委託すれば散布時の人員が大幅に削減できるので大きな省力化に繋がる。利用を検討したい」と話がありました。
3 今後の方向
管内農業者で、実用性が高いと判断されるスマート技術等は積極的に紹介し、現場での活用に繋げていきます。また、利用できる事業等の説明も含めて推進していきます。
メーカー担当者による説明の様子
ドローン防除の様子