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【12月】ナス産地としての活動の振り返りを実施
ナス生産振興会議の開催
東部農業事務所 桐生地区農業指導センター
関係機関が一丸となりナス産地を支援するため、令和5年度のナス生産振興会議を開催しました。昨年決定した産地ビジョンの各項目の達成状況を確認し、若手生産者に対する支援の継続およびナスの生産コスト削減を目指すこととなりました。
1 ねらいと背景
県内有数のナス産地の維持・発展のためには関係機関が一体となり、多角的な支援を行うことが必要です。昨年度開催した同会議において、ナス産地振興ビジョンを作成し、『生産・販売・担い手・システム』の4項目から課題を分析、目標を設定しました。また昨年度、ナスの新規就農者を支援するナス新規栽培者サポートチームが結成されたことから、これらの進捗・達成状況の確認と次年度の産地課題の洗い出しを目的に本会議を開催しました。
2 取り組み内容
各関係機関から実績の報告があり、JAのナス出荷量・金額は昨年よりやや増加しました。しかし、生産資材高騰の影響から、各農家の経営収支の厳しい状況が続いています。そこで、過剰な施肥による残肥を減らすため、土壌診断や栄養診断等の実施提案を行いました。また、新規栽培者を対象としたサポートチームの活動について報告を行い、次年度も新規栽培者の生産技術の底上げを図ることを確認しました。あわせて、地元住民のナス産地認知度調査結果についても紹介し、産地振興と消費拡大について検討を行いました。
3 今後の方向
本年の課題を解決できるよう、引き続き担当レベルで協議を行いながら、ナス産地の生産振興を図っていきます。
生産振興会議の様子
ナス産地に関するアンケート調査結果