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令和5年度 第2回県立都市公園指定管理者選定委員会 議事概要

更新日:2024年1月12日 印刷ページ表示

1 日時

 令和5年10月23日(月曜日)10時00分から11時45分

2 場所

 群馬県庁29階 第1特別会議室

3 委員会の構成

 8名(欠席1名)

4 議事

 県立公園「群馬の森」

  • 応募状況及び第1次審査結果について
  • 第2次審査方法の確認
  • 第2次審査
  • 第2次審査に係る意見交換

主な意見

1 第2次審査方法の確認について

・現指定管理者が応募した場合の、指定管理者評価委員会の評価の反映について

(委員長)
 現指定管理者がグループを組み応募した場合の対応について、事務局としては別の団体としての申請であると判断し適用しないとのことだが、初めてのケースであり、今後の対応についての整理は、私と事務局に一任いただければと思う。
 なお、今回については事務局提案のとおり、現指定管理者が含まれてはいるが、適用しない事としたい。

(全委員)
 了承

2 第2次審査

「群馬の森パートナーズ」プレゼンテーション・ヒアリング

※プレゼンテーション内容 略

(委員)
 都市公園は非常に多くの役割を求められる時代になっている。グリーンインフラとして、群馬の森に期待されること、何をやったら良いかについてお話を伺いたい。

(群馬の森パートナーズ)
 群馬の森にはゆっくり休憩するという目的があり、基本的な緑と文化的施設がある。
 安全面では、井野川が氾濫すると浸水する危険があり、そういった場合の情報発信ということは行なっていきたい。

(委員)
 国土交通省や海外の事例もたくさん集まってきているので、事例を収集し群馬の森で活かせるような応用をしていただきたい。

(委員)
 事業計画書を見ると(株) アイ・ディー・エーはマネジメントで、そちらに重みがあるように書かれているが、現場には具体的にどのように関わりを持つことになるのか。
 情報だけでなく、実際に現場を見てマネジメントをするのかを確認したい。

(群馬の森パートナーズ)
 (株) アイ・ディー・エーの者も現場責任者としているので、当然現場には行く。また、自主事業の企画や外部調整は会社にいる者が行なうので、当然そのためには足しげく足を運ぶ。

(委員)
 グリーンクラフトマン(株)は、これまでの5年間の指定管理を自己点検した時に、最も改善しなければならないと思うことは何か。

(群馬の森パートナーズ)
 グリーンクラフトマン(株)が管理している中では、一番管理が行き届いていない状況である。高崎支店が主として行なっていたが、公園管理を優先するという心得がなかった事と、本社としての監督責任能力不足がある。
 また、職員体制が高齢化するのに対し、手を打つ事が遅れ、作業能力低下が起きてしまっている。
 そこで、運営と緑地地管理を両方やるべきではないということになり、問題解決の道筋をたてた。

(委員)
 グリーンクラフトマン(株)は、県内の都市公園や森林公園の指定管理者をやられているが、共同体を組むのは、この群馬の森に関してのみか。今後そういった方向にいくのか。

(群馬の森パートナーズ)
 人手不足が問題。お金を出しても人手は集まらない。そういうところで、能力のあるパートナーを見つけていかないと業務が出来ない。今後、業務が業務が増えていくようであれば、可能な限りパートナーを探していくことになる。

(委員)
 これから行なう新たな自主事業について具体的なプランがあるのか。来園者を40万人から50万人に増やす計画だが、だだの数字表明に見えてしまう。

(群馬の森パートナーズ)
 具体的なプランは決まっていないが、立地の良い公園であり、実際にはかなり抑えた数字としている。コロナ前、40万人はいっていたので、50万人達成の自信はある。
 イベントについては、群馬の森でこんな事をやって良いんだということを解りやすくするための自主事業を行なっていく。そのうえで、群馬の森でイベントをやりたい団体を募っていきたいと考えている。

(委員)
 ぐんまビジタートイレの認証を受けていない様だが、トイレは公園にとって大事な要素である。なぜ取得をしないのか。

(群馬の森パートナーズ)
 グリーンクラフトマン(株)が管理している施設の中で、群馬の森のトイレは汚い状況になってしまっている。
 (株)アイ・ディー・エーの力を借りてしっかりやっていければ、対外的に綺麗なトイレと言えるようになる。また節水対策や洋式化などが進んでいけば、綺麗なトイレと胸を張って言えるようになる。

(委員)
 トイレの仕様自体が古いため、県の問題ということなのか。

(群馬の森パートナーズ)
 古い県立公園にはトイレをリニューアルすべきところが多くある。節水型にすれば水道代も抑えられる。
 また古い和式トイレが多い状況だが、洋式トイレが当たり前の時代であり、洋式トイレであれば子供への対応も可能である。そのため、様式トイレ化してもらうだけでも状況は変わってくる。

(委員)
 芝生管理に関して「障害者施設の方々の協力を得ながら手抜き除草に重点を」とあるが、これはボランティアなのか。

(群馬の森パートナーズ)
 様々な団体から作業をさせて欲しいという依頼がある。芝生が一番、積極的に行なってもらえる場所である。

(委員)
 課題として、50年経つと樹木も老齢化するとのことだが、実際に倒れる危険性のある樹木はあるのか。

(群馬の森パートナーズ)
 今年、県内の公共施設では、大きい部類の直径センチメートルの木が2、3本倒れている。群馬の森は元火薬所で、灰を集めてかさ上げされており、水はけは良いが根が張らない。倒れた木をみると、幹ではなく根元が腐っている。
 また、群馬の森はシラカシが自生して増えてしまっているため冬寒くて暗い。広葉樹を植えて切りながら更新し改善していく。

(委員)
 (株)アイ・ディー・エーは定款において、道路等については記載があるが、公園、或いはファシリティマネジメントについて記載がない。可能であれば定款に明記し、今回の案件を先導役に都市公園等の管理及び企画のスキルを高め、県民に還元してもらいたい。
 グリーンクラフトマン(株)については、定款に産業廃棄物の中間処理があるが、環境管理に対する取り組みにおいて、ISO14001、エコアクション21、群馬環境GSのもどれも登録していないのはなぜか。

(群馬の森パートナーズ)
 グリーンクラフトマン(株)を4社で構成した際は、を全社取得していたが、ほとんど取得を辞めている。

(委員)
 群馬の森パートナーズの収支計画では、人件費よりも委託費が非常に多い。出来る限り内部で完結していただきたい。

(委員)
 今回の指定管理期間は、2024年から2029年となるが、2024年は県立近代美術館の50周年であり、2029年は歴史博物館50周年である。それを意識した計画がないことが残念である。

(委員)
 自主事業は(株)アイ・ディー・エーの分野とのことだが、今までの弱い面だったと思う。企画を考えるメンバーにはどういう方が含まれるのか。またその方々は兼業となるのか。

(群馬の森パートナーズ)
 今のところ兼業という形で考えている。女性社員も多数いるので、様々な方のアイデアを入れていく。

(委員)
 公園巡視として1日に3回、園内を見回るとあるが、どのような事に着目して回るのか。

(群馬の森パートナーズ)
 一つは、樹木。危険木には印がつけてあるため、その木に変化がないかどうか。あとは、トイレに異常がないかどうかである。

(委員)
 トイレの清掃は週3回とある。毎日の公園巡視として見回っているときに掃除も兼ねているということか。

(群馬の森パートナーズ)
 公園巡視の際はトイレットペーパーの補充をしており、汚れていればパトロールしたものが掃除する。
 週3回とは入念に掃除する回数である。

(委員)
 過去に救急車呼ぶような事故があった事例はあるか。また遊具による事故は起きているか。

(群馬の森パートナーズ)
 年に数回、救急車を要請することはある。散歩中の高齢者の気分が悪くなったという事例が多い。また、救急車を呼ぶ程ではないが、スズメバチに刺されたという事例もある。遊具での事故はここ1、2年では起きていない。

3 第2次審査に関する意見交換

(委員)
 最初の募集で応募がなく、再募集でも1社しか応募がないという状況から、企業側に指定管理をしたいといと思う魅力が無くなってきているという事ではないか。
 単に安全面での木々の管理や芝生の管理という事以上に、公園の見せ方、自主事業、公園のあり方など、こちらが求めているレベルに行くには、現在の指定管理料では企業側としては厳しいのではないかと思う。
 良い公園になるとうのは、県民に還元されるものなので、そこまで求めるのであれば、予算を確保し、それなりの指定管理料を払う必要があると思う。

(委員)
 当初、県立都市公園が指定管理制度になじむかどうかという議論があった。外の公園では、かなり頑張ってるところもあるし、成功してるところもある。なので公園の種類にもよるところがある。今後、いろいろと考えていかなければいけない。

(委員)
 予算付け等をいろいろ考えた上でないと、本来の指定管理の目的趣旨から外れ、安かろう、悪かろうになってしまう。予算確保の必要があると思う。

(委員)
 (株)アイ・ディー・エーがどの程度人材を投入してくれるのか。聞いていると、今までとはあまり変わらない感じになってしまうのではないかと、心配ではある。現状は、樹木に対してはすばらしいが、その他が今ひとつである。

(委員)
 樹木管理に対してのプライドと技術がある。そこに新しい会社が入ってくることは、良いと思う。
 申請書に、売店について「営業してみたくなるような施設へのリニューアル(P-PFIの実施)を提案します。」とあるが、このように現状維持ではなく、もっと新しいものを入れていく必要もあるかと思う。

(委員)
 トイレの問題については、今の子どもたちは和式を使用したことのない子が多い。公園に行く際には、事前にトイレを済ませるようにしており、トレーニングしてる子はおむつを履かせたりして行くのが現状である。トイレの衛生面などが変わってくると、小さい子の利用もしやすくなるのではないか。

(委員)
 群馬の森は他の公園と比べて樹木管理が大変であり、それが主体になるような公園。そのため造園業が主体でやっているが、今回コンサルタントが加わったので、事業計画書の内容に、アイデアや具体的な内容が欲しかった。
 トイレの件は、現指定管理者は、施設の更新が必要と言っていたが、他の公園では一生懸命やっており、綺麗なところも多くある。重み付けの問題である。
 現指定管理者の管理状況には、不満の残る部分がある。森の中に迎入れる様なデザインが大事で、そういう下草の刈り方やシンボルツリーを植えるなどの工夫が欲しい。
 今後5年間で、どこまでやっていただけるか期待したいところであり、指定管理者評価委員会において確認・指摘等していければと思う。

以上

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