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【2月】集落営農法人の経営体質強化に向けた支援
永続性のある集落営農法人育成のため、毎年モデル経営体を選定して中長期計画の作成支援を行ってきました。中長期計画達成に向けた伴走支援により担い手の確保・育成、機械導入、新規作物導入が進み、集落営農法人の経営体質強化が実現してきています。
1 ねらいと背景
伊勢崎管内には26の集落営農法人が設立され、地域の水田農業の中核を担ってきました。しか、担い手不足や収益性の低下など集落営農法人を取り巻く環境は厳しさを増しています。そこで、集落営農法人の経営体質強化を目指し、令和3年度に(農)波志江北部、令和4年度に(農)うえはすファームをモデル経営体として中長期計画の作成を支援しました。中長期計画は「ひと」「もの」「土地」「技術・販売」を柱とし5年間を目標として作成し、指導センターでは中長期計画の達成に向け伴走支援を行ってきました。
2 取り組み内容
(農)波志江北部は2名、(農)うえはすファームは1名の新たな雇用を実現しました。若手の周年雇用に伴い、経営を見直し、ネギやニラなど新たな品目の栽培に取り組み始めました。指導センターでは新規導入品目の選定に関する助言指導や巡回による技術支援等を行ってきました。また、技術習得を目的にネギ新規講座への参加を促し、2名の従業員が参加しました。
(農)波志江北部から経営継承の相談を受け、農業経営・就農支援センターを活用した経営戦略会議を9月に開催し、今後継続的に対応を検討していくこととなりました。
今年度は、集落営農活性化プロジェクト促進事業を活用して(農)波志江北部はコンバイン、(農)うえはすファームはトラクタが導入されました。新たな機械の導入により作業効率の向上が期待され、今後更なる農地集積を目標に掲げており、中長期計画の達成による経営体質強化が進められています。
3 今後の方向
今年度は(農)上之宮をモデル経営体として、中長期計画の作成を支援しています。中長期計画の作成を契機に、法人の抱える課題の把握と対策検討を行い、法人や地域の実情に応じた経営体質強化を支援していきます。
新たに導入されたトラクタでの作業風景
技術取得を目指したネギ新規講座