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令和6年1月23日 実地調査議事概要

更新日:2024年3月19日 印刷ページ表示

1 日時

令和6年1月23日(火曜日)午後2時00分から3時40分

2 場所

群馬県聴覚障害者コミュニケーションプラザ
県立点字図書館

3 出席委員

新木委員長、眞下委員、松岡委員、茂木委員、岩瀬委員(聴覚障害者コミュニケーションプラザのみ)、阿部委員(県立点字図書館のみ)

4 議事

(1)群馬県聴覚障害者コミュニケーションプラザ

施設の実地調査及び指定管理者等からのヒアリングを実施した。

主な質疑等

【質問】コロナ禍を挟んで、利用者数の推移はどのようか。
【回答】コロナ禍の時の実績数と比較して今は1割ほど増加。ただ、コロナ禍前と比べると大幅に減少という状況である。
【要望】土曜開館などの工夫もしていただいているが、さらに裾野を広げられるよう、取組をお願いしたい。

【質問】コロナが流行し、家でDVDを観る時間が多くなればライブラリー利用件数が増加すると思うのだが、そうなっていない理由をどう捉えているか。
【回答】満足度調査の回答にもあるように、インターネットのストリーミングサービスで字幕付きの番組が見られるようになってきており、そちらを利用される方が増えていることが原因の一つと考えている。

【質問】字幕入り映画上映会について、定員数と実際の参加人数は。
【回答】昨年度は、アカデミー賞3部門受賞した「コーダ~あいのうた~」を上映。社会福祉総合センター8階の大ホールで、定員300名のうち154名が参加した。

【質問】満足度調査の配布枚数と依頼方法は。
【回答】配布枚数は600部。聴障連加盟団体や難聴者協会にお願いして配布していただくほか、コミプラに来所された方に直接お願いしている。

【質問】アンケートを見ると、「相談件数」が非常に少ない。ホームページなどでコミプラをもっとPRし、悩みをもった聴覚障害者がコミプラを利用できるようにしていただきたいと思うがどうか。
【回答】コミプラに来て、挨拶やおしゃべりなどのコミュニケーションを取る利用者は多くいるが、相談件数にはカウントされない。PRのご意見は参考にしたい。

【質問】職員の対応が悪いと回答した方が10名ほどいるが、心当たりはあるか。
【回答】職員それぞれが業務に追われているため、気が付かず待たせてしまったなど、すぐに対応しなかったことなどが考えられる。改善に努めたい。

【質問】来所したらライトが付く機器を置くなどの工夫は考えられないか。
【回答】以前、設置していたことはあったが、ライトが付くまでの反応が遅いことに加えて、フラッシュライトで目がチカチカするため撤去した経緯がある。パトライト式の機器などもあるようなので、改めて検討したい。

【質問】難聴者全員がデジタル化についていけるわけではないので、ICT機器等の使い方の講座を開いてほしい。また、コミプラの機関誌には、国や県の制度等に関して情報提供や解説を掲載してもらいたい。会員でない難聴者もたくさんいるので、このような情報をもっと提供してほしい。
【回答(県)】デジタルの講習や講座については、コミプラ以外の団体も含めて実施できるか検討したい。
【回答】機関誌については、紙面の都合もあるのでどのように掲載するか検討したい。

(2)県立点字図書館

施設の実地調査及び指定管理者等からのヒアリングを実施した。

主な質疑等

【質問】利用者満足度調査の内容を見ると、要望事項が多く、期待も大きいものと思う。対応状況等についてはどのようにフィードバックしているか。
【回答】全てに網羅的に回答するのは難しいが、「図書館だより」等で回答している。

【質問】公式LINEの開設は素晴らしいと思うが、誰とつながっているかは把握できるのか。
【回答】システム上、相手の個人情報は分からない仕組みになっている。
【質問】サピエ図書館の利用者についてはどうか。
【回答】利用者は把握できているが、誰が何を借りたかまでは分からない仕組みになっている。
【要望】デジタル化にうまく対応いただいていると思う。一方、全員がLINEや電子メールを使えるわけではないので、引き続き工夫した取組をお願いしたい。

【質問】眼科と連携した広報に取り組んでいるということだが、情報提供の取組はどのようか。
【回答】群馬県眼科医会を通じ、加盟する眼科医院にリーフレットの配架を依頼している。また、公共図書館80か所程度にも同様の協力を依頼している。さらには、啓発イベントなども実施し、広く県民に向けた情報発信にも努めている。リーフレットを見て来ましたという方もいるので、地道に続けていきたい。

【質問】図書にとどまらない事業に工夫して取り組んでいただいているが、点字付きかるた体験会の反響はどうか。
【回答】コロナの関係で中止していたものを、令和4年度から再開し、実施しているもの。初回から皆勤賞の人もいれば、初めてという人もおり、反応は良い。

【質問】利用者の高齢化が進んでいるものと思うが、若年層の開拓にはどのように取り組んでいるか。
【回答】行事の開催がどうしても平日になるので、若い人は参加しにくい状況になっているものと認識している。一方、若い人を意識して日曜日の開催にすると、今度はヘルパーさんが捕まらないというジレンマもある。工夫はしたいが、難しい状況もある。
【要望】点字図書館だけの問題ではないと思うが、非常に頑張っていただいているので、続けていけば少しずつ広がっていくと思う。また、同じ内容を複数回実施したり、関係団体の行事と日が重ならないようにするなどの配慮も必要と思う。

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