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群馬県依存症対策推進計画の策定について
更新日:2024年3月27日
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群馬県では、令和6年3月に「群馬県依存症対策推進計画」を策定しました。計画の本文はPDFファイルでご覧いただけます。
1 趣旨及び内容
「群馬県依存症対策推進計画」は、アルコール健康障害対策基本法第14条第1項に基づく「都道府県アルコール健康障害対策推進計画」と、ギャンブル等依存症対策基本法第13条第1項に基づく「都道府県ギャンブル等依存症対策推進計画」として位置づけられ、依存症対策全般に係る医療分野における個別基本計画として定めるものです。
2 計画の期間
令和6年度から令和11年度までの6年間の計画とし、3年ごとに見直しを行うものとします。
3 計画の基本理念
1.依存症の発生、進行及び再発の各段階に応じた防止対策を実施します。
2.依存症当事者及びその家族が、日常生活及び社会生活を円滑に営むことができるように支援します。
3.各種社会問題に関する施策との有機的な連携を図ります。
4 基本的な方向性
- 正しい知識の普及及び依存症を未然に防ぐ社会づくり
- 誰もが相談できる相談場所と、必要な支援につなげる相談支援体制づくり
- 依存症の治療が身近な地域で可能な医療体制づくり
- 依存症者等が円滑に回復し、社会復帰するための社会づくり
5 施策体系
重点課題1 将来に渡るアルコール健康障害の発生を予防する
- 20歳未満の者の飲酒をなくす。
- 妊娠中の飲酒をなくす。
- 生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者の割合を減少させる。
重点課題2 将来に渡るギャンブル等依存症の発生を予防する
- 計画期間中に、新たに県内大学等を訪問するなどして、若年層を対象とした啓発セミナー等を年1回以上実施する。
- 「借金に関する無料相談会」等の関連問題の相談の場を積極的に活用し、ギャンブル等依存症の可能性がある者への相談窓口や支援制度の紹介などの取組を年10回以上実施する。
重点課題3 依存症全般に渡り、予防及び相談から治療、回復支援に至る切れ目のない支援体制を構築する
- アルコール・薬物、ギャンブル等、ゲームの各分野における依存症の特性に合わせた対策を検討するため、依存症地域支援連携会議を年1回以上実施する。
- アルコール健康障害、ギャンブル等依存、薬物依存の各分野で地域連携の要となる専門医療機関を5箇所以上指定する。県全域の中核となる治療拠点機関を1箇所以上指定する。