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DAOガイドライン
更新日:2024年3月27日
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DAO(分散型自律組織:Decentralized Autonomous Organization)は、中央集権的なリーダーが存在せず分散された参加者が自律的に運営する組織の概念です。ビットコインなどの暗号資産の取引台帳管理の仕組みをモデルにしており、各所でブロックチェーンの技術に支えられています。 DAOは、参加者が居住地によらず、どこからでも自由に活動できるため、近年、関係人口の増加や地域課題の解決、地方創生などへの貢献が期待されています。 群馬県では、コミュニティや地域団体、スタートアップ、市町村などがDAOを活用し、地方創生や産業創出などに繋げることを目指し、DAOの設立と運営に関する基本的な事項をガイドラインとしてまとめましたので是非ご活用ください。
DAOガイドライン - 新しいコミュニティへの道しるべ - (PDF:5.53MB)
1 主な対象
- DAOによる活動を目指す方
- 関係人口増加や地域課題解決、地方創生などを目指す方
- Web3やDAOに関心がある方 など
2 DAOガイドラインの概要(抜粋)
法的及び制度的側面
- 法的な主体…合同会社、株式会社、一般社団法人、NPO法人、法人格のない組織等
- 会計基準…日本会計基準、米国会計基準、国際会計基準などに準拠
意思決定メカニズム
- 投票プロセス…ガバナンストークンやNFTの保有者がSnapshot等のプラットフォームで投票
- 信頼性の確保…重要な投票の履歴はいつでも誰でも参照できるよう、ブロックチェーンに記録
資金管理
- 資金調達…ガバナンストークンやNFTの販売、又はベンチャーキャピタルなどからの融資も可能
- 資金配分…特定メンバーへ権力が集中しないよう設立時に配分計画を明確化