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令和5年度農業基礎講座を開催

更新日:2023年12月14日 印刷ページ表示

管内の就農後3年未満の方を対象に、全3回の農業基礎講座を開催しました。

1 ねらいと背景

 就農相談者および就農して間もない生産者を対象に、農業に関する基本知識を習得する目的で農業基礎講座を開催しました。​

2 取り組み成果

 全3回の講座を通じて延べ35名の参加がありました。9月15日に第1回講座「農薬に関する基礎知識」を開催し、農薬についての座学と現地でかん水紙を利用した研修会を行いました。露地ナスのほ場で生産者に背負い動噴での実演を行ってもらい、農薬の散布ムラやドリフト状況について目で見て確認することが出来ました。特にドリフト状況ではナスの株基から3.5メートル離れていても農薬は飛散しており、隣の畑の農作物との距離に注意が必要なことを学びました。就農相談者からは「次年度の作付けの参考になった」との感想をいただきました。10月24日に第2回講座「青色申告と農業簿記」ではJA群馬中央会職員を講師に、農業簿記の基礎知識を学びました。青色申告制度の主な特典など就農相談者にとって参考となる講義でした。12月11日の第3回「先輩農業者に学ぶ」では、施設トマト栽培に取り組む生産者とネギ周年栽培に取り組む生産者を講師に、先輩農業者の経営を学びました。トマト生産者のほ場では資材等を工夫して暖房費用の節減に取り組んでおり、またネギ生産者ほ場ではネギを年間9回植付しており、安定的な経営のための先輩農業者のアイディアに参加者は感嘆していました。

3 今後の方向

 次年度も新規就農者の地域への定着や仲間づくりの場につながるよう講座を行っていきます。

(画像)「農薬に関する基礎知識」の様子
​「農薬に関する基礎知識」の様子

(画像)「先輩農業者に学ぶ」の様子
「先輩農業者に学ぶ」の様子