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令和6年度 病害虫情報 第1号(オオタバコガ)
更新日:2024年5月14日
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令和6年_病害虫情報第1号(オオタバコガ)(PDF:724KB)
トラップへの誘殺数が、6地点全地点で、平年より早い時期から増加し、平年に比べて多くなっています
次世代の幼虫の発生が早く、かつ量が多くなる可能性があります。
発生状況をよく確認して、適期防除に努めましょう。
1 現在までの発生状況
フェロモントラップへの誘殺数が、6地点全地点で、平年より早い時期から増加し、平年に比べて多くなっています(図1~6)。
2 予想される被害と防除対策
- オオタバコガは、幼虫(写真1)が果実や花蕾、結球の内部に食入し、被害となります。
- 防除適期は、ふ化してから食入する前の短い期間となります(食入した後は農薬がかかりにくくなります)。こまめにほ場を見回り適期に防除を行ってください。
- 施設栽培では、開口部に防虫ネット等を張り、成虫の侵入を防いでください。
- 向こう1か月の気象予報(5月9日気象庁発表)によると、平均気温が高くなる確率が80%で、オオタバコガの発生に好適な気象が予想されています。次世代の幼虫の発生が早く、かつ量が多くなると考えられます。今後の情報に注意してください。
図1 フェロモントラップ 藤岡市本郷
図2 フェロモントラップ 昭和村糸井
図3 フェロモントラップ 前橋市江木町
図4 フェロモントラップ 伊勢崎市西小保方町
図5 フェロモントラップ 東吾妻町植栗
図6 フェロモントラップ 太田市前小屋町
写真1 オオタバコガ幼虫