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令和7年度第1回 群馬県読書活動推進会議の開催結果について
更新日:2025年8月6日
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1 日時
令和7年7月16日(水曜日)10時00分~12時00分
2 開催場所
昭和庁舎 22会議室
3 出席者
委員10名出席(2名欠席)、事務局4名
4 傍聴人
なし
5 議事
- 群馬県読書活動推進計画(第2次)について
- 読書活動推進施策に係る令和6年度実施状況及び令和7年度実施予定について
発言の概要(意見交換)
<委員からの主な意見等>
1 読書活動推進の広報・普及方法について
【委員】
- 新聞での広報活動は継続しているが、若年層への影響力は低下しており、SNSや動画など、子どもたちの生活に身近な媒体を活用した発信の必要性がある。
- 子どもたちは読書に対する素地を持っているが、保護者や教員の働きかけにより読書習慣が形成される面が大きく、電子書籍などデジタルの活用も一つのきっかけになる可能性がある。
- 図書館を活用した探究学習や移動図書館の導入は、子どもたちにとって読書を身近に感じる貴重な機会となり得る。
- 家庭で親と一緒に読書を楽しむ時間を持つことが読書習慣の定着につながる。
- SNSや動画をきっかけとした本の紹介は読書意欲を高める上で効果があり、読書カフェなどの気軽な読書空間の整備も有効である。
- 家庭の読書環境が読書習慣や学力と関連していると言われているため、親が子どもに本を読む姿を見せることが重要性である。
- 「読み聞かせ」は、耳からの体験を通じて子どもの感性や思考力を育てるものであり、親が楽しんで読むことが、子どもの読書への関心を高めることにつながる。
【事務局】
- 県では、群馬県読書活動推進計画(第2次)の周知の一環として、チラシに二次元バーコードを添えてブックリスト等を小中学校や保育園等に送付するなどの広報を進めている。
- 電子書籍については、学校単位で試験的に導入している例はあるが、市町村全体で導入している事例は確認されていない。他県の事例も含めて情報収集していきたい。
2 図書館や関係機関との連携について
【委員】
- 学校と図書館との連携は進んでおり、蔵書の貸出や読み聞かせボランティアの育成など、実際の支援活動は積極的に行われている。
- 公民館では、学校との連携のもと読書感想文講座を開催するなど、地域ぐるみで読書活動を支援する取り組みが進みつつある。
- 図書館と民間書店との連携により、貸出数の多い本の情報を共有し、書店での平積み等を通じて読書への興味を促すような仕組みも可能である。
- 図書館では、商業施設を活用した出張図書館のような取り組みも行っており、さらに新たなコラボの可能性を模索していきたい。
- 屋外での読書イベントや青空図書館など、場所の工夫によって子どもたちに新たな読書体験を提供できるとよい。
- 「読書を楽しむ」ことを地域全体で可視化するようなイベントやキャンペーンの実施が、読書文化の醸成に寄与する可能性がある。
【事務局】
・計画を各市町村に理解してもらうとともに、学校や公民館、家庭への普及につながる仕組みづくりを検討していきたい。