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令和6年度第1回 群馬県読書活動推進会議の開催結果について

更新日:2024年7月19日 印刷ページ表示

1 日時

令和6年7月9日(火曜日)10時00分~12時00分

2 開催場所

群馬県庁 101会議室

3 出席者

委員9名出席、事務局6名

4 傍聴人

0名

5 議事

  1. 読書活動推進施策に係る令和5年度実施状況及び令和6年度実施予定について
  2. 群馬県読書活動推進計画(第2次)について
    (1)【骨子案】「基本的な考え方」について
    (2)【骨子案】指標の設定について

発言の概要

<委員からの主な意見等>

1 読書活動推進施策に係る令和5年度実施状況及び令和6年度実施予定について

【委員】

  • 令和5年度の取組についてブックリストの作成・配布を行っているが、今後も活用の推進を行ってほしい。
  • 令和6年度の取組について、これまで県の取組が県民一人一人まで届いていない部分も多いため、読み聞かせボランティアなどを通して周知・発信できとよい。
  • 広報に課題を感じるため、ブックリストや動画をPRする場という意味でも、県でイベントを行えるとよい。
  • 市町村では大きなイベントを実施できるノウハウや人材が少ないと感じるため、イベント開催のコツやNPOとの連携の仕方などの情報提供や情報交換、事例発表ができるとよい。
  • 図書館連携推進フォーラムについては、オンデマンド配信なども含めて開催方法を工夫できるとよい。
  • 未就学児向けブックリストの配布・周知の取組が、令和5年度には記載があるが、令和6年度にはなくなっている。これについては継続して行ってほしい。

【事務局】

  • 今年度は、市町村立図書館(室)にイベント開催を依頼している。
  • 県立図書館で実施予定のビブリオバトルは読書週間中に行うイベントとなると思う。そのような場でも情報提供していきたい。

2 群馬県読書活動推進計画(第2次)について

 (1)【骨子案】「基本的な考え方」について

 <基本目標について>

【委員】

  • 副題について「…主体的に本を読める…」部分の主体的に本を読むという考え方(表現の仕方)に疑問を感じる。主体的にという表現をすると読まなければならないという感じを受ける。
  • 全ての県民を対象にしているが、主体的にという表現が大人に対してはなじみにくい。
  • 主体的になるには、相手から受け取る情報などに影響されて、自分も行動してみようなどとなるものであり、何もない状況から「主体的に」というのは難しい。主体的に行動してみたいとなるような環境を作っていくということが重要である。

<基本方針について>

【委員】

・「多様な県民の読書機会の確保」については、日本語を母語としない方も多くなっており、外国語の本があるという環境を整えておくことで関心の高まりは起こり、異文化を理解するチャンスになる。外国籍ではない方が母語以外の本に触れる機会があるということも多様性を広げるチャンスとなる。

・小さい頃は本が好きだが、ある時期から本離れが進んでしまう状況もある。各園や学校等では、様々な取組をしている。年齢が上がってきたときに本が好きということを継続していくためには公立図書館の支援が必要になる。

・教育ビジョンとの関連で、「対話」についても記載があるが、デジタル社会とは真逆の関係になるとも言える。今後は両方のバランスを考えた読書環境の整備・取組が必要となる。また、バランスの考え方として、図書館から距離が離れているから一概に電子書籍の利用がよいというようにならないように考えて行くとよい。

【事務局】

・デジタル的な取組と対話的な取組の両方を行うということは、選択の幅を広げるということでもあると考える。

(2)【骨子案】指標の設定について

【委員】

  • 1日30分以上の読書という指標については、指標を設定していることの意味が見えない状況であり、目標に達成するために取組を行っている状況でなくなってしまっている。目標値を置くことがマイナスイメージの要因となるのであれば、目標値を設定せず、指標の状況を追うというような方法でもよいかと思う。
  • 市町村の読書計画についての指標は削除してもよいと思う。
  • 公共図書館の貸出し点数に関する指標は、やはり人口減少について加味した指標としたほうが現実的には正しい結果となると思う。
  • 定期的に数字が追えるものを指標としたほうがよい。
  • 取組を行ったり、予算をとったりすることで数値等がよりよくなっていくような指標であるべきであるし、第2次の計画でどの部分に力を入れていくかということをはっきりとさせていかなければならない。
  • バリアフリーの指標としては、アクセシブルな書籍がどれくらい手に取りやすい状況になっているかというのは指標としてあるとよい。
  • 指標を見直すことは大事。現在の視点は子どもに視点があたっている。県民全体の読書の状況が見えてくる指標があるとよい。市町村でも計画を策定した時には盛り上がる。そのため、指標として取り上げなかったとしても計画改定の促進は県としてしてほしい。
  • 他県の例を参考に指標を決めていけるとよい。

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