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令和6年度病害虫発生予察情報 第11号(2月予報) 概要版

更新日:2025年2月8日 印刷ページ表示

令和6年度 病害虫発生予察情報第11号(2月予報) 概要版 (PDF:518KB)

気象の1か月予報(令和7年2月6日 気象庁発表)

平年と同様に晴れの日が多いでしょう。気温は平年より高くなる見込みです。降水量は平年に比べて少なく、日照時間は平年に比べて多くなる見込みです。

2月の病害虫予報 注目ポイント

施設果菜類  アザミウマ類…発生量:やや多い

果実への吸汁加害や、黄化えそ病を媒介します。現在までの発生量は平年並ですが、施設内で発生が確認されているため、注意しましょう。

キュウリ・トマト  コナジラミ類…発生量:やや多い

トマト黄化葉巻病、トマト黄化病、キュウリ退緑黄化病を媒介します。現在までの発生量は平年並ですが、施設内で発生が確認されているため、黄色粘着板を設置するなど、早期発見に努めましょう。

アザミウマ類の発生に要注意

  • アザミウマ類は、多くの作物に寄生し吸汁加害します(表1)。
  • ミナミキイロアザミウマはキュウリ黄化えそ病(MYSV)、ヒラズハナアザミウマ・ミカンキイロアザミウマ・ネギアザミウマ等はトマト黄化えそ(TSWV)を媒介します。
  • 生育適温(25度)では増殖スピードが速いため、ほ場をよく観察し、早期防除に努めましょう。
表1主なアザミウマ類と寄主作物
寄主作物(主な施設果菜類) ヒラズハナアザミウマ ミカンキイロアザミウマ ネギアザミウマ ミナミキイロアザミウマ
バラ科 イチゴ 被害あり 被害程度大きい 被害あり  
ウリ科 キュウリ 被害程度大きい 被害程度大きい 被害あり 被害程度大きい
ナス科 トマト 被害あり 被害あり 被害あり  
ナス 被害程度大きい 被害程度大きい 被害あり 被害程度大きい

引用:アザミウマ防除ハンドブック(農文協)

その他の病害虫

その他の病害虫の発生予測の一覧

作物名

病害虫名

発生量

特記事項

施設果菜類

灰色かび病

現在までの発生量は平年並。多かん水を避け、循環扇や暖房機等を用いた通風を行う等、施設内の湿度低下に努める。

うどんこ病

現在までの発生量は平年並。多発してからの薬剤散布は効果が劣るので、発生を認めたら早めに防除する。

イチゴ

アブラムシ類

現在までの発生量は平年並であるが、施設内でスポット的に発生している例も見られる。発生が多くなると防除が困難となるため、早期発見・早期防除に努める。

ハダニ類

現在までの発生量は一部でやや多いが平年並。発生が多くなると防除が困難となるため、早期発見・早期防除に努める。

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