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令和6年度群馬県環境審議会循環型社会づくり推進部会の議事概要

更新日:2025年4月17日 印刷ページ表示

1 開催日時、開催場所

 令和7年2月12日(水曜日)~令和7年2月26日(水曜日)

 書面開催

2 配布資料

【資料1】第三次群馬県循環型社会づくり推進計画 目標達成状況 (PDF:208KB)

【資料2】第三次群馬県循環型社会づくり推進計画 進捗点検状況一覧 (PDF:91KB)

【資料3】第三次群馬県循環型社会づくり推進計画 進捗点検調査票(個票)(PDF:249KB)

【参考資料1】補足説明資料(資料1~3)(PDF:85KB)

【参考資料2】群馬県環境審議会循環型社会づくり推進部会の設置及び運営に関する要領(PDF:74KB)

【参考資料3】群馬県環境審議会 部会委員名簿(令和6年9月1日~令和8年8月31日)(PDF:55KB)

【参考資料4】資料「第三次群馬県循環型社会づくり推進計画」の中間見直しについて (PDF:222KB)

3 会議概要

(1)議題

 第三次群馬県循環型社会づくり推進計画の進捗評価について

(2)委員の主な質問・意見等

ア 質問

質問

回答

資料

 使用済小型家電その他資源ごみについて、市町村によって取り組みの差が大きかったり、消極的であったりする理由や課題を教えてほしい。

 市町村における小型家電の回収方法には、ステーション回収、ボックス回収、イベント回収、ピックアップ回収、清掃工場等への持込み、認定事業者の宅配便方式を利用した回収方法等があり、市町村の実情に応じた回収方法により回収が行われている。

 また、市町村が直接小型家電を回収するのではなく、家電量販店等の小売店と連携し、小売店に回収ボックスを設置している市町村もある。

 小型家電回収の課題としては、費用がかかるステーション回収を実施している市町村は少ないこと、小型家電の回収方法を増加していく必要があること、小型家電の回収方法に係る県民への周知がある。

資料3

個票2

 (2)今後の展開方向で、「市町村によって取組みに差が大きい」とあるが、分別回収の方法と県民の分別回収への意識は連動していると、計画にある。市町村では、回収の仕組みを変えて分別項目を増やしても県民がしっかり分別ができるのかも不安要素になってはいないか。なぜそれほどの差がでているのかを教えてほしい。

 分別回収の品目、方法については各市町村が住民の利便性や経費などを総合的に検討して決定している。

 分別した資源ごみの保管場所や、分別の手間に係る経費に加えて、平成30年に行った市町村アンケートでは、家庭ごみの分別状況について、「あまり分別されていない」と回答している市町村があり、御指摘のとおり、分別数を増やしても分別がしっかりされないことを懸念している可能性もあると思われる。

 なお、使用済み小型家電の分別回収に関しては、No.1の事務局回答を参照してほしい。

資料3

個票2

 「目標に対する貢献度」の評価を「C 予定を下回る効果」にした理由は何か。また、その上で、「今後の展開方向」を書かれてある内容にした理由は何か。

 2(施策項目「廃棄物の発生抑制、資源循環の推進に向けた市町村との連携」)

 目標項目のこれまでの改善ペースでは目標達成は難しいため、Cと評価した。

 「今後の展開方法」の内容の理由は、引き続き前年施策を強化することが重要と考え、概ね同様の内容としている。

 

 3(施策項目「生ごみ、紙・布類のごみ等の減量・リサイクル」)について、目標項目の、これまでの改善ペースでは目標達成は難しいため、Cと評価した。

 「今後の展開方法」の内容の理由は、前年の実施施策(3きり運動普及啓発)に加え、市町村に他自治体の事例を紹介することで、市町村の施策を推進し、施設を設置する場合には交付金による支援を行う必要があると考えたため。

 

 18については、概ね2の内容の再掲となっているので、2と同様。

資料3

個票2・3・18

 「今後の展開方向」にある「一般廃棄物処理施設整備を支援する」ことと、ごみ減量・リサイクル推進の関連性は何か。

 第1章第1節1「計画策定の趣旨」に記載されているとおり、本計画では「廃棄物等の適正処理」も重要な要素となっている。

 将来にわたり一般廃棄物の適正な処理を確保するため、廃棄物の広域的な処理や廃棄物処理施設の集約化等を図った上で、必要な施設の整備を計画的に進め、地域において安定的かつ効率的な一般廃棄物処理体制を構築できるよう支援していく。

資料3

個票3

 バイオマスの活用について、木質は発電事業の活用が記載されているが、他の生ごみやそれ以外のものは、どこでどのように活用されているのか。身近なところで資源が循環していることを県民に知らせていくことは、環境への意識を高めることにもつながると思うので、少しずつでも積極的に知らせてもらえればと思う。  生ゴミは、堆肥化したり、焼却時に発生した熱を利用したりして活用している。例えば、伊勢崎市のごみ焼却施設「市清掃リサイクルセンター21」では、ごみ焼却時の熱エネルギーを利用した発電を行い、現在は施設内の使用電力を自給し省エネ化を図っている。家畜排せつ物等の生ゴミ以外でも堆肥化することで活用している。

資料3

個票13-1

イ 意見・要望等

  • 環境にやさしい買い物スタイル普及促進協議会の事業について、数年前からレジ袋有料化になってから、レジ袋廃棄時に発生するプラスチックゴミが減少したと思われる。しかし、レジ袋を購入する買い物客が依然として少なくないと散見される。個人の意見として、店頭からレジ袋を完全になくすことが必要になってくると思う。(資料3個票1)
  • 特に高齢者は、ごみ出し自体が難しく集積場所まで持参できないケースもある。民間の力を借りる方法として、新聞の古紙回収を行っている販売店に回収を委託するなどの方法を提案したい。(資料3個票2)
  • グリーン購入の推進について、どのような商品を選べば良いのかが消費者にとっては分かり難く、周知が必要だと感じる。「買い物は未来への一票である」ということを分かりやすく伝えることを意識して、購入者にとってもメリットがあることを伝え、「良い買い物をした」と思えるようなしくみのデザイン化を検討いただきたい。(資料3個票4・17)
  • 土壌に直に触れる農業資材は生分解性物質を利用したものへの転換を検討するなど、官学での研究を継続してほしい。(資料3個票5)
  • 河川水中のマイクロプラスチック調査ならびに調査体験ツアーは、内陸県でも海洋汚染の原因となることが実感できるので、大変よいと思う。(資料3個票5・20)
  • 要望として、マイクロプラスチック発生の原因となる河川のプラごみそのものの調査(個数、種類など)と対策の検討を進めていただきたいと思う。除去には市町村との連携、市民との協力などが必要だろう。既に清掃活動が行われている地区もあるが、市民では危険であったり手つかずのところもあるので。(資料3個票5・20)
  • MOTTAINAI運動の推進について、環境などに関心が高い人には積極的に参加する人も多いように思うが、価格の高騰でより安い物を求める風潮のなか、安く購入したものは簡単に捨てられるという意識を指摘する専門家の方もいる。節約の視点も加え、買い物の時から無駄なく上手に買い物をする意識を植え付けるような教育をすることで、廃棄を少なくすることにつなげていただきたい。(資料3個票11)
  • リチウムイオン電池の廃棄物混入、発火事故が頻発しており対策が急務である。現時点では、計画に実施や展開についての具体的記述がない。市町村により対応が異なっており、県民に適切な処分方法の判断を任せるのは無理がある。国(環境省)も動いているが、県・各市町村が協議して、早急に、県民に分かりやすい処理の指針を示す必要があると思う。(資料3個票18)
  • マイクロプラスチック等の実態把握調査など海岸漂着物問題への当事者意識の醸成には、河川の上流県としても一層力を入れてほしい。小中学生を対象とした流域ツアーも継続して行ってほしい。ひとつ提案だが、利根川が太平洋に注ぐ茨城県側の海岸のごみ拾いを群馬の人たちが担い、そのお返しに地元の新鮮な海産物をお土産にもらえるような定期的なツアーの企画はどうか。ツアー参加者には応分の負担を求めてもいい。(資料3個票20)