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畜舎の火災事故を防ぎましょう
更新日:2025年5月26日
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畜舎における火災予防は、大切な家畜と畜舎を守るためにとても大切です。
火災は、保温器具等の使用機会が増える冬期に多く発生しますが、夏場にも電気設備の漏電等により発生することがあります。日頃から点検を行い、予防に努めましょう。
1 電気設備と配線は漏電と過熱の点検を行いましょう
(1)漏電の点検
絶縁が傷ついたり、ホコリが付着することによって漏電やショートを起こし、火災や感電の原因になりますので点検しましょう。
- 電気設備と配線に雨や結露などの湿気による被害はありませんか。
- 扉などに挟まれたり、ネズミや害虫にかじられたことによる配線の露出はありませんか。
- コンセントやプラグ、スイッチの周囲にホコリは溜っていませんか。(日常的に、畜舎全体の整理整頓、清掃をしておきましょう。)
- 電気保安協会等の定期点検を受けて漏電の有無を確認しましょう。
(2)過熱の点検
電気の使用容量をオーバーしたり、コンセント、スイッチの接触が悪くなったりすると過熱による発火の原因となりますので点検しましょう。
- タコ足配線による容量オーバーはありませんか。
- プラグはコンセントにしっかり差し込まれていますか。老朽化していませんか。
- 開閉器には適正なヒューズが使用されていますか。
2 家畜排せつ物から発生するメタンガスに注意
過去には、家畜排せつ物から発生するメタンガスに何らかの火が引火して火災が発生した例があります。メタンガスが発生しやすい場所では、火気の取扱いに注意しましょう。
3 畜舎火災の発生を想定した準備をしておきましょう
- 消火器具を整備・充実しておきましょう。
- 消火訓練に取り組みましょう。
- 家畜の避難方法や避難場所を検討しておきましょう。