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令和7年度協働活動支援員等研修会
更新日:2025年6月6日
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「子供の自己肯定感を育むアートツアー」
6月5日に群馬県立美術館において、令和7年度協働活動支援員等研修会を開催いたしました。
この研修会では、近代美術館教育普及係の小菅瑞希さんを講師に迎え、西部管内の学童支援員、協働活動推進員、教諭など多くの方が参加し、「子供の自己肯定感を育むアートツア-」と題し、対話型鑑賞を実際に体験する形式で研修を行いました。
対話型鑑賞とは、美術作品を前にして、子どもたちが自由に感じたことや考えたことを言葉にし、仲間と共有しながら鑑賞を深めていく方法です。正解を求めるのではなく、「自分はこう感じた」「こう見えた」という一人ひとりの視点を大切にすることで、子どもたちは「自分の感じ方でいいんだ」という安心感を得ることができます。また、他の人の意見を聞くことで、「そんな見方もあるんだ」と新たな気づきが生まれ、自分の考えを広げることにもつながります。こうした体験を通して、子どもたちは自分の存在や考えに価値を見出し、自己肯定感を少しずつ育むこともできます。
研修に参加した方からは、「対話型鑑賞を初めて体験し、他者の意見や自分の感想を否定せず認め合う素晴らしさを実感した。」「一つの絵についても人それぞれ感じ方が全く違って面白かった。どんな意見も尊重され、共感してもらえることを嬉しく思った」といった大変温かいご感想を多数いただきました。
今回の研修を通じて、参加者の皆様が子どもたちの自己肯定感を育むための新しいヒントや、日々の指導に繋がれば幸いです。