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令和7年度 病害虫発生予察情報 第4号(7月予報) 概要版

更新日:2025年7月8日 印刷ページ表示

令和7年度 病害虫発生予察情報 第4号(7月予報) 概要版 (PDF:594KB)

気象の1か月予報(令和7年7月3日 気象庁発表)​​​

平均気温は高い確率80%、降水量は平年並または少ない確率40%、日照時間は多い確率60%です。

7月の病害虫予報 注目ポイント​

果樹類 果樹カメムシ類…発生量:やや多い

令和7年の発生量は少ないと予想していましたが、現在までのチャバネアオカメムシのトラップへの誘殺数は平年並からやや多いです。果樹園への飛来と果実の被害が心配されるので、注意しましょう。

野菜類・花き類 オオタバコガ…発生量:やや多い

前橋と藤岡のフェロモントラップへの誘殺数は平年より多くなっています。今後、発生量が増加しやすい気象が続くと予報されているため、注意しましょう。

イネ 紋枯病…​発生量:やや多い 発生時期:並

高温、多湿で発生量が多くなります。特に昨年、発生量が多かったほ場では注意しましょう。

野菜類 軟腐病…​発生量:並

現在までの発生量はレタスでやや多くなっています。発病後の防除は効果が低いので、予防的な防除を重点に行いましょう。

イネ 葉いもち…​発生量:並 発生時期:並

BLASTAM(ブラスタム)による感染好適条件日の出現日数の合計は平年並です(表)。7月上中旬にいもち病調査をするので、その結果を参考にしてください。

表 BLASTAMによる葉いもちの感染好適条件日の地域別の出現日数の合計(6月1日~7月1日)

地点名

沼田

中之条

前橋

桐生

上里見

伊勢崎

西野牧

館林

神流

本年値

平年値

1.0

1.8

1.0

2.1

4.0

2.8

3.5

3.5

4.0

3.9

2.0

3.1

1.0

2.6

3.0

3.2

1.0

1.4

注1)平年値は直近10ヵ年の平均値。

注2)BLASTAMとは、アメダスデータから葉いもちに感染しやすい日を予測する発生予察モデルです。

 感染好適条件日が多かったり、連続したりすると葉いもちの発生が多くなることがあるので、特に注意が必要です。

その他の病害虫

その他の病害虫の一覧

作物名

病害虫名

発生
時期

発生量

特記事項

イネ

縞葉枯病

 

現在までのヒメトビウンカのトラップへの誘殺数は平年並からやや少ないが、保毒虫率(ヒメトビウンカがイネ縞葉枯ウイルスを持っている割合)が高い地域、イネ縞葉枯病の発生が確認されている地域では注意する。

果樹全般

ハダニ類

 

現在までの発生量は平年並。晴天が続くと多発する可能性があるので注意する。

リンゴ

キンモンホソガ

 

フェロモントラップ調査による誘殺数は平年よりやや多いが、現在までの発生量は平年並。

斑点落葉病

 

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生しやすく、連続した雨などの短期間の気象条件で急増することがあるので注意する。

炭疽病

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生しやすく、特に果実の濡れ時間が長いほど感染しやすいので注意する。

ナシ

黒星病

 

現在までの発生量は平年並。

ダイズ
野菜・花き類

ハスモンヨトウ

 

現在までの発生量は平年並。

夏秋キャベツ
(高冷地)

コナガ

 

フェロモントラップ調査による誘殺数は平年並。梅雨明け後の気温の上昇により、被害が拡大することがあるので注意する。

タマナギンウワバ

 

現在までの発生量は平年並。

夏秋ナス

ハダニ類

 

現在までの発生量は平年並。晴天が続くと多発する可能性があるので注意する。

アザミウマ類

 

現在までの発生量は平年並。

ネギ

ネギアザミウマ

 

現在までの発生量は平年並。

シロイチモジヨトウ

 

現在までの発生量は平年並。

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