ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 環境森林部 > 自然環境課 > 平成30年度第1回群馬県自然環境保全審議会自然環境部会 議事録

本文

平成30年度第1回群馬県自然環境保全審議会自然環境部会 議事録

更新日:2019年4月9日 印刷ページ表示

1 開催日時

平成31年3月14日(木曜日) 午後1時30分~3時20分

2 場所

県庁7階 審議会室

3 出席者

委員:9名(定足数6名)
事務局(県):環境森林部長、自然環境課長、鳥獣被害対策支援センター所長 ほか

4 会議

1 開会

2 あいさつ

3 議事

第1号議案:群馬県カワウ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第二期計画)の策定について

事務局から、議案内容について説明した。

質疑応答の後、全委員から異議がなかったことから、異議がないものとして知事に答申することとされた。

【質疑応答要旨】

【委員】

今後のシャープシューティングの実施計画はどうなっているのか。

【事務局】

現在、平成28年度から平成30年度までの実証事業として実施しており、平成31年度もコロニーの状況を確認しながら、実施していく予定である。

【委員】

平成34年度に個体数を480羽まで半減させる目標であるが、平成34年度の前に半減した場合はどうするのか。

【事務局】

毎年、調査を行いながら捕獲を進めていくことになる。カワウの適正な個体数を明確にすることはなかなか難しいが、半減目標を達成したら、その状況に応じて、シャープシューティングなどの実施をどうするか検討していく。今後も個体数調査の結果を見ながら、長期的なカワウとの共存を図っていくこととなる。

【委員】

捕獲後の個体の処理はどうしているのか。

【事務局】

シャープシューティングの実証事業では、捕獲後に胃の内容物調査を行い、何を食べているのかを確認し、その後、焼却により処分している。河川での有害捕獲でも、ほとんどが焼却等により処分されているようである。

【委員】

捕獲従事者の養成とはどのようなものか。

【事務局】

捕獲には主に銃を用いるが、狩猟者の高齢化、河川での安全面などから難しい面がある。また、シャープシューティングの実証事業では、エアライフルを使用するため、銃の技術とともにカワウの生態を熟知していることも必要であり、県外の業者に委託しているが、迅速な対応が難しい場合がある。そのため、来年度から研修を実施し、県内で捕獲従事者の育成を進めていく予定である。

第2号議案:群馬県ニホンジカ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第四期計画)の一部改正について

第3号議案:群馬県イノシシ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第二期計画)の一部改正について

事務局から、第2号議案及び第3号議案の内容について、一括して説明した。

質疑応答の後、全委員から異議がなかったことから、異議がないものとして知事に答申することとされた。

【質疑応答要旨】

【委員】

この捕獲目標は平成31年度の1年間の目標であるが、豚コレラが発生した場合などは、考慮するのか。

【事務局】

豚コレラの感染に野生イノシシが関連している可能性が指摘されているが、本計画の捕獲目標とは、現状では切り離して考えている。状況の推移を見守りながら、その時点で柔軟に対応していきたい。

【委員】

有害捕獲での銃とわなの比率はどれくらいか。

【事務局】

詳しい比率は不明だが、有害捕獲は農地周辺で行う事が多く、(農地周辺の)住宅地では、銃の使用ができないため、箱わなやくくりわなで捕獲するケースが多い。

【委員】

わな猟免許を取っても捕獲後の止め刺しができないと聞いた。誰が止め刺しを行うのか。

【事務局】

箱わなであれば、電気止め刺し器や槍でつくなどの方法があるが、くくりわなでは危険なため、銃で止め刺す必要がある。わな猟免許だけを所持している人は、地元猟友会など銃猟免許を持っている人に頼み、止め刺しを行っている。市町村、地域の実施隊等と上手く連携を図っていくことが大事である。

【委員】

群馬県で捕獲した個体はジビエとして販売できるのか。また、捕獲個体を食肉加工処理できる施設があるのか。その辺の状況をお聞きしたい。

【事務局】

狩猟等に伴う野生鳥獣肉は、現在、原発事故による放射性物質の関係から県内全域で出荷制限がかかっており、流通ができない。以前、県内でも、吾妻地域などには、食肉加工処理施設があったが、現在は、休止している。

県では、野生鳥獣肉の放射性物質検査を定期的に行っているが、他県などでは、処理施設ごとに全頭検査を実施し、出荷制限の一部解除を行い流通させている事例もある。

【委員】

捕獲目標頭数は必要に応じて柔軟に見直すこととあるが、随時見直すのか。

【事務局】

現在は、2年毎に生息頭数を推定し、目標を見直している。来年度は、計画の全面的な改正となるので、その時にまた検討し、正式な手続きを持って見直すこととなる。

第4号議案:群馬県ツキノワグマ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第二期計画)の一部改正について

事務局から、議案内容について説明した。

質疑応答の後、全委員から異議がなかったことから、異議がないものとして知事に答申することとされた。

【質疑応答要旨】

特になし

その他

【委員】

パブリックコメントに対する意見は、県民に身近な内容であるとコメントが多く寄せられる。管理計画の概要があるが、専門的で県民にはわかりにくい内容である。もっとわかりやすい工夫をすれば、多くの意見が寄せられるのではないか。

【事務局】

来年度、改正予定であるニホンジカとイノシシの計画については、幅広い意見が募れるよう検討したい。

4 閉会

自然環境保全審議会(自然環境部会)開催状況へ戻る

自然環境保全審議会へ戻る