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令和7年度 病害虫情報 第7号(ツヤハダゴマダラカミキリ)
更新日:2025年7月25日
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令和7年度病害虫情報第7号(ツヤハダゴマダラカミキリ) (PDF:306KB)
【県内初】ツヤハダゴマダラカミキリが板倉町の公園で見つかりました
- 現在までに、国内の農作物での発見、被害の報告はありません。
- しかし、ツヤハダゴマダラカミキリは、リンゴ、ナシ、ウメ、モモ、ハナモモ等の果樹及び枝物類にも寄生する可能性があるので、注意が必要です。
写真1 ツヤハダゴマダラカミキリ(提供:西浦雄仁氏)
写真2 ゴマダラカミキリとツヤハダゴマダラカミキリを見分けるポイント(提供:福島県)
1 ツヤハダゴマダラカミキリについて
- 令和7年7月に、群馬の水郷公園(板倉町)のトチノキにおいて、ツヤハダゴマダラカミキリの成虫が確認されました。県内で、本虫が確認されたのは初めてです。
- 体長は約3センチメートル、体色は光沢のある黒色で、白色の斑紋があります(写真1)。外見は、在来種のゴマダラカミキリと類似していますが、写真2のとおり見分けます。
2 農作物への被害について
- 令和7年6月現在、13都県で街路樹等の被害が確認されています。
- 一方で、現在までに、国内の農作物での発見、被害の報告はありません。
- しかし、リンゴ、ナシ、ウメ、モモ、ハナモモ等に寄生する可能性があるので注意が必要です。
- 果樹及び枝物類の生産園で、ツヤハダゴマダラカミキリを疑う害虫を見つけた場合、その場で踏みつぶすなど駆除をしてから写真を撮影し、農業技術センターに早めに連絡してください。
【注意!!】ツヤハダゴマダラカミキリは特定外来生物に指定されているため、飼育、放出、保管、運搬等は原則禁止されています。