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「湯けむり国スポ・全スポぐんま」広報・機運醸成に関するサウンディング型市場調査結果公表
更新日:2025年8月5日
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1 調査実施の経緯
当委員会では、令和11(2029)年の第83回国民スポーツ大会・第28回全国障害者スポーツ大会「湯けむり国スポ・全スポぐんま」(以下「両大会」という。)の開催を控え、各種の準備を進めています。
「あかぎ国体・愛のあかぎ大会」以来46年ぶりとなる両大会の開催に向けた「広報・機運醸成事業」を実施するにあたり、官民共創による効果的な取組を推進するため、当該事業を民間事業者へ委託することを検討しています。
ついては、事業全体の進め方や効果的なアイデアなど、事業実施にあたっての各種条件設定の参考にすることを目的に、当調査を実施しました。
2 実施期間
スケジュール | 期間 |
---|---|
実施要領の公表 | 令和7年6月2日(月曜日) |
オンライン説明会 | 令和7年6月18日(水曜日) |
参加申込期限 | 令和7年6月23日(月曜日) |
質問受付期限 | 令和7年6月23日(月曜日) |
質問への回答 | 令和7年6月25日(水曜日) |
提案書の提出期限 | 令和7年7月7日(月曜日) |
サウンディングの実施 | 令和7年7月9~11,14,15日(5日間) |
3 個別対話参加者
9者
4 対話結果の概要
※ノウハウ等につながる提案の詳細部分は非公表とします。
(1)実施内容について
各者から認知度及び参加率の向上に向けた効果的な取組をご提案いただきました。
提案概要
- 学校・商業施設等でのイベント
学校でのノベルティ配布、県内商業施設でのブース出展やスポーツ教室の開催等 - 各世代に応じた効果的な広告
SNSや新聞・テレビ等、それぞれの媒体の強みを生かした広告等 - 各種メディアの活用
SNS・アプリ等の開設や、テレビ・ラジオ等での番組制作等 - その他認知度・参加率向上につながる取組
(2)事業の効果的な進め方について
当初設計した事業計画のとおり、第1クール(令和7~9年度)では「認知度向上に向けた各種取組の実践」、第2クール(令和10~11年度)では「認知度向上を図りつつ、県民参加を促す事業の実施」が効果的である旨のご意見・ご提案を多数いただきました。
(3)成果連動型委託契約に対する意見について
- 賛同する意見もあった一方、「企業の立場からすると、成果連動支払予定額を使っての事業実施はリスクでしかない」、「公平性のため、公募時の事業提案上限額は、成果連動支払予定額を含む又は、含まない金額のどちらかに統一してほしい」というご意見を多数いただきました。
- 「成果連動支払予定額に充てる予算を使って、更なる広報・機運醸成事業に費やせるというようなインセンティブ設計にした方が良い」など、制度設計に関するご提案も多数いただきました。
(4)県民認知度設定数値等の意見について
- 「賛同する」という回答を多数いただきました。
- 「認知度調査(Webアンケート)の方法が不明瞭のため、調査の対象・時期・質問項目等を公募時に明確化してほしい」とのご意見を複数者よりいただきました。
- 認知度調査の対象年齢によっては、事業実施のターゲットが限定的になる懸念が示されました。
(5)県民参加率の検証方法及び目標数値について
- 検証方法については、(1)Webアンケートによる集計方法、(2)当日の観戦者やイベント等参加者累計数による集計方法、の2通りのご意見をいただきました。
- 上記(2)で集計した場合、延べ人数又は県外居住者等を含む累計人数となるが、当該数値の伸び率が大会に向けた盛り上がりを示す指標となり、機運醸成の一助になるとのご提案も複数いただきました。
- 目標数値については、複数者より数値案をご提案いただいた一方、「現状数値の把握が必要」、「参加率の範囲や具体的な検証方法を第1クールでの実績を考慮しながら協議のうえ決定した方が良い」とのご意見もいただきました。
- その他、参加率向上のための各種施策もご提案いただきました。
(6)その他概算費用やノウハウ等
- 参加率向上の観点で「協賛企業による大会応援の取組も本事業の参加率に組み込んでも良いのではないか」というご意見をいただきました。
- 開催決定年に先催県が実施する「開催決定イベント」を第1クール(群馬県では令和8年度)に実施する案に対して、認知度を高める絶好の機会であり賛同するご意見を多数いただきました。
5 今後の対応
今回のサウンディング型市場調査での提案内容や対話結果を参考に、条件等の再設計や、仕様書作成を行い、事業者公募を実施する予定です。