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令和7年度 病害虫発生予察情報 第7号(10月予報) 概要版

更新日:2025年10月9日 印刷ページ表示

令和7年度 病害虫発生予察情報第7号(10月予報) 概要版(PDF:565KB

気象の1か月予報(令和7年10月2日 気象庁発表)​​​​

平均気温は高い確率70%、降水量は平年並の確率40%、日照時間は少ない確率40%です。

10月の病害虫予報 注目ポイント​

施設果菜類 コナジラミ類 …発生量:多い

現在までの発生量は抑制キュウリで平年より多くなっています。トマト黄化葉巻病やウリ類退緑黄化病のウイルスを伝搬します。キュウリ退緑黄化病が発生しているので注意しましょう。

野菜類・花き類 オオタバコガ …発生量:やや多い

フェロモントラップへの誘殺数は、7地点中4地点で平年より多くなっています。施設栽培では、施設の開口部に防虫ネットを張り、侵入を防ぎましょう。

ネギ シロイチモジヨトウ …発生量:やや多い

フェロモントラップへの誘殺数は、調査している2地点とも平年より多くなっています。中老齢幼虫が葉の内部に食入した後は農薬の効果が低下するので、若齢期の防除適期を逃さないよう注意しましょう。

その他の病害虫

その他の病害虫の一覧

作物名

病害虫名

発生量

特記事項

果樹全般

カメムシ類

(チャバネアオカメムシ)

やや少ない

フェロモントラップ調査による誘殺数は平年よりやや少ない。

ハダニ類

現在までの発生量は平年並。

リンゴ

斑点落葉病

現在までの発生量は平年並。

高温多湿条件で発生しやすく、連続した雨などの短期間の気象条件で急増することがあるので注意する。

炭疽病

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生しやすく、特に果実の濡れ時間が長いと感染しやすいので注意する。

スモモヒメシンクイ

フェロモントラップ調査による誘殺数は一部でやや多いが、現在までの発生量は平年並。

キンモンホソガ

フェロモントラップ調査による誘殺数はやや多いが、現在までの発生量は平年並。

ハマキムシ類

現在までの発生量は平年並。

野菜類

花き類

アブラムシ類

トラップ調査による有翅アブラムシ飛来数は平年並~やや少ない。

キュウリ

べと病

現在までの発生量は平年並。草勢の衰えや、多湿管理下で発生量が増加するため、適切な肥培管理と湿度管理を行う。

うどんこ病

現在までの発生量は平年並。多発してからの薬剤散布では防除効果が劣るので、発生を認めたら早めに防除する。

褐斑病

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件下で発生が急激に増加するため、適切な湿度管理を行う。

アザミウマ類

現在までの発生量は平年並。ミナミキイロアザミウマはキュウリ黄化えそ病の原因となるため、発生に注意する。

ネギ

軟腐病

現在までの発生量は平年並。高温多湿条件で発生が助長されるので注意し、予防に努める。

さび病

現在までの発生量は平年並。秋が比較的低温で降雨が多いと多発する恐れがある。肥料切れにより発生が助長されるため、適正な肥培管理を行う。

ネギアザミウマ

現在までの発生量は平年並。

秋の乾燥条件で発生が多くなるので注意する。

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