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令和7年度 病害虫発生予察情報 第8号(11月予報) 概要版

更新日:2025年11月7日 印刷ページ表示

令和7年度 病害虫発生予察情報第8号(11月予報) 概要版 (PDF:972KB)

気象の1か月予報(令和7年11月6日 気象庁発表)​​​​

平均気温は平年並または高い確率ともに40%、降水量は平年並または少ない確率ともに40%、日照時間は多い確率50%です。

11月の病害虫予報 注目ポイント​

トマト・キュウリ コナジラミ類 …発生量:多い

現在までの発生量は平年より多くなっています。トマト黄化葉巻病やキュウリ退緑黄化病のウイルスを伝搬します。キュウリ退緑黄化病の発生がやや多くなっているので注意してください。

野菜類・花き類 ハスモンヨトウ …発生量:やや多い

フェロモントラップへの誘殺数は、4地点中2地点でやや多くなっています。例年より遅い時期まで飛来する可能性があるので注意しましょう。施設では、開口部を防虫ネットで被覆して、施設内への侵入を防ぎましょう。

ネギ シロイチモジヨトウ …発生量:やや多い

現在までの発生量は平年より多くなっています。 フェロモントラップへの誘殺数は、2地点中1地点でやや多くなっています。若齢幼虫の発見に努め、早期防除を行いましょう。

ネギ ネギアザミウマ …発生量:やや多い

現在までの発生量は平年よりやや多くなっています。食害痕は品質低下につながりますので、カスリ状の食害痕を見つけたら防除を行いましょう。

【コラム】-抑制キュウリ栽培終了後の蒸し込み方法-

現在の栽培で発生しているコナジラミ類・アザミウマ類を次作に持ち越さないために栽培終了後の蒸し込みを行いましょう!!!

《方法》

  • 栽培作物の地際部の切断、適用薬剤による処理などで全ての株を枯死させます。
  • その後、施設を密閉し蒸し込み処理を行います。気温が低い11月~12月頃は、1カ月程度、施設を密閉しましょう。

《注意》

施設内に雑草が残っていると効果が劣るため、処理前に除草を行います。

その他の病害虫

その他の病害虫の一覧

作物名

病害虫名

発生量

特記事項

野菜類・

花き類

アブラムシ類

各種トラップへの誘殺数は平年並。

キュウリ

褐斑病

現在までの発生量は平年並。

べと病

現在までの発生量は平年並。

うどんこ病

現在までの発生量は平年並。

多発してからの薬剤防除では防除効果が劣るので、発生を認めたら早めに防除する。

アザミウマ類

現在までの発生量は平年並。

抑制キュウリの栽培終了後は、施設を密閉し蒸し込み処理を行い餓死させる。

イチゴ

うどんこ病

現在までの発生量は平年並。

多発してからの薬剤防除では防除効果が劣るので、発生を認めたら早めに防除する。

ハダニ類

現在までの発生量は平年並。

発生量が多くなると防除が困難になる。天敵導入前の防除を徹底し、天敵導入後には影響のない薬剤を選択する。

ネギ

さび病

現在までの発生量は平年並。

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