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令和7年度第1回群馬県自然環境保全審議会自然環境部会議事録
1 開催日時
令和7年11月7日(金曜日)10時00分~12時00分
2 場所
昭和庁舎 26会議室
3 出席者
委員12名(定足数7名)
事務局(県):環境森林部長ほか
4 会議
1 開会
略
2 あいさつ
略
3 議事
第1号議案:袈裟丸山狩猟鳥獣捕獲禁止区域の解除について
事務局から、議案内容について説明した。
質疑応答の後、全委員から異議がなかったことから、異議がないものとして知事に答申することとされた。
【質疑応答要旨】
【委員】
解除計画書中「結論」部分のカモシカの表現について、誤解を与えてしまうのではないか。
【事務局】
表現を検討する。
【委員】
ツキノワグマによる皮剥ぎ被害は川場では少ないが、利根や尾瀬などでも酷い。特定の地域に皮剥ぎを覚えている個体がおり、それが遺伝していることが推察される。皮剥ぎは林業に携わる者にとって甚大な被害であり、1日でも早く解除して欲しいということであると思う。
【委員】
昨今、本県の山林は約7割と言われているが、山間部の人口減少、耕作放棄地増加に伴い、野生動物が増加している状況である。野生動物による被害は、人間の命や生活に関わる問題であり、実際に生活している地元の意見を大事にすべきであると思う。
【委員】
ツキノワグマの出没は、秋から12月頃までが多い。解除日が令和8年4月1日とあるが、もう少し早めることはできないのか。また、解除計画書中「解除による本区域への推測される影響」部分のクマタカの表現について、検討した方が良いのではないか。
【事務局】
今後、環境省への届け出や告示を行う必要があるため、解除日を早めて今年度の猟期に間に合わせるのは困難である。
【事務局】
表現については検討する。
【委員】
本区域を解除した場合は、永年解除なのか。再度設定する可能性はあるのか。
【事務局】
今後鳥獣を保護する必要が出てきた場合には、鳥獣保護区を再度設定することはあり得る。
4 報告
ぐんまネイチャーポジティブ戦略(2026-2030)素案について
事務局から、資料に基づき説明した。
【質疑応答要旨】
【委員】
ネイチャーポジティブという言葉は浸透しづらいと思うので、県民がネイチャーポジティブを受け入れやすい工夫をしてもらいたい。地産地消などはわかりやすい。
【事務局】
県ホームページにおける県民向けのわかりやすいページの設置などを検討している。県民にネイチャーポジティブを理解してもらうために、あらゆる工夫をしていきたい。
【事務局】
教育現場においてもネイチャーポジティブについて教えていきたい。また、県総合計画においてもネイチャーポジティブの概念を取り入れていきたい。
【委員】
戦略は、市町村との連携を意識して作成しているのか。
【事務局】
市町村も県同様、生物多様性基本法に基づき生物多様性地域戦略を策定することが努力義務となっている。現時点では県内で策定済みなのは沼田市のみとなっているので、県のこの戦略に続いて、他の市町村にも生物多様性地域戦略を策定してもらうことを意識している。
【委員】
進行管理が具体的に記載されていて良い。2030年まであまり時間がないので、毎年の目標など時間軸に落とし込んでいくと、より効果的に推進できると思う。
5 その他
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6 閉会
略








