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渋川市水源井戸(有馬配水池)の周辺井戸におけるPFOS及びPFOAの測定結果について
令和7年3月に渋川市が実施した同市有馬配水池の水道水源井戸における水質調査により、PFOS及びPFOAが地下水における要監視項目の指針値を超過して検出されました(以降、これまでに4,5,7,8,10月にも超過)。県では、「PFOS及びPFOAに関する対応の手引き(第2版)」(令和6年11月 環境省)に基づき、周囲の状況を確認するために、水源井戸の周辺半径500メートル範囲内にある井戸の水質を分析しました。
水質測定結果
国が定める地下水における要監視項目の指針値(PFOS及びPFOAの合計値:50ng/L)を超過する地点はありませんでした。
調査概要
- 測定時期 令和7年9月
- 測定地点 4地点
- 測定機関 群馬県
| 項目 | 分析結果 | 指針値超過地点数 |
|---|---|---|
| PFOS及びPFOA | 4.5~8.1(ng/L) |
0 |
各測定地点の調査結果
各測定地点における地下水中のPFOS及びPFOA測定結果 (PDF:79KB)
今後の対応
国が定める地下水における要監視項目の指針値を超過する地点はありませんでしたが、今回調査を行った範囲で、新たに井戸の存在が判明した場合には、追加で調査を行います。
(参考) PFOS及びPFOAについて
(1)PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)・PFOA(ペルフルオロオクタン酸)とは
有機フッ素化合物の一種で、水溶性かつ不揮発性で化学的に極めて安定性が高いことから、環境中に放出された場合には水系に移行し、長期的に環境に残留すると考えられています。
(2)ng/L(ナノグラム/リットル)とは
水1リットル当たり10億分の1グラムの物質を含むことを表します。
(3) 要監視項目とは
人の健康の保護に関係する物質ですが、公共用水域での検出状況などから、すぐに環境基準とはせず、今後も情報収集を続けるものです。PFOS・PFOAの指針値は合計50ng/Lで、水道水質基準(令和8年4月1日)と同じです。
(4)有機フッ素化合物(PFAS)に関する情報
有機フッ素化合物(PFAS)について(環境省)<外部リンク>








