令和7年度　病害虫発生予察情報　第9号（12月予報）

​​令和7年度　病害虫発生予察情報　第9号（12月予報） （PDF：150KB）

予報の概要

（発生時期の空欄は連続発生）

主な病害虫の発生予報

1）施設野菜類

1　予報の根拠

1. 現在までの発生量は促成トマトで平年並からやや多く、抑制キュウリではやや多い。
2. 今後1か月の気象予報（12月4日発表）によると、平年に比べ晴れの日が多く、平均気温は平年並の確率40％、降水量は平年並または少ない確率ともに40％、日照時間は多い確率50％である。

2 防除上注意すべき事項

1. 施設の開口部は全て防虫ネット(目合い0.4ミリ以下が望ましい)を設置して、施設内への侵入を防止する。
2. 黄色粘着板を設置し、成虫の発生状況を把握しながら適期防除を行う。
3. 薬剤散布は幼虫が寄生している葉裏に薬液が十分かかるように行う。また薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。
4. 抑制キュウリの栽培終了後は、施設を1か月程度密閉して蒸し込み処理を行い、餓死させる。
5. 多くの植物に寄生するため、ほ場及び周辺の雑草は除去する。
6. 特にタバココナジラミは、トマト黄化葉巻病やキュウリ退緑黄化病のウイルスを伝搬するので注意する。

2）イチゴ

1 予報の根拠

1. 現在までの発生量は平年並である。
2. 今後1か月の気象予報（12月4日発表）によると、平年に比べ晴れの日が多く、平均気温は平年並の確率40％、降水量は平年並または少ない確率ともに40％、日照時間は多い確率50％である。

2 防除上注意すべき事項

1. 発生が多くなると防除が困難となるので、早期発見及び早期防除に努める。
2. 今後、発生しやすい気象条件が予報されているため注意する。
3. 薬剤散布は葉裏に薬液が十分かかるように行う。また薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。
4. 天敵を導入しているほ場では、薬剤散布の際に天敵に影響の少ない薬剤を選択する。

その他の病害虫の発生予報

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