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令和7年度 第2回県立都市公園指定管理者選定委員会 議事概要

更新日:2025年12月9日 印刷ページ表示

1 日時

 令和7年10月7日(火曜日)13時30分から16時50分

2 場所

 群馬県庁29階 第1特別会議室

3 委員の構成

 全公園共通委員 6名
 観音山ファミリーパーク担当委員 1名
 多々良沼公園担当委員 1名

4 議事

  1. 応募状況及び第1次審査結果について
  2. 第2次審査方法の確認
  3. 第2次審査
    (1)観音山ファミリーパークに関する審査
     申請団体によるプレゼンテーション・ヒアリング
     第2次審査に関する意見交換
    (2)多々良沼公園に関する審査
     申請団体によるプレゼンテーション・ヒアリング
     第2次審査に関する意見交換

第2次審査方法の確認

(委員)
 全員がE(特に劣っている(基準点に満たない))の採点をした項目がある場合は選定しないことになるが、その場合は再募集するのか、それとも直営となるのか。

(事務局)
 その様な事態になった場合、再募集又は直営について検討していくことになる。

観音山ファミリーパークに関する審査

「特定非営利活動法人KFP友の会」プレゼンテーション・ヒアリング

※プレゼンテーション内容 略

(委員)
 約20年間の指定管理者としての管理実績があるが、直近10年間で公園の利用方法について変わってきた事はあるか。また、その状況を踏まえて、今後5年間の理想像や改善していきたい点などを伺いたい。

(特定非営利活動法人KFP友の会)
 利用の変化としては、芝生広場で保育園や企業の運動会などが実施されるようになり、口コミで公園の魅力が発信されることで、芝生広場全体を使ってのイベント実施などが増えてきている。
 芝生広場については当初、広いだけで何に使ったら良いかわからない状況であったが、そのような利用が増えてきたことから、否定から入るのではなく、どうしたら受け入れられるか、他の来園者の安全をどう確保するかなどを考えながら、なるべく受け入れている状況である。
 改善点としては、利用者から木陰が少ない、水辺がないなど、小さい子どもと来た時に遊べる場所が少なく、暑い日は遊べる場所がないなどの声をいただいている。そのため、子育て世代や、リハビリにいらっしゃる皆さんが安心して木陰で過ごせるような場所を、なるべく早く作り出し、「どの場面を見ても、人が楽しそうに遊んでいる」そういったイメージを持って、今後5年間を進めていきたいと考えている。

(委員)
 今年は雨が少なく芝生の管理が大変だったと思うが、どのように対応していたのか。

(特定非営利活動法人KFP友の会)
 今年は猛暑により枯れてしまう、茶色くなってしまうということもあったが、4か所ある散水機を毎日回して水を与えたことや、適切に刈るなどして対応したことにより、なんとか綺麗な芝になっている。

(委員)
 サービスセンターとクラフト工房にAEDが設置されているとの事だが、最近は自動販売機に設置されているタイプもあるため、自主事業などで導入を検討していただくと、より安心できる施設になると思う。
 また、普通救命講習を受けているとのことで、すばらしい状況だが、小さな子どもの利用も多い公園のため、更に管理体制をワンランク上にあげるためにも、上級救命講習の受講も検討していただきたい。

(委員)
 義務ではない状況かと思うが、障害者雇用の状況について伺いたい。

(特定非営利活動法人KFP友の会)
 春先まで1人雇用していたが、都合により退職している状況である。現在のメンバーでなんとか管理している状況から、次も必ず障害者を雇用するなどの配慮は難しい状況にある。
 ただし、公園の平等利用の観点からも、施設管理に必要な障害者関係の研修を3年連続で実施しており、園内の段差解消などに取り組んでいる。

「観音山ファミリーパーク」第2次審査に関する意見交換

(委員)
 かなり綺麗に管理されている公園で、障害者施設としても多く利用している。更に使いやすい公園になっていただければありがたい。

(委員)
 日頃からの努力に加え、更に改善していく心持があり、その内容が計画に盛り込まれている。また、物価高騰や人件費上昇を考慮した収支計画を立てているなど、信頼できる団体である。

(委員)
 現場も確認したが、申請者の管理能力は非常に高い印象がある。今後の更なる向上に期待したい。

(委員)
 財務状況を確認したが、経営状況としては、おおむね安定していると思う。

(委員)
 創意工夫して管理しており、すばらしいと思う。ただ、職員を募集しても高齢の方が多いとのことだったので、高齢化が心配である。
 なるべく人件費に指定管理料が充てられるよう、施設の修繕などについては、県でも協力していただけると、県民のためになると思う。

(委員)
 総じて良く管理されており、指定管理者制度を導入して良かったと思える公園である。

多々良沼公園に関する審査

「JA邑楽館林千代田町緑化組合」プレゼンテーション・ヒアリング

※プレゼンテーション内容 略

(委員)
 多々良沼の大きな特徴の1つとして、日本遺産「里沼」がある。多々良沼は「実りの沼」とされているが、申請者はそのことを、どのようにイメージしているか。

(JA邑楽館林千代田町緑化組合)
 多々良沼の水は、地域の農業、特に米麦生産に使われており、地域の生活を支えてきたものであると認識している。

(委員)
 審査項目の1つに、「日本遺産「里沼」として認定されている多々良沼の自然環境を活かし、どのような自然再生・保全活動、環境学習活動を実施するか」とあるとおり、多々良沼にとって日本遺産「里沼」は非常に大事な要素であると思うが、申請者としてはどう考えているか。

(JA邑楽館林千代田町緑化組合)
 審査項目に対する提案としては、自然環境に着目した希少種保全、環境管理対策について記載したところである。なお、日本遺産「里沼」は多々良沼公園にとって重要な要素だと認識しているが、館林市の事業であることから、関連した事業提案は記載しなかった。

(委員)
 指定管理者制度の導入目的は、通常の維持管理はもちろんのこと、民間のノウハウを活かして、快適な公園利用の拡大を図ることである。それを実現していくためには、指定管理期間における公園の特徴を活かした目標、柱が必要である。
 事業計画書には、その様な柱を掲げ、その実現に向けた具体的な提案が記載されていないと、場当たり的な事業を実施するだけに見えてしまう。
 多々良沼公園に求められるものを整理し、事業計画に反映することも必要である。
 また、事業実施に際して関係機関との調整が必要であれば、自ら積極的に働きかけていく姿勢が欲しい。

(JA邑楽館林千代田町緑化組合)
 各種団体との関係性に重きを置いた結果、自ら提案していく姿勢が少なかったことは、ご指摘のとおりである。もし次期指定管理期間も任せていただけるのであれば、多々良沼の魅力を更に学び、こちらから積極的に働きかけ、発信していきたい。

(委員)
 個人的に現地を視察した際、ボランティアセンターが閉まっていた。中に人がいた様だが、何も対応がなかった。職員研修を実施しているとのことだが、それが本当になされているのか疑問に思ったので、その状況を伺いたい。

(JA邑楽館林千代田町緑化組合)
 通常、現場でトラブルなどが発生し、ボランティアセンターに人がいない状況になる場合は、「外出中で、何時ごろ戻る予定です」といった札を立てている。委員が来園された際は、その対応が漏れていた可能性があり、大変申し訳ない。
 職員研修について、例えば今年度実施した救命救急訓練では、地元消防署から講師を派遣していただき、組合を構成する各社が受講した。その他の研修についても、公園を担当する職員は全員参加している。

「多々良沼公園」第2次審査に関する意見交換

(委員)
 観音山ファミリーパークにおけるプレゼンテーションとの差を感じてしまったが、今後、一層努力し管理運営していただきたい。

(委員)
 多々良沼公園の指定管理者については、指定管理者制度導入当初から関わってきた。1期目から2期目にかけて少しずつ良くなり、指定管理者評価委員会における指摘事項についても、少しずつ改善がなされている。また、造園業者であるため、剪定や草刈りなどは適正に行われている状況ではあるが、今回の次期指定管理期間に向けた提案内容は、具体性に欠けていた。

(委員)
 水辺のある公園のため安全対策は重要である。それに対する研修状況や人材育成の記述が少ない。

(委員)
 そもそも指定管理料が低すぎるのではないか。指定管理業務に係る収支決算を確認しても、ほぼプラスマイナスゼロの状況である。募集に対して1団体しか申請がないことが、その事を表しているのではないか。

(委員)
 今年、日本遺産「里沼」が認定継続になるなど話題となる中、それに関連した事業提案が欲しかった。

(委員)
 造園関係の方の管理であるため、とても綺麗に管理されており、安心して歩ける公園だと感じている。県央や北毛などからも人を呼び込むアイデアを出してもらい、もっと魅力的な公園にしていただければと思う。

以上

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