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群馬県衛生環境研究所広報紙「ぐんまえいけん通信 衛」創刊号

「ぐんまえいけん通信 衛」創刊号について

「ぐんまえいけん通信 衛」創刊号 表紙
創刊号は、衛生環境研究所がどのような仕事をしているかを中心に紹介をしています。
ぜひご覧ください。
【目次】
広報紙発行にあたって
群馬県衛生環境研究所 所長 猿木信裕
群馬県衛生環境研究所(衛研)では、一般の方にも衛研の業務を知っていただこうと、この度、広報紙「ぐんまえいけん通信 衛(まもる)」を発行することになりました。広報紙に掲載しているQRコードを読み込めば、記事の詳しい内容や衛研のホームページで公開している感染症情報や研究業績等に簡単にアクセスできます。
群馬県民の命と健康を守るため、「困った時に頼りにされる研究所」を目指して、職員一丸となって調査研究・試験検査・研修業務等に取り組んでいます。
広報紙を通じて、日頃の衛研の業務や研究成果、最近の話題等について、わかりやすい言葉でお伝えしていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
係を紹介します
衛研では、健康と環境を守るために6つの係が協力して検査や研究等の仕事をしています。身近な水や大気の調査から感染症対策まで、県民の安心を支える仕事を紹介します。
総務係
衛研の円滑な運営を支える“縁の下の力持ち”です。職員の業務や予算、施設や物品の管理など、所内全体を支える仕事を通して、研究や検査がスムーズに進むよう日々取り組んでいます。
水環境係
水のきれいさや安全を守るため、川や湖、地下水などの水質を調査しています。安心して水を使い、自然を楽しめるよう、水質の監視や調査を通じて、豊かな水環境を未来へつないでいます。
大気環境係
光化学スモッグや微小粒子状物質(PM2.5)などの人に有害な大気汚染物質の調査や研究を行っています。見えない空気を見える安心へ、安全・安心で快適な生活環境をつくる取り組みを行っています。
感染制御係
日々の調査や医療機関との連携を通じて感染症の広がりを早く見つけ、正しい情報を届けることで、安心して暮らせる地域づくりに取り組んでいます。
感染症の流行をチェックしよう!
感染制御係では、県内で今どんな感染症が流行しているかを、毎週ホームページでお知らせしています。体調管理や予防の参考に、ぜひチェックしてみてください。
研究企画係
衛研では健康や環境に関する様々な研究を実施しています。大学や企業とも協力して研究を進めるために企画や調整をする研究所の“つなぎ役”です。
保健科学係
風邪や食中毒などの身近な病気から、新しい感染症まで、病気の原因となる細菌やウイルスなどの検査や研究を通じて、県民の安心と安全な暮らしを守っています。
研究所を体験しよう
衛研では、「見学・研修」「体験学習」「講師派遣」という3つのスタイルで、皆さまに衛研の活動を身近に感じていただける機会をご用意しています。
見学・研修
衛研の役割や取り組みについて分かりやすく紹介し、施設内をご案内します。また、中学生・高校生向けの総合学習や、大学生のインターンシップ研修も承っています。
体験学習
学校や公民館などへ職員が出向き、体験しながら学べる環境学習を行っています。大気中のPM2.5を測定する簡易装置などを使って、空気のきれいさや環境保全の視点を学びます。
講師派遣
地域や学校へ研究所の職員が伺い、環境問題や感染症など、さまざまなテーマについてお話しします。専門的な内容も身近に感じられるよう、分かりやすくお届けします。
講師派遣では、どんなことをしているの?
高齢者施設や保育所(園)、幼稚園などを対象に、感染症対策を目的とした講義や実習を行います。感染予防の基本に関する座学に加え、吐物の処理方法や個人防護具(マスク・手袋など)の正しい着脱方法を実際に体験する実習も行います。
施設職員に正しい知識と技術を身につけていただくことで、施設全体の感染防止力を高めます。安心・安全な環境づくりを、私たちがサポートします。
研究の成果を発表しました
衛研では、日々の検査や研究の成果を学会などで発表し、専門家と情報共有を行っています。その発表内容の一部をご紹介します。
第66回大気環境学会年会
群馬県における春夏季の二次有機エアロゾルの高時間分解観測 大気環境係 熊谷 貴美代
群馬県における春夏季のVOC高時間分解観測 大気環境係 小池 有理子
第46回日本食品微生物学会・学術総会
食品の調理・加工工程における効果的な除菌方法の検討 保健科学係 遠藤 るい
群馬県における水産食品の薬剤耐性菌汚染状況 保健科学係 高橋 裕子
学術誌に掲載されました
タイトル:Comparison of viral load in the nasopharyngeal swabs of patients with severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 (SARS-CoV-2) in different epidemic seasons in Gunma prefecture, Japan.
著者:Yuki Nakazawa, Hiroyuki Tsukagoshi*, Ryo Shimada, Rina Kubota, Nobuhiro Saruki,
学術誌:Jpn J Infect Dis. 2025;78(5):175-178.
クイズの答え「ステンレス製キャニスター容器」
ステンレス製キャニスター容器とは?
空気中の「揮発性有機化合物(VOC)」という成分を調べるために使われます。VOCは目に見えないガス状の物質で空気中にごく微量しか含まれませんが、その一部は健康に悪影響を与えます。空気を採取するためには専用の機材が必要で、その一つがステンレス製キャニスター容器です。
どうやって使うの?
容器の中を真空状態(空っぽ)にして、一定の速さで空気を吸い込ませることで測定地点の空気を逃さずに容器の中に取り込みます。採取後は容器を研究所に持ち帰り、専用の分析機器でVOC成分を詳しく調べます。








