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温泉熱利用について

更新日:2026年2月25日 印刷ページ表示

温泉熱利用

 熱すぎる温泉や、使用せずに放流されている温泉、また浴用として利用した後の温泉(排湯)などから熱を回収し、有効に活用することで、家庭や施設の暖房、道路の融雪、条件によっては発電などに利用することが可能です。
 こうした取組は、暮らしや地域の産業に役立つだけでなく、二酸化炭素排出の削減や光熱費の低減にもつながります。
 また、地域資源を活かした新たな事業の可能性も広がります。

温泉熱利用についての画像
​(出典:環境省自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室「温泉熱有効活用に関するガイドライン」)

導入の効果

 温泉熱を有効に活用することは、ホテルや旅館、地域の事業者だけでなく、温泉地全体にも様々な恩恵をもたらします。
 エネルギーの節約や二酸化炭素の削減に加え、地域経済の活性化にもつながります。

温泉熱利用による導入効果の例
分類 導入効果(例)
経済

・化石燃料の使用を減らせるため、光熱費を低減できる
・温泉熱利用のPRにより観光客・売り上げ増加が期待できる

環境

・化石燃料の使用を減らせるため、二酸化炭素の排出を減らすことができる
・既に湧出している温泉の活用により、掘削に伴う環境への影響を防止できる

地域・社会

・名産品(温泉熱によるブランド製品、ふるさと納税返礼品等)が創出できる
・温泉熱を活用した第6次産業(温泉熱を活用した農業を行い、作った作物の加工・販売までを行うなど)で雇用や地域経済の活性化につながる
・温泉熱利用で得られた収益により地域の活性化につながる
・環境教育へ活用できる

​(出典:環境省自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室「温泉熱有効活用に関するガイドライン」)

県内での導入事例

草津温泉

 温泉の集中管理方式での配湯を町で運営。
 また、温泉(94.5度)を熱交換器を用い、上水と熱交換を行い60度の温水を作っている。
 旅館等へは54度の温泉の配湯と55度程度の温水供給を、地区内の住宅へは55度程度の温水を供給。
 その他、温泉熱を活用した暖房利用や融雪利用も実施。

草津温泉の熱交換についての画像
(出典:環境省自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室「温泉熱利用事例集」)

温泉熱発電

 令和7年(2025年)に策定した「グリーンイノベーション群馬戦略2035」において、令和17年(2035年)には県内の電力需要量の80%以上に相当する量の電力を再生可能エネルギーで発電するという目標を掲げ、取組の一つとして温泉熱を利用したバイナリー発電(※注)の導入可能性について検討することとしました。
 既存の温泉を利用したバイナリー発電は、既に噴出している熱源があるため探査・掘削コストがかからないことに加え、開発リスクがないため既存の温泉に影響を与えず有効にエネルギーを活用できます。
 さらに、一定以上の温度(現在の技術水準ではおおむね70度以上)と湧出量(現在の技術水準ではおおむね毎分100リットル以上)がある温泉であれば、採算性を確保して発電利用できると考えられていました。
 そこで、群馬県内でも採算性を確保して温泉熱発電が実施可能かを確認するため、令和7年度上半期に三井金属資源開発株式会社(東京都品川区大崎一丁目11番1号)に委託し、群馬県内で最も温度が高く湧出量が多い草津温泉万代鉱源泉を対象に発電設備の導入可能性調査を実施したところ、採算性を確保できる見通しが立つ調査結果となりました。
 今後は事業化に向け、草津町が主体となる形で詳細検討を行います。

(※注)バイナリー発電:熱水や蒸気で代替フロンなど沸点が水より低い媒体を加熱し、その蒸気によりタービンを回す発電方法

【地熱発電と温泉熱発電の違い】
温泉熱との違いの画像

関連リンク

環境省自然環境局自然環境整備課温泉地保護利用推進室「温泉熱の有効活用について」<外部リンク>