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令和7年度 病害虫発生予察情報 第11号(2月予報)

更新日:2026年2月9日 印刷ページ表示

令和7年度 病害虫発生予察情報 第11号(2月予報)(PDF:1.02MB)

予報の概要

予報の概要の一覧

作物名

病害虫名

対象地域名

発生時期

発生量

施設果菜類

灰色かび病

施設栽培地帯全域

 

うどんこ病

施設栽培地帯全域

 

アザミウマ類

施設栽培地帯全域

 

キュウリ

トマト

コナジラミ類

施設栽培地帯全域

 

イチゴ

アブラムシ類

施設栽培地帯全域

 

ハダニ類

施設栽培地帯全域

 

やや多い

(発生時期の空欄は連続発生)

主な病害虫の発生予報

1)施設果菜類

アザミウマ類

発生地域

発生時期

発生量

施設栽培地帯全域

 

1 予報の根拠

  1. 現在までの発生量は平年並である。

  2. 今後1か月の気象予報(2月5日発表)によると、平年に比べ晴れの日が多くなる見込みで、平均気温は高い確率50%、降水量は平年並または少ない確率ともに40%、日照時間は平年並または多い確率ともに40%である。

2 防除上注意すべき事項

  1. 気温の上昇により発生が多くなるため、早期発見・早期防除に努め、低密度のうちに防除する。

  2. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。

  3. 種によって感受性が低下している薬剤が異なるので、効果のある薬剤を選択して防除を行う。

  4. 薬剤防除にあたっては、天敵や訪花昆虫(ミツバチ等)への影響を考慮し、薬剤を選定する。

  5. 一部では、アザミウマ類が媒介するウイルス病が発生している。発病株は感染源となるため直ちに抜き取り、施設外へ持ち出して適切に処分する。

  6. 多くの植物に寄生するため、ほ場及び周辺の雑草は除去する。

  7. 今後、発生しやすい気象が予報されているため、ほ場での発生に注意する。

 (注)アザミウマ類が媒介するウイルス病

  • ヒラズハナアザミウマ :トマト黄化えそ病
  • ミカンキイロアザミウマ:トマト黄化えそ病
  • ネギアザミウマ :トマト黄化えそ病
  • ミナミキイロアザミウマ:キュウリ黄化えそ病
アザミウマ類の発生に要注意
  • 生育適温(25度)では増殖スピードが速いため、ほ場をよく観察し、早期防除に努めましょう。
  • アザミウマ類は、多くの農作物に発生し、作物ごとに発生する種、被害が大きい種が異なります(表1)。
  • 種によって感受性が低下している薬剤が異なりますので、効果のある薬剤を選択しましょう
表1 主なアザミウマ類と寄主作物
寄主作物(主な施設果菜類) ヒラズハナアザミウマ ミカンキイロアザミウマ ネギアザミウマ ミナミキイロアザミウマ
イチゴ 被害あり 被害程度大きい 被害あり  
キュウリ 被害程度大きい 被害程度大きい 被害あり 被害程度大きい
トマト 被害あり 被害あり 被害あり  
ナス 被害程度大きい 被害程度大きい 被害あり 被害程度大きい

引用:アザミウマ防除ハンドブック(農文協)

2)キュウリ・トマト

コナジラミ類

発生地域

発生時期

発生量

施設栽培地帯全域

 

1 予報の根拠

  1. 現在までの発生量は平年並である。
  2. 今後1か月の気象予報(2月5日発表)によると、平年に比べ晴れの日が多くなる見込みで、平均気温は高い確率50%、降水量は平年並または少ない確率ともに40%、日照時間は平年並または多い確率ともに40%である。

2 防除上注意すべき事項

  1. コナジラミ類は低密度の発生でもウイルス病を媒介するため、黄色粘着トラップを設置するなど発生動向に注意し、早期防除に努める。
  2. 施設の開口部は全て防虫ネット(目合い0.4ミリメートル以下が望ましい)を設置して、施設内への侵入を防止する。
  3. 薬剤散布は幼虫が寄生している葉裏に薬液が十分かかるように行う。また薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。
  4. 多くの植物に寄生するため、ほ場及び周辺の雑草は除去する。
  5. 今後、発生しやすい気象が予報されているため、ほ場での発生に注意する。

(注)コナジラミ類が媒介するウイルス病

  • タバココナジラミ :トマト黄化葉巻病 、トマト黄化病、キュウリ退緑黄化病
  • オンシツコナジラミ:トマト黄化病

3)イチゴ

ハダニ類

発生地域

発生時期

発生量

施設栽培地帯全域

 

やや多い

1 予報の根拠

  1. 現在までの発生量は平年並であるが、一部地域でやや多い。
  2. 今後1か月の気象予報(2月5日発表)によると、平年に比べ晴れの日が多くなる見込みで、平均気温は高い確率50%、降水量は平年並または少ない確率ともに40%、日照時間は平年並または多い確率ともに40%である。

2 防除上注意すべき事項

  1. 今後発生しやすい気象が予報されているため、ほ場を見回って発生状況を確認する。
  2. 発生量が多くなると防除が困難となるので、早期発見及び早期防除に努める。
  3. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。また、薬剤散布は葉裏まで薬剤が十分かかるよう丁寧に行う。
  4. 天敵を導入しているほ場では、薬剤散布の際に天敵に影響の少ない薬剤を選択する。

その他の病害虫の発生予報

その他の病害虫の発生予報の一覧

作物名

病害虫名

発生時期

発生量

特記事項

施設果菜類

灰色かび病

 

現在までの発生量は平年並。

多かん水を避け、循環扇や暖房機等を用いた通風を行うなど、施設内の湿度低下に努める。

うどんこ病

 

現在までの発生量は平年並。

多発してからの薬剤散布は効果が劣るので、発生を認めたら早めに防除する。

イチゴ

アブラムシ類

 

現在までの発生量は平年並であるが、施設内でスポット的に発生している例が見られる。発生が多くなると防除が困難となるため、早期発見・早期防除に努める。

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