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令和7年度第2回群馬県自然環境保全審議会自然環境部会議事録

更新日:2026年3月9日 印刷ページ表示

1 開催日時

令和8年1月29日(木曜日)14時35分~16時00分

2 場所

群馬県庁29階 294会議室

3 出席者

委員10名(定足数7名)
事務局(県):自然環境課長、鳥獣被害対策支援センター所長ほか

4 会議

1 開会

2 あいさつ

3 議事

第1号議案:群馬県カモシカ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第五期計画)の策定について

事務局から、議案内容について説明した。
質疑応答の後、全委員から異議がなかったことから、異議がないものとして知事に答申することとされた。

【質疑応答要旨】

【委員】
カモシカの錯誤捕獲はどのくらい増えているのか。

【事務局】
県で集計はしていないが、シカの捕獲を強化しており、自治体の協力でわなの設置が進んでいる。カモシカの錯誤捕獲のリスクが高まっていると考えている。

【委員】
どの地域で錯誤捕獲が増えている等のデータはあるのか。

【事務局】
錯誤捕獲についての報告義務がないため、詳細は把握していない。

【委員】
どの地域で錯誤捕獲が増えている等のデータはあるのか。

【事務局】
今シカを対象にくくり罠をかけているが、シカとカモシカでは生息地域が違うため、あまりかからないといった印象がある。国有林では、昨年1年間でカモシカの錯誤捕獲の実績は1件だけであり、放獣を行っている。
先ほどの説明で令和4年以降はカモシカを捕獲した市町村がないとのことであるが、これは何か理由があるのか。

【事務局】
適正管理計画に規定があり、市町村内で被害があって捕獲が必要な場合には、市町村で地域計画を策定し、県に提出することとなっている。その計画の承認が得られた後に、市町村が捕獲許可申請等を行うのだが、そもそも、市町村から計画が提出されていない。

【委員】
資料編の24ページ以降で捕獲個体の年齢構成等の把握を行っているが、今後の個体数の予測や、それに対する迅速な対策を行う上で重要な情報であると考えている。令和3年度までは捕獲個体の情報があるが、今後はどのように把握していくのか。

【事務局】
年齢構成について、基本的には、捕獲個体から把握を行っている。
捕獲がない場合は、事故等による滅失の死亡個体からの判別の方法もあるが、見た目では判断がつかないため、区画法調査で年齢構成を把握するのは難しいと考えている。なお、滅失個体が発生した場合、自然史博物館で分析を行っている。

【委員】
自然史博物館での分析は、マンパワーの関係もあり、厳しい状況であると思われる。
カモシカを適切に管理していく上で、錯誤捕獲の数字が正しく報告される必要があると考えているが、現在は自己申告によるものが多い。滅失状況も、利根吾妻地域での過酷な環境による衰弱死や雪崩等による事故などが表れているのではと思われる。
山林関係者からは、カモシカの死体を発見しても手間がかかるため届けないという話も聞くため、錯誤捕獲も適切に報告してもらうよう、関係者に周知していくことが必要ではないか。

【事務局】
錯誤捕獲の報告は義務的なものではなく、罰則等もないため、適切な管理ができてない部分もあるかと思われる。
カモシカの生息数は減少傾向であり、地域個体群の安定的な維持のためには、正確に把握していくことが必要と考えているため、各市町村と協力していきたい。

【委員】
シカの増加によりカモシカが減少していることもあるかと思う。シカを減少させる対策と併せてカモシカの情報収集も行った方がよいのではないか。

【委員】
専門家に聞くと、シカは集団行動であるが、カモシカはほとんど単独行動で、食痕等を見つけるのも大変であり、地域個体群により食べるものの嗜好性が決まっている。また、偏食が多く、シカのようにいろいろなものを食べない。加害獣は食痕等で判断していると思うが、シカの被害がカモシカのせいにされている状況もあるのではないか。

【事務局】
カモシカの被害であるか、シカの被害であるかを正確に判断するのは難しい。森林組合等を通して被害の状況を把握しているが、森林組合の職員等が、シカをよく見る、カモシカをよく見るといった判断しかないような状況になっている。

【委員】
計画本文の7ページには、赤外線センサーカメラにより加害獣の判別が可能であると記載されているが、広範囲の中でこういった調査が可能であるのか。

【事務局】
市町村が地域計画を策定する際、被害のある農地周辺に赤外線センサーカメラを設置して、加害獣を特定することに活用している。

【委員】
目標達成のための施策のところにゾーニングイメージの記載があるが、地図上で確認することはできるのか。

【事務局】
あくまでもイメージであり、詳細な地図化は行っていない。

【委員】
緩衝地帯を作るような整備が必要であると思う。市町村の役割だと思うが、具体的な検討が今後できると良いと考えている。

【事務局】
カモシカについては、地図化していないため、他に共有できるものはない。なお、クマについては、具体的に地図化できるようなゾーニングの検討を来年度に実施予定である。クマをゾーニングすることで、他の野生獣の参考にもなると考えている。

【委員】
可視化することにより、広く市民の人にも普及できる可能性があると思う。

第2号議案:群馬県カモシカ適正管理計画(第二種特定鳥獣管理計画・第五期計画)の策定について

事務局から、議案内容について説明した。
質疑応答の後、全委員から異議がなかったことから、異議がないものとして知事に答申することとされた。

【質疑応答要旨】

【委員】
他県におけるネイチャーポジティブの取組はどういった状況か。

【事務局】
ネイチャーポジティブの指標のひとつに「30by30目標」がある。群馬県の達成状況は現在20.4%で、全国平均20.9%をやや下回っている。県によっては既に30%を達成しているところもある。また、企業におけるネイチャーポジティブの取組の推進については、他県ではあまりみられない。本県は令和7年5月に「ぐんまネイチャーポジティブ推進プラットフォーム」を創設しており、こうした取組は先進的であると捉えている。

【委員】
パブリックコメントの意見数がゼロであったとのことだが、ネイチャーポジティブに興味がないのではなく、ネイチャーポジティブを理解できないことが原因だと思われる。森林を伐採してまでソーラーパネルを設置するのが本当に環境のためなのか、経済活性化を名目に水田を工業団地に転換することが本当に良いのか、ネイチャーポジティブの視点でよく考えてもらいたい。

【委員】
ネイチャーポジティブの具体的な取組は今後、県の他の各計画や各課事業に取り入れていくということか。

【事務局】
令和8年度に生物多様性センターを自然環境課に設置し、各部局とよく情報共有等しながら、各部局の事業にネイチャーポジティブの視点を取り入れてもらうことを想定している。また、令和9年度以降の予算にネイチャーポジティブを積極的に反映してもらうことを想定している。

【委員】
パブリックコメントの意見数がゼロという点について、現行戦略「生物多様性ぐんま戦略」とのつながりを周知していれば、もう少し県民に理解してもらえたのではないかと推察する。「ぐんまネイチャーポジティブ戦略(2026-2030)」にも、これまでネイチャーポジティブの取組でどういったことをしてきたのか、また、具体的にこれから何をしていくのかが示せると良い。
ネイチャーポジティブを流域で取り組むというのは非常に重要な視点であると考える。そういった意味で、県外事業者も大事なプレーヤーであり、外からの投資の呼び込みなどについても言及があると良い。

【事務局】
今回策定する「ぐんまネイチャーポジティブ戦略(2026-2030)」では「経済」の視点を組み込んだことが特徴である。そうした点でも県外事業者の群馬県におけるネイチャーポジティブの取組は重要であると認識している。来年度以降、具体的な施策を示していきたい。また、ぐんまネイチャーポジティブ推進プラットフォームには本日(1月29日)時点で65事業者が加入しており、県内事業者だけではなく、本県をフィールドとしてネイチャーポジティブに取り組む県外事業者も参画している。今後、プラットフォームをもっとPRして、県外事業者をさらに取り込んでいきたい。

【委員】
ネイチャーポジティブが浸透していないという課題に対しては、教育に力を入れるべきだと考える。学校で林業について学ぶ時間はわずかになってきている。ネイチャーポジティブは、何年生に何時間授業をやるといったことは決まっているのか。

【事務局】
学校教育の中でネイチャーポジティブについて何時間授業を行うといったような具体的なことは決まっていないが、教育委員会にもしっかり働きかけをしていきたい。

【委員】
子ども向けのリーフレットなど、わかりやすい資料があるとより理解してもらいやすいのでは。

【委員】
尾瀬の泥炭層には二酸化炭素をとどめる働きがあるというような、具体的に自然資本の機能を示すと、子どもたちにもわかりやすい。

【委員】
農業や教育など、横のつながりを意識して取り組んでいってもらいたい。アンケートからも若年層の自然環境との関わりが少ないことがうかがえる。身近な場所で木を植えるなど、小さなことでもよいので、自然との関わりを増やすような取組を進めてほしい。

4 その他

5 閉会

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