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令和8年の果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ)越冬量調査結果

更新日:2026年3月3日 印刷ページ表示

令和8年の果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ)越冬量調査結果 (PDF:227KB)

概要

令和8年1月に調査したチャバネアオカメムシの越冬量は、平年の1.5倍であった。
今後の気象によって、令和8年のチャバネアオカメムシの果樹園への飛来は平年に比べて多くなると予測される。

調査目的

果樹を加害する主要なカメムシ類であるチャバネアオカメムシの越冬量を把握し、果樹園への
飛来の程度を予測し、被害軽減に向けた注意喚起を行うことを目的に本調査を実施した。

調査方法

  • 調査時期 :令和8年1月
  • 調査地点 :県内8 地点(表1 のとおり)
  • 調査方法 :
    • 各調査地点の広葉樹林から3平方メートル分の落葉を採取。
    • 落葉の中で越冬している成虫の数を調査。
    • ​結果は1平方メートル当たりの成虫数で示した。

調査結果

  • 令和8 年1 月に実施した調査では、越冬量は1.2 頭/平方メートル(8 地点の平均値)で、平年の1.5 倍となった(表1)。
  • 高崎市箕郷町善地では平年の4.0 倍、渋川市横堀では平年の5.4 倍の越冬量で、平年を大きく上回った(表1)。
表1 チャバネアオカメムシの越冬量
調査地点 調査年と平年(頭/平方メートル) 平年比(注2)(倍)
令和4年 令和5年 令和6年 令和7年 令和8年 平年(注1)
高崎市宮沢町 0.3 0.3 0 0 0.3 0.2 1.5
高崎市上里見町 0.3 0 0.3 0 0.3 0.2 1.5
高崎市中里見町 0.7 0 0 0 0 0.3 0
高崎市箕郷町善地 0.7 0 2.3 0 2 0.5 4
渋川市横堀 0.7 0 2.3 1 2.7 0.5 5.4
渋川市渋川 10.7 0.3 13.7 0.7 3.7 4.3 0.9
渋川市御影 0 0 1 0 0.3 0.2 1.5
中之条町五反田 0 0 0.3 0 0.3 0.1 3
平均 1.7 0.1 2.5 0.2 1.2 0.8 1.5

(注1) 平年値は過去10 年の平均を示す。

(注2) 平年比は令和8 年と平年の比率(倍)を示す。

令和8年の果樹園への飛来予測

  • 越冬量が多い年は、果樹園近くのトラップへの誘殺が多くなる傾向がある(図1)。
  • 令和8 年の越冬量は平年の1.5 倍になったことから、果樹園への飛来は平年に比べて多くなると予測される。

年次別チャバネアオカメムシの越冬量とトラップ誘殺数の図の画像

図1 年次別チャバネアオカメムシの越冬量とトラップ誘殺数

  平年値:越冬量、トラップ誘殺数ともに過去10 年の平均値を示す。
  越冬量:表1 の調査地点(8 地点)の平均値を示す。
  トラップ誘殺数:県内の果樹園近くに設置したトラップにおいて、7 月から9 月までの間に誘殺されたチャバネアオカメムシの合計数を示す(7地点の平均値)。

 

注意するポイント

  • 果樹カメムシ類の飛来は、地域や園地によって異なるため、農業技術センター(病害虫防除所)が毎月ホームページで発表しているトラップデータや病害虫予察情報(予報)、その他の情報等を参考に園地の見回り等を行って飛来状況を確認し、対策(注)を講じる。
  • 過去には、令和2 年と令和4 年は7 月に、令和6 年は5 月と7 月に注意報を発表した。

(注)果樹カメムシ類への主な対策

  • 早期発見に努め、飛来を認めたら早急に薬剤防除を行う。
  • 夜行性であるため、活動の鈍い早朝に薬剤散布を行うと効果的である。
  • 特にナシでは、多目的防災網(4ミリメートル 目合以下)を展張し、園全体をすき間無く被覆する。
  • 果実の袋がけは被害の軽減に効果的である。しかし、果実が肥大し、袋に密着すると加害される場合があるので注意する。

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