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令和7年度下期(令和8年2月3日・令和8年3月9日)議事録
令和7年度下期群馬県公共工事入札監視委員会 定例会議審議概要
開催日
令和8年2月3日(火曜日)
令和8年3月9日(月曜日)
開催場所
群馬県庁 第一特別会議室
出席委員
委員長 足立 進(弁護士)
委員 川畑 泰子(立教大学准教授)
委員 木村 恵里子(NPO法人理事長)
委員 鴻田 通雄(公認会計士)
委員 田中 恒夫(前橋工科大学教授)
審議対象期間
令和7年4月1日~令和7年9月30日
抽出案件
一般競争入札495件、指名競争入札462件、随意契約122件 合計1079件
令和8年2月3日の審議
1 審議対象工事の抽出結果について
群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第6条第6項の規定に基づき、今回の抽出当番委員から次のとおり抽出結果の報告がなされた。
(抽出結果報告)
一般競争入札495件、指名競争入札462件、随意契約122件 計1079件の工事から、一般競争入札14件、指名競争入札4件、随意契約2件を抽出した。
※20件の工事は別紙のとおり
2 抽出案件の審議について
抽出当番委員が抽出した20件について、事務局から契約内容及び工事概要等の説明がなされた。
抽出した20件の工事について、群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第2条第2号に規定する事項を審議した。
委員の質疑が行われ、議案8、議案77、議案205、議案95、議案893の5件については、より詳細な資料を用いた審議が必要と判断された。
令和8年3月9日の追加審議
5件の審議について
上記5件の工事について、群馬県公共工事入札監視委員会設置要綱第2条第2号に規定する事項を詳細に審議した。
委員からの意見・質問、それに対する回答等
意見・質問 会議の概要のとおり
回答 会議概要のとおり
委員会による提言 なし
会議の概要
議案 8
工事名:令和7年度埋蔵文化財調査センター第三収蔵庫エレベーター更新工事
発注所属:財産有効活用課
工事種別:機械器具設置
契約方式:一般競争入札
予定価格:65,100,000円(税抜き)
契約価格:65,000,000円(税抜き)
落札率:99.8%
応札者数:1者
落札者:三菱電機ビルソリューションズ(株)関越支社
【委員】予定価格の設定はどのように行ったのか。
【発注所属】エレベーターメーカー3者(三菱ビルソリューションズ、日立システムズ、東芝エレベーター)に見積依頼を行い、提出のあった2者の見積額を参考に予定価格を設定した。
【委員】既存エレベーターの改修は、別メーカーでは対応不可能なのか。
【発注所属】他社製エレベーターの改修は、異なるメーカーが行うことは一般的に困難である。ただし、今回の工事は全面的な入替更新であるため、どのメーカーでも施行が可能であることから、入札方式を一般競争入札としている。
【委員】既存メーカーが有利になるのか。
【発注所属】異なるメーカーが参入する事例は少ない。
議案77
工事名:令和07年度 県単治山事業
発注所属:利根沼田環境森林事務所
工事業種:土木一式
契約方式:一般競争入札
予定価格:21,010,000円(税抜き)
契約金額:21,000,000円(税抜き)
落札率:100%
応札者:3者
落札者:増田建設(株)
【委員】落札率が99.9%と予定価格に近いが、この予定価格は最近の積算ソフトにより応札者が算出できるということか。
【発注所属】そのとおりであると考えている。
【委員】応札者が少ないことへの対策として、入札参加資格の地域要件を、沼田土木事務所管内から全県に拡大することは可能か。
【発注所属】当事務所管内の綾戸から北側は山深い山間地であり、渋川や吾妻等の管外からは長距離移動となる。資材や人員の輸送費等を考慮すると、管外業者は管内業者より経費は高くなると見込まれる。
【委員】沼田土木事務所管内で、今回の工事に応札可能な業者数は何者か。
【発注所属】今回の要件では33者である。
【委員】同様の工事では、平均してどの程度の応札数となっているか。
【発注所属】把握している過去2年程度では、3から5者が応札することが多い。
【委員】参加資格要件の業者格付について、A、B区分を合わせて設定することが多いか。
【発注所属】予定価格による。価格が高い工事は、要領に基づきA区分としている。
今回は予定価格を踏まえ、A、B区分の両方を設定した。
【委員】応札者数が3者と少ない場合、地域要件を広げれば応札者は増えるか。
【発注所属】森林土木工事は、他の土木工事と比較して急峻で条件が厳しい現場が多いため、経験のない土木業者は応札しない傾向がある。
【委員】地域要件を広げることを検討しているか。
【発注所属】これまでは検討はしていない。まずは管内の土木業者に森林土木工事を経験していただき育成したいと考えている。
【委員】最低制限価格の算出方法はどのようになっているか。
【発注所属】要領に基づき算定している。
【委員】予定価格には物価高騰が反映されているか。
【発注所属】物価高騰に対しては、設計段階で単価に反映させている。
【委員】先ほど、森林土木工事を経験していただいて育成したいとの回答があったが、沼田土木事務所管内で土木業者が減少しているか。
【発注所属】経営統合した業者もあるが、近年は大きな減少はない。沼田土木事務所管内は業者数が多いと感じている。
議案205
工事名:大規模特定河川 御蔵橋下部工A1橋台
発注所属:河川課
工事業種:土木一式
契約方式:一般競争入札
予定価格:257,430,000円(税抜き)
契約金額:255,000,000円(税抜き)
落札率:99.1%
応札者:9者
落札者:本田建設(株)
【委員】総合評価落札制度の効果について確認したい。
価格のみで評価する場合は大手業者が有利となるが、現場環境の把握や技術力向上の取組等が評価されることで、地方業者も競争可能となる仕組みだと理解している。実際に機能しているのか伺いたい。
【発注所属】本工事では、総合評価落札制度の簡易型を採用している。企業関係評価項目、技術者関係評価項目、施工計画評価項目により多面的に評価している。
【委員】総合評価落札方式は、どの程度の工事規模から採用しているか。
【発注所属】設計金額1億円以上の工事で採用している。
【委員】総合評価落札方式では、具体的にどのように評価しているのか。
【発注所属】評価項目は総合評価点算定基準で定めており、点数化して評価している。
【委員】評価者によって点数にばらつきが生じることはないのか。
【発注所属】評価者間で多少のばらつきはあるが、評価基準を設けているため大きな差は生じず、選定順位が逆転するような事態は少ない。
【委員】どのように評価しているのか。
【発注所属】業者から提出された資料に基づき、現場条件の理解状況や施工上の留意点等の記載内容を確認し、評価している。
【委員】資料には社名が記載されているのか。
【発注所属】社名は伏せた状態で審査している。
議案95
令和06年度 県立赤城公園活性化整備 大沼Cf電気工事
発注所属:自然環境課
工事種別:電気
契約方式:指名競争入札
予定価格:18,150,000円(税抜き)
契約価格:18,000,000円(税抜き)
落札率: 99.2%
入札参加者数:3者
落札者:新友電気工業(株)
【委員】指名12者のうち9者が辞退している原因は何か。
【発注所属】工事箇所は赤城山山頂部に位置しているが、指名業者の多くは市街地に所在しており、現場までの距離が長いことが要因と考えている。また、技術者不足の状況もあり、条件が悪い現場の入札を控えたとも考えられる。
【委員】技術者が不足しているとのことだが、対策は検討しているか。
【発注所属】専門工事を大規模な土木一式工事に含めるなど、発注方法を工夫している。
【委員】複数回入札とのことだが、2回目の入札ではどのような業者を指名したのか。
【発注所属】設計内容を一部見直したうえで、1回目の応札者(2社)、前回指名していないAランク業者(9社)及び現場に近いBランク業者(1社)を指名した。
【委員】設計内容を見直したとのことだが、現場の完成に問題はないのか。
【発注所属】受注者決定後に現場確認を行い、協議のうえ設計変更を実施して完成させるため、問題はない。
【委員】現場確認に合わせて設計を変更することは一般的なのか。
【発注所属】土木工事において、設計と現場条件の相違が生じることはあるため、設計変更は一般的である。
【委員】設計変更金額はどのように決めているのか。
【発注所属】県で定める積算基準や単価等に基づき算出する。基準がない工種では、業者から見積徴収している。
【委員】失格業者が最低金制限価格以下の金額で応札した理由をどう考えているか。
【発注所属】公共工事の入札参加実績が少なく、入札制度を把握していなかったものと考えている。
議案番号:893
管理総合事務所集中管理制御装置ソフトウェア修繕外工事
発注所属:企業局発電課
工事種別:電気通信工事
契約方式:随意契約
予定価格:90,500,000円(税抜き)
契約価格:90,000,000円(税抜き)
落札率:99.4%
入札参加者数:1者
落札者:富士電機パワエレ営業本部発電営業統括部
【委員】今回の抽出理由は、随意契約の目安が数百万以下である中、金額が高額であるためである。今回の工事は、ソフトウェアのプログラムまで修正するのか。
【発注所属】そのとおりである。
【委員】専門性が高いため、随意契約となることはやむを得ないと考える。
【委員】金額の妥当性については、どのように判断しているか。
【発注所属】設計段階で提出された見積書を基に予定価格を算出している。一般的な相場や予算等を踏まえ、精査している。
【委員】金額の精査が課題である。今後も契約する必要があると思われるが、専門性が高く内容が不明な部分は金額の判断ができない。他自治体の事例を参照する等、工夫できないか。
【発注所属】ソフトウェア改修に係る金額を発注者が把握することは困難である。
例えば、設計段階の見積は類似工事との比較を行い、もし乖離が大きい場合は聞き取りを行い、必要に応じて施工時期や仕様を見直している。
【委員】見積に理由まで記載されているのか。
【発注所属】理由は記載されていないため、必要に応じヒアリングを実施している。
【委員】東京都庁では59歳までシステムエンジニアを募集して対応していると聞いている。群馬県企業局ではどうか。
【発注所属】現在の技術系職種は土木、電気、機械等である。ただし、システム関係が得意な職員が担当となった場合には、精査が可能な場合もある。
【委員】システム関係に精通した職員も採用していかないと、DXに対応できないのではないか。
【契約検査課】IT系職種は数年前から採用しているため、相談は可能である。
【委員】予定価格に占めるソフトウェア修繕費の割合はどの程度か。
【発注所属】9,000万円中、6,000万円程度である。今後も発電所側の改造は必要であり、制御方式の修正の際はソフトウェア側の修正も必要になる。なお、今年度は四万発電所のリニューアルに伴う運転再開に合わせた改修を含むため高額となっている。
【委員】金額の精査にあたっては、県庁内の他所属や外部機関に協力を依頼することも検討して欲しい。
総括審議
【委員長】知事への意見出すことについて、文言等含めて一任願いたい。
【委員】異議なし。








