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令和8年度 病害虫情報 第1号(麦類赤かび病)
更新日:2026年4月10日
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令和8年度 病害虫情報第1号(麦類赤かび病) (PDF:481KB)
麦類の赤かび病を適期に防除しましょう
- 麦類の出穂期が、平年より早まる見込みです。
- それに伴い、赤かび病の防除に適した時期も早まります。
- 出穂状況を確認して、適期の防除に努めましょう。
1 小麦の生育状況…出穂期が平年より5~7日早まる見込みです
- 農業技術センターの令和8年産小麦生育基本調査では、小麦(11月14日は種「さとのそら」)の生育は平年に比べ早くなっています。
- そのため、出穂期は平年より早くなることが予測されています。
- 前橋のアメダスデータを用いて予測した出穂期は、4月6日以降の気温が平年並の場合には平年より5日早く、平年より1~2度高い場合には6日、3度高い場合には7日早くなると予測されています(表1)。
- なお、4月9日発表の気象庁1か月予報では、平均気温が平年より高くなる確率が70%とされています。
| 4月6日以降の平均気温 | 平年並注2) | 平年より1度高い | 平年より2度高い | 平年より3度高い |
|---|---|---|---|---|
| 予測される出穂期 | 4月14日 | 4月13日 | 4月13日 | 4月12日 |
| 平年比注1) | 5日早い | 6日早い | 6日早い | 7日早い |
注1)出穂期の平年は平成28年度~令和7年産の平均
注2)平年気温は、平年3年~令和2年の前橋地方気象台観測データの平年気温
2 赤かび病の防除適期について
- 赤かび病の防除は2回行います。
- 麦の種類によって防除適期が異なるため以下の表を確認してください(表2)。
| 小麦 | 二条大麦 | 六条大麦 | |
|---|---|---|---|
| 1回目防除 | 出穂期7~10日後 | 出穂期12~14日後 | 出穂期3~5日後 |
| 2回目防除 | 1回目防除から7~10日後 | ||
注)出穂期とは、「ほ場全体の40~50%の茎が出穂した日」
- 令和8年産麦類では出穂期が早まると予測されるので、出穂状況を確認して適期の防除に努めましょう。
3 赤かび病の被害の特徴
- 被害を受けた粒は茶色く枯れたようになり、その後、サーモンピンク色(鮭肉色)のかびが発生します(写真1)。
- かびからは人畜に有害なかび毒が生産され、出荷できなくなる恐れがあります。
- 次の基準を超えると出荷できなくなりますので、注意しましょう。
- 食用麦:赤かび被害粒の混入割合が0.0%(1万粒に4粒) 注)農産物規格規程(農林水産省)
- 小麦:デオキシニバレノール(かび毒の1種)濃度が1.0ミリグラム/キログラム 注)食品、添加物等の規格基準(厚生労働省)

写真1 小麦赤かび病
被害を受けた粒は茶色く枯れたようになり、サーモンピンク色(鮭肉色)のかびが見られる。








