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令和8年度 病害虫発生予察情報 第2号(5月予報)

更新日:2026年5月11日 印刷ページ表示

令和8年度 病害虫発生予察情報第2号(5月予報) (PDF:368KB)

予報の概要

予報の概要の一覧

作物名

病害虫名

対象地域名

発生時期

発生量

作物全般

アブラムシ類

栽培地帯全域

 

並

イネ

縞葉枯病

感受性品種栽培地帯

やや早い

並

イネミズゾウムシ

早期・早植栽培地帯

並

並

苗立枯病

栽培地帯全域

並

並

ムギ類

赤かび病

栽培地帯全域

早い

並

うどんこ病

栽培地帯全域

 

並

さび病

栽培地帯全域

 

並

果樹類全般

チャバネアオカメムシ

栽培地帯全域

やや早い

やや多い

ナシ

黒星病

栽培地帯全域

 

並

黒斑病

栽培地帯全域

 

並

赤星病

栽培地帯全域

 

並

ハダニ類

栽培地帯全域

 

並

ウメ

かいよう病

栽培地帯全域

 

並

黒星病

栽培地帯全域

 

並

野菜類・花き類

オオタバコガ

栽培地帯全域

 

多い

施設果菜類

灰色かび病

施設栽培地帯全域

 

並

トマト・キュウリ

コナジラミ類

施設栽培地帯全域

 

並

キュウリ

べと病

施設栽培地帯全域

 

並

褐斑病

施設栽培地帯全域

 

並

うどんこ病

施設栽培地帯全域

 

並

アザミウマ類

施設栽培地帯全域

 

並

半促成ナス

ハダニ類

施設栽培地帯全域

 

並

アザミウマ類

施設栽培地帯全域

 

並

夏秋キャベツ

コナガ

高冷地栽培地帯

 

並

(発生時期の空欄は連続発生)

主な病害虫の発生予報

1)ムギ類

赤かび病

発生地域

発生時期

発生量

栽培地帯全域

早い

並

1 予報の根拠

  1. 出穂期注1)から出穂後28日までの期間における降雨日数や子のう胞子飛散好適日数注2)および子のう殻形成日数注3)は、平年並である(表1)。

 注1)出穂期は農業技術センター令和8年産小麦生育基本調査(小麦11月14日は種「さとのそら」)による。

 注2)子のう胞子飛散好適日および注3)子のう殻形成日は下の注4)を参照のこと

 2 防除上注意すべき事項

  1. 赤かび病が発生しやすい高温・曇雨天が続く気象が予報された場合には、特に2回目の防除が未実施の場合、追加防除を検討する。
  2. 次の基準を超えるものは流通できなくなるので防除を徹底する。
    • 食用麦:赤かび粒混入割合基準(0.0%=10,000粒に4粒)
    • コムギ:デオキシニバレノール(DON)濃度が1.0ミリグラム/キログラム

注4)子のう胞子飛散好適日および子のう殻形成日は、以下のとおりいずれも気温が高めで、降雨の当日または翌日に該当する日である。

  • 子のう胞子飛散好適日:赤かび病菌の胞子飛散に適した条件の日

日最高気温15度以上、かつ日最低気温10度以上で、降雨の当日または翌日

  • 子のう殻形成日:胞子の発生源となる子のう殻形成に適した条件の日

日平均気温13度以上で、降雨の当日または翌日

表1 出穂期から出穂後28日間の出現日数(累積日数)
降雨日数  子のう胞子飛散好適日 子のう殻形成日
令和8年 過去10年平均 令和8年 過去10年平均 令和8年 過去10年平均
8日 8日 12日 10日 13日 12日

 2)果樹類全般

チャバネアオカメムシ

発生地域

発生時期

発生量

栽培地帯全域

やや早い

やや多い

1 予報の根拠

  1. 1月に実施した越冬量調査の結果、本年の越冬量は平年に比べて多い。
  2. フェロモントラップ調査では、6地点中3地点で誘殺が平年に比べて早い時期から確認され、その内1地点では誘殺数が平年に比べて多い。
  3. 向こう1か月の気象予報(5月7日発表)によると、平均気温は高い確率60%である。

2 防除上注意すべき事項

  1. 収穫期直前のウメ・オウトウおよび、果実肥大期を迎えるモモ・スモモなどでは特に注意が必要である。
  2. ナシおよびリンゴでは、落花後から収穫期まで被害を受け、6月下旬頃までの期間においても散発的な被害が発生するため、注意が必要である。
  3. 果樹カメムシ類の飛来状況は園地によって差があるため、園内の巡回をこまめに実施し、早期発見に努め、飛来を認めたら早急に防除を行う。特に、夜間の最低気温が高くなると飛来の可能性が高くなるため注意する。
  4. カメムシ類は夜行性であるため、薬剤散布は夕方または活動の鈍い早朝などに行うと効果的である。

3)野菜類・花き類

オオタバコガ

発生地域

発生量

栽培地帯全域

多い

1 予報の根拠

  1. フェロモントラップ調査における誘殺数は、平坦地域で平年に比べて増加が早く、かつ多く推移している。
  2. 向こう1か月の気象予報(5月7日発表)によると、平均気温は高い確率60%、降水量は少ない確率40%、日照時間は多い確率40%である。

2 防除上注意すべき事項

  1. 幼虫は生長点付近の茎葉・蕾・花・幼果に食入する。組織内に侵入した後では防除が困難となる。このため、ほ場をよく巡回し、幼虫の発生を確認した場合は速やかに捕殺するとともに、薬剤防除を行う場合は、発生初期に実施する。
  2. 施設の開口部は防虫ネットで被覆し、成虫の侵入を防ぐ。
  3. 薬剤抵抗性の発達を防ぐため、同一系統薬剤の連続散布を避ける。
  4. 今後、発生量が増加しやすい気象条件が予報されているため、県が発表するトラップ調査結果等の情報を確認し、ほ場での発生状況に注意する。
  5. なお現在まで、県北部地域におけるフェロモントラップ調査の誘殺数は平年並みで推移しているが、今後の気温上昇により発生量および被害が増加する可能性があるため引き続き注意する。

その他の病害虫の発生予報

その他の病害虫の一覧

作物名

病害虫名

発生時期

発生量

特記事項

作物全般

アブラムシ類

 

並

各種トラップへの誘殺数は平年並~やや少ない。

イネ

縞葉枯病

やや早い

並

令和8年2月に採取したヒメトビウンカの縞葉枯ウイルスの保毒虫率は、一部地域では被害が発生する可能性がある保毒虫率であった。

保毒虫率が高い地域では、箱施用剤等でヒメトビウンカの防除を行う。本田防除はヒメトビウンカの発生に合わせて行う。

イネミズゾウムシ

並

並

昨年度の発生量は平年並。

苗立枯病

並

並

昨年度の発生量は平年並。

ムギ類

うどんこ病

 

並

現在までの発生量は平年並。

病斑が上位葉に進展した場合、収量減につながるので、発生を確認したら、適切な防除を行う。

さび病

 

並

現在までの発生量は平年並。

ナシ

黒星病

 

並

現在までの発生量は平年並。

黒斑病

 

並

現在までの発生量は平年並。

赤星病

 

並

ビャクシンにおける冬胞子堆の成熟は平年よりやや早かったが、現在も胞子が飛散する可能性があるので注意する。

ハダニ類

 

並

現在までの発生量は平年並。

ウメ

かいよう病

 

並

現在までの発生量は平年並。

黒星病

 

並

現在までの発生量は平年並。

施設果菜類

灰色かび病

 

並

現在までの発生量は平年並。

発病葉や発病花、発病果は伝染源となるため速やかに取り除き、施設外に持ち出して適切に処分する。

トマト

キュウリ

コナジラミ類

 

並

現在までの発生量は平年並。

タバココナジラミは、トマト黄化葉巻病、キュウリ退緑黄化病のウイルスを媒介するため、施設内に黄色粘着板を設置するなど、早期発見に努める。

キュウリ

べと病

 

並

現在までの発生量は平年並。

肥料切れや草勢の低下、多湿条件で発生が増加するため、適切な肥培管理と温度・湿度管理を行う。

褐斑病

 

並

現在までの発生量は平年並。

促成栽培の後期は施設内が高温条件となり、多湿管理下で急激に発生量が増加するため、適切な温度・湿度管理を行う。

うどんこ病

 

並

現在までの発生量は平年並。

多発してからの薬剤散布は効果が劣るの

で、発生を認めたら早めに防除する。

アザミウマ類

 

並

現在までの発生量は平年並。

ミナミキイロアザミウマはキュウリ黄化えそ病のウイルスを媒介するため早期防除に努める。

半促成ナス

ハダニ類

 

並

現在までの発生量は平年並。

気温の上昇とともに発生量が増加するため、早期発見及び早期防除に努める。

アザミウマ類

 

並

現在までの発生量は平年並。

気温の上昇とともに発生量が増加するため、早期発見及び早期防除に努める。

夏秋キャベツ

コナガ

 

並

現在までのフェロモントラップへの誘殺数は平年並。

平坦部で育苗している場合は、採苗前の防除を徹底し本ぽへ持ち込まないようにする。

(発生時期の空欄は連続発生)

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