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令和8年度 病害虫情報 第4号(スモモヒメシンクイ)

更新日:2026年8月19日 印刷ページ表示

モモヒメシンクイの発生に注意

令和8年度 病害虫発生予察情報第4号(スモモヒメシンクイ) (PDF:317KB)

リンゴ果実への被害防止のため、園内の見回りと適期防除を実施しましょう

概要

  • フェロモントラップ調査では、6~7月の誘殺数が4地点中2地点で平年より多く、中之条町では平年の約2倍、みなかみ町では約4倍でした。
  • スモモヒメシンクイの誘殺数は、例年9月にかけて増加する傾向があります。6~7月の誘殺数が多かったことから、今後、リンゴ果実の被害が増加するおそれがあります。
  • 園内をこまめに見回り、発生状況等に応じた適期防除を実施してください。

(注)

スモモヒメシンクイの雌の性フェロモンを利用して誘引される雄成虫を捕まえるトラップです。雄成虫の捕獲数を 誘殺数といいます。

トラップ調査結果(中之条町)のグラフの画像

図1 トラップ調査結果(中之条町)

トラップ調査結果(みなかみ町)のグラフの画像

図2 トラップ調査結果(みなかみ町)

1 現在までのフェロモントラップへの誘殺状況

 中之条町およびみなかみ町のフェロモントラップ調査では、6~7月の誘殺数が平年より多く推移しました。6~7月の最高誘殺数は、中之条町で平年の約2倍、みなかみ町で約4倍でした(図1、2)。

2 今後の発生予測

  1. 例年、7月から9月にかけて誘殺数が多く、発生量が多い時期です。
  2. 現在、4地点の誘殺数はおおむね平年並ですが、6~7月の誘殺数が多かった地点があったことから、今後も発生量が平年に比べて多くなり、リンゴ果実への被害が増加するおそれがあります(図1、2)。
  3. 関東甲信地方1か月予報(8月13日気象庁発表)によると、今後も気温の高い状態が続く見込みです。そのため、発生量や果実被害が増加する可能性があります。

3 リンゴ果実の被害

  1. 成虫が果皮に産卵し、幼虫が果実に食入すると、果皮下に線状痕が現れる(写真1)、果肉部が食害されるなどの被害が発生します。
  2. 被害部位は褐変し、果実の外観品質が低下します。
  3. 被害果は品質が低下するほか、落果することもあり、商品価値が大きく低下します。

4 防除対策

  1. 園内をこまめに見回り、発生状況および被害果の有無を確認してください。
  2. 被害果や落果を園内に放置すると、成虫の発生源となります。速やかに土中へ埋設するなど適切に処分してください。
  3. 発生状況に応じて、適期に農薬による防除を実施してください。幼虫が果実に食入すると防除効果が低下するため、発生初期の防除を心掛けてください。
  4. 農薬は散布むらが生じないよう丁寧に散布してください。特に園地の周辺部や枝葉が込み合った場所にも、薬液が十分かかるようにしてください。
  5. 農薬を使用する場合は、「シンクイムシ類」に登録がある農薬を使用してください。使用前にラベルを確認し、使用基準を遵守するとともに、周辺への飛散防止に努めてください。
  6. 果実の食入孔から虫ふんが排出されている場合は、モモシンクイガによる被害の可能性があります。必要に応じて加害害虫の種類を確認してください。

果皮下の線状痕の画像

写真1 果皮下の線状痕

スモモヒメシンクイの成虫の画像

写真2 スモモヒメシンクイの成虫(体長:約7ミリメートル)

5 スモモヒメシンクイの最新のトラップデータ

毎週金曜日更新のPDFファイルは、病害虫発生予察情報一覧のページの「令和8年各種トラップ調査結果」をクリックしてください。(スモモヒメシンクイは9ページ目です)​
URL:https://www.pref.gunma.jp/page/20720.html

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