本文
国営施設応急対策事業・赤城西麓地区
更新日:2023年11月21日
印刷ページ表示
事業の目的
赤城西麓地区の基幹農業水利施設は、昭和56年度から平成9年度にかけて国営事業で整備されました。
しかし、一部の施設は整備から概ね20年を経過しているため、コンクリートのひび割れや摩耗等が発生しています。
また、電気設備やポンプは耐用年数を経過しており、保守用部品の入手が困難になってきています。
中でも水管理施設については、故障時には修理ができなくなる可能性が高く、配水管理機能を失うことにより、農業用水の安定供給に支障を来すことが懸念されます。
これらのことから、農業用水の安定供給、維持管理の負担軽減、農業生産性の維持を目的として、保全対策を実施します。
区分 | 沼田市 | 昭和村 | 渋川市 | 前橋市 |
合計 |
---|---|---|---|---|---|
畑 | 249ヘクタール | 1,237ヘクタール | 864ヘクタール | 50ヘクタール |
2,400ヘクタール |
主要工事概要
- 頭首工:根利頭首工(ひびわれ補修、法面工、電気設備更新等)
- 用水路等:導水路(空洞充填、ひびわれ補修)、調整池(水密ゴム交換、電気設備更新、利根調整池耐震化)、揚水機場(ポンプ等更新、電気設備更新)、ファームポンド(漏水補修)
- 水管理施設・水管理施設及び電気設備の更新
- 予定工期:平成28年度~令和5年度
- 事業費:総事業費 1,780百万円(工事諸費等を含む)
根利川頭首工全景
根利川頭首工の法面保護劣化状況
事業実施による効果
事業を実施することにより、農業用水(畑地かんがい)が安定的に供給が図られること等から、年2,020百万円の効果が見込まれています。